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卒業の手続きと卒業式

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指定の科目の単位の取得、卒業試験合格、卒業論文発表が無事に終わり卒業要件を満たすと、いよいよ卒業の手続きが始まります。 ……と、仰々しく書きましたが、実際のところ大した手続きではありません。ですが、日本の大学ではこのような手続きはしなかったので一応書いておきます。 ロシアの大学を卒業するにあたり、必要な手続きはずばり、 サイン&スタンプラリーです(笑) 卒業が確定すると教務課から Обходный лист (アプホードヌィー・リスト) という A6 サイズの 紙っぺら (本当に紙っぺらなんです)が渡されます。 この紙の上部には学生の氏名、専攻、学生番号などの基本情報が書いてあり、その下には学内のどこのスタンプやサインを集めるかの一覧があります。 行き先は主に会計課、大学図書館、学生組合、学生寮などで、学費や寮費の滞納、図書館の本の返し忘れなどが無いかのチェックをし、問題が無ければスタンプまたは担当者のサインがもらえるというシステムです。 無事にスタンプラリーをクリアしたら、この  Обходный лист   と学生証を教務課に渡します。これで卒業証書を受け取るための手続きが完了します。 これで学生証ともお別れになるので記念にパチリw 学生証 と Обходный лист 卒業の手続きが終わったらあとは卒業証書授与式の際に卒業証書と成績証明書を受け取ります。 で、その卒業証書授与式が今日ありました。 先月末の外国人学生向けの卒業前祝いイベントや昨年の卒業式は屋外で行われたのですが、今日の卒業式は例年通り屋内で行われました!保護者などの同伴者は中に入れなかったのですが、それでも外国語学部を卒業する学生が皆集まったので、100人以上の人がコンフェレンス・ホールに集まりました。 日本の一般的な大学と比べると学部の学生数がそう多くないからか、学生一人一人が卒業証書を受け取れます。学部生と一緒の卒業式だったので、自分が日本語を教えた学生たちや、実習の時に教えた留学生と一緒に卒業です(笑) こんな感じで私の2年間の院生生活が無事に(?)終わったわけですが、コロナ禍で授業が急に全面的にオンラインになったり、今年度に関して言えば混合形式で大学と家を行ったり来たりしたり、時間割調整に奔走したりと色々ありました。 体力的にはちょいちょ...

卒業論文の発表

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もう1週間以上前の話になってしまいますが、大学院生活の集大成と言える修士論文の発表があったので、今日はこのことについて少し書こうと思います。 私たちのグループの論文の発表は7月6日に大学で行われました。 去年はコロナウイルスのパンデミックによるロックダウンの関係で論文の発表はオンラインで行われたのですが、今年はワクチンなども開発され状況が落ち着いてきた(?)と上が判断したためか、従来通りの対面形式の戻りました。 とはいえ、ワクチンを接種していない65歳以上の教員は大学に来ることがまだ許されていません。なので、私の指導教官をしてくれた教授はオンラインで参加し、また、クラスメイトの一人は去年の2月にロシア中国間の国境が封鎖されて以来 ずっと北京にいるので、その子もオンラインで論文を発表しました。 最初は違和感しか感じなかったこのオンラインと対面の混合形式ですが、最近はもう普通に感じるようになってきました。 ところで、「卒業論文の発表」はロシア語で、 学部の卒業論文の場合は Защита дипломной работы (ザシータ・ディプロムノイ・ラボーティ) 修士課程の卒業論文の場合は Защита диссертации (ザシータ・ディセルターツィイ) と一般的に言います。 Защита (ザシータ) は 「防衛」 という意味で、研究と執筆に費やした時間と汗と涙の結晶(大袈裟)である論文を守り抜く論文発表のプロセスをよく表している表現だと思います(笑) さて肝心の論文発表ですが、うちの大学の外国語学部では学んでいる第一外国語で発表と質疑応答が行われます。なので、私の同期たちもロシア人のグループは英語、そして私の在籍する留学生グループはロシア語で発表をしました。(先月行われた私の学生たちの論文発表は、日本語主専攻のグループは日本語で発表をしました。) 発表時間は一人あたり10分間でスライドを用いて行います。その後5分ほどの質疑応答がありました。 クラスメイトの中には緊張のせいで具合が悪くなってしまった人もいたので、人前で話すということにはやはり慣れが必要なんだなあと実感しました。 私自身、人前で話すことが特別得意だとは言えないのですが、子供の頃から10年ほど続けていた合唱、そして大学に勤め始めてからの毎日の授業での経験がハードルを下げてくれたなと思います。 ...

外国人学生のための”卒業式”

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先日卒業試験が無事に終わり、今日はうちの大学の国際交流課が外国人学生向けに卒業の前祝いイベントを開いてくれました。 大学からの案内には”卒業式”と書かれていましたが、大半の学生が卒論の発表を終えていない状態で行われたので、実質は前祝い&記念撮影会だったのですが…みんな仲良くアカデミックガウンと身にまとい、角帽をかぶって、一足先に卒業生気分を味わってきました(笑) 屋内での催し物はまだまだ制限があるので、屋外での開催でした。気温は30℃を超えていたので、このガウンはかなり暑かった…(^_^;) コロナ禍で昨年の3月からオンライン授業、秋からはオンラインと対面の混合形式で授業をしていたので、実習で教えたグループの学生たちともやっと実際に会ったりできたのはちょっと嬉しかったです(笑) 卒業証書の代わりに今年卒業する外国人学生全員が写ったフレーム入り写真を記念品としてもらいました^^ 約1週間後に卒論の発表が控えているので、気を引き締めて行きます!

ロシアの大学(院)の卒業試験

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6月26日は、大学院の卒業試験でした。無事に合格できたので、今日はロシアの国立大学の卒業要件や卒業試験の特徴について書こうと思います。  ロシアの国立大学(院)の卒業要件 ロシアの国立高等教育機関(大学や大学院)を卒業するためには、 カリキュラムに含まれる科目と実習の単位取得 卒業論文の執筆と発表 卒業試験合格 という3つの要件を満たす必要があります。 それぞれについてもう少し詳しく書いていきます。 カリキュラムに含まれる科目と実習の単位取得 日本の大学の場合、その年に開講されている講義の一覧と自分の専攻の必修科目などを照らし合わせて、自分で履修登録をするので、学生一人一人が自分専用の時間割があるのが一般的かと思います。 ロシアの場合、専攻ごとに時間割が決まっていて、その時間割に書かれている授業は全てその学年のそのセメスターにおける「必修科目」と「選択必修科目」です。 例えば外国語学部の場合、第一外国語やそれに付随する科目が必修科目で、第二外国語が選択必修科目といった具合です。 日本の大学で言うところの一般教養科目のようなものもありますが、これも選択の自由はなく、哲学、心理学、ラテン語、情報科学、体育などが必修科目としてグループの時間割に組み込まれています。 ※大学院は専門科目がほとんどで、一般教養科目は心理学と情報科学のみでした そして、各科目ごとにセメスターの終わりに試験があり、この試験に合格すると、日本で言うところの単位がもらえます。 ロシアの大学のセメスター試験は「ザチョット」と「エグザーミェン」という2つのタイプがあるのですが、それぞれについては過去の記事をご参照ください。 ロシアの大学の試験 ① Зачёт(ザチョット) ロシアの大学の試験 ② Экзамен (エグザーミェン) 試験課題編 ロシアの大学の試験 ③ Экзамен (エグザーミェン) 試験の成績編 また、カリキュラムには専攻に関連した実習もあり、実習が無事終了すると単位がもらえます。 カリキュラムに含まれる科目や実習を全て終了すれば、第一関門はクリアです。 卒業論文の執筆と発表 2つ目は卒業論文。これは特に説明は必要ないかもしれません。 論文執筆の過程で日本の大学との違う点を挙げるとすれば、ゼミナールが無いことでしょうか。 教授と、その教授が指導をする学生たちが集まって研究の経過...

新年のご挨拶

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 すでに数日経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。 毎度使いまわしですみません…(^_^;) 昨年は例の病原菌関連で生活スタイルがガラッと変わってしまったわけですが、今の状況を見る限りではまだまだ…というかもう二度と100%元の生活には戻れないのではないだろうかという気さえします。 幸い我が家は特に大きな病気をするわけでもなく1年を過ごせたので、このままの調子で今年も行こうと思います。 さて、今年は順調に行けば私は大学院を卒業できるはず。そして夏には去年おじゃんになった日本への一時帰国が……できたらいいなぁ…! とまぁ希望を語る前にまずは休み明けに待ち構えている前期の試験期間をクリアすることが最優先事項ですね。 そういえば、今年は学長からのお達しで1月1日~10日は休みのはずなのですが、院の先生の独断により本来は年末にやるはずだったテストが1月にずれ込みました(^_^;) というわけで、明日からの予定は 5日 院のテスト前カウンセリング 6日 院のテスト 7日 院のテスト前カウンセリング 8日 院のテスト 10日 院の試験前カウンセリング 13日 院の試験 18日 院の試験+大学の試験 22日 大学の試験 18日と22日の試験の前にもそれぞれカウンセリングが入ります。そして、25日からは大学院の教育実習が始まります。 あれ…これって実質冬休みないのでは…?(;^ω^) 何はともあれ、今年もちょこちょことロシアのことなどを発信できればと思っておりますので、気長にお付き合いいただければと存じます。

ここ数週間の話

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 今日は、ブログをほったらかしにしていたこの数週間について書こうと思います。 某病原体の影響で前年度後期に通信教育を導入したうちの大学。9月1日に新年度が始まったんですが、現在なんと、オンラインと対面の混合形式で授業が行われています。 混合形式とはなんぞや!? 1限がオンラインで2限が対面とかだったら5分で大学行かにゃアカンのか!? と、最初の1週間は学生らも教師陣も大混乱でしたが、やっと落ち着いてきたのでブログを書いています(笑) オンラインと対面の混合形式、実際はどんな感じでやっているのかというと、20人以上いるグループはオンラインで講義を行うとか、学生は教室間の移動制限アリという縛りがある状態ですが、学年やグループごとに通学日が決まっていて、その日の授業は全て対面、それ以外の日はオンラインで授業が行われている、という感じです。 ちなみに大学内に入る時には入口のゲートのところで体温測定があり、学内でのマスク着用が義務化されています。まあ義務化されているとはいえ、一度ゲートを通ったらマスクを外したり、またはマスクから鼻を出したりしている人達はかなり多いのですが…… 今セメスター、私が受け持っている授業が10コマあるのですが、そのうち対面式の授業は3コマのみ。あとは全てオンラインです。 オンラインの授業は基本的にスカイプで行っています。 初級の学生が多いので、学生たちが実際に日本語で発話する機会が出来るだけ多い方がいいかなと思い、この方法をとっています。 前のセメスターは3月半ばのロックダウン時に実家に戻ってしまいインターネットの接続状況が思わしくなく授業に中々参加できなかった学生もいましたが、今年度は混合形式で通学日があるため、遠方の学生も寮に戻って来ており、ネット環境も整えやすいみたいです。 大学院の方も、現在は教育実習中なので授業はないですが、セメスターはじめは混合形式。オンラインの日はスカイプでの授業でした。 一方、娘が通っている幼稚園は、8月の中旬頃から完全に再開しました。以前と目に見えて変わったことといえば、朝幼稚園の入り口で体温検査が行われるようになり、園内の何箇所かに消毒用ジェルが置かれるようになったことぐらいです。 ですが全体的な雰囲気を考えると、以前よりもさらに鼻水や咳くしゃみの症状にうるさくなったような気がします。少しでも鼻水が出ていた...

大学院1年目を振り返って

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今日は私の大学院生生活1年目を振り返る日記的な記事です。 by freepik 昨年の9月、産休&育休、そして娘の幼稚園入園待機の無給休暇でまる4年のブランクから大学の仕事に戻り、それと同時に大学院生にもなった私、この1年は……ちょいちょい大変でした(あくまで当社比) 育児との両立 育児に関しては、幼稚園には嫌がらずに行ってくれたし、病気になった時も義母が休みを取ってくれたりしたので、そこまで大変ではなかったんですが、某ウイルスが原因で幼稚園が閉鎖&私がリモートワークになってからがキツかったです。 今までは娘が朝登園してから私の仕事が始まるお昼ごろまでが私の自由時間もとい授業の準備&院の宿題などをある程度集中してする時間だったのですが、それがなくなってしまったので…。 それでも仕事も勉強もしなければならないので、長時間タブレットを見せる日々が続いたのも、ちと心が痛みました。 仕事との両立 前期は教えるコマ数が週9コマで、大学院の授業も週9コマ。 後期も途中で通信になってしまいましたが前期とだいたい同じような授業数。 時間に換算するとそんなでもないのですが、それらに付随する準備や復習の時間を取るのが結構大変でした。 ただ、メリットも勿論あって、院で勉強したことを自分が教える授業ですぐに使ってみることができる点は、得た知識をより効率的に定着させるという意味で良かったと思います。 学業自体 以前アルビノ関連の記事で書いた居眠り問題 対策として、 授業中は話を聞くことに集中 できる限り板書を読まない できる限りノートを取らない をした結果、この1年、授業では一度も居眠りをしませんでした!(何かの快挙であるかのように書いていますが、本来これが当たり前なんでしょうね…) さて、それでもノートが全くない状態だと復習ができないので、授業中デジカメで撮影した板書やスライドを家に帰ってからノートにまとめて書くという作業をしていたのですが、これに時間がかなりかかりました。 前期のうちは頑張って全て手書きで書いていたのですが、就寝時間が午前2時3時なんてこともザラでした… 後期は流石にキツかったので、”手書きノート派”の先生に許可を取って、ワードでまとめたりしたので負担は多少軽減できました。 こんな感じで、勉強そのものについては対策方法が分かったので、来年度もおそら...

コロナ影響下での生活について

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今日はコロナ関連のニュースではなく、最近の私のこと書いていきます。 若干愚痴っぽくなるでしょうから、その手の記事がお好きでない方は回れ右でお願いします。 by freepik 大学の通信授業 まずは3月17日に大学の授業が通信授業になってから約1か月が経ちました。 最初のうちは「これで幽霊学生が授業に参加してくれるようになるかな!?」と淡い期待を抱いていたのですが、幽霊は幽霊のまま、対面だろうがスカイプだろうが授業には出てこないことが分かりました。 課題の提出率は直接手渡しじゃない分少し上がったような気はしますが。 通信授業については後日もう少し書こうと思います。 幼稚園閉園 3月28日~4月5日の大統領令による非労働期間とそれ以降、幼稚園が閉園になっています。 なので娘もかれこれ1か月、家にいます。 スカイプで授業をしている間、娘にはタブレットで動画を見てもらっているのですが、1日に複数コマ授業があるときには何時間も見せることになってしまうので申し訳ない&娘の目が心配。 なので、スカイプでの授業がない時間帯はできるだけ娘の相手をするようにしているのですが、これだと授業の準備や学生たちから送られてきた課題のチェック、院の課題ができません。 塗り絵などで一人遊びをしてもらうにも、年齢的なものなのか、本人の性格なのか、数分置きに「ママ見てー!」の繰り返しなので集中できず…(^_^;) ただ、ひとついいことがあって、私といる時間が増えたことで、日本語が伸びるスピードがまた上がってきました。 先日実家とスカイプした時には以前とは比べ物にならないくらい積極的に日本のじじばばと話していたので、かーちゃん感動。 仕事は夜中に後回しになってしまうけど、その分娘の日本語が伸びてくれるなら、もうちょい踏ん張ろう。 (他の選択肢無いんだけどね) 大学院の課題 大学院は現在、実習期間中なので授業と言える授業はなく、課題提出のみです。娘と家にいる状態なので、授業数が少ないのは本当に助かります。 ただ、通信だと授業に使われる教材が文字情報のみなので、それを読むことに私は苦労しています。 ワードなどの形式でもらえるので、文字サイズをいじれるのですが、いかんせん文字情報が頭に入らない。 これは視力の問題というよ...

新年のあいさつと年末のこと

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まずは新年のあいさつ 皆様、新年あけましておめでとうございます。 昨年はお世話になりました。 本年も相変わらずの不定期更新だとは思いますが、 記事の質の向上と内容の充実に努めてまいりますので、 どうぞ気長にお付き合いいただければ幸いです。 令和2年 元日 年末、何してたの? さて、年末の間ブログをほぼ放置して何をしていたのかというと…… 大学院の前期総決算 大学院のテストや試験、実習(修論のための資料集め)のレポート書きなどに追われ、半分死んでました(笑) ですが、おかげさまでテストは無事合格。今セメスター唯一の試験(英語)も無事に「優」をゲット。実習レポートも相方に(かなり)手伝ってもらった結果、無事に提出できました。 いやー、相方いてよかったw(こんなところで!?) 大学の仕事も前期の〆 さて、自分の学業の話はこのくらいにして、肝心な仕事のほうですが、12月後半はザチョットと呼ばれるセメスター通貨テストの時期。私が担当しているグループのザチョットがありました。 それから、年末のハイライトといえば、学生たちそれぞれに自分の「今年の漢字」を選んでもらい、それを毛筆で書いたこと! スマホの手本を見つつ書いているのを見て 時代の移り変わりを感じるアラサーの私 そして出来上がったのはこちら! View this post on Instagram A post shared by Mami (@mami_zubora) on Dec 28, 2019 at 11:52am PSTわ こちらはもう一つのグループ View this post on Instagram A post shared by Mami (@mami_zubora) on Dec 28, 2019 at 12:20pm PST (2枚目は何食わぬ顔で私も混ざってますがw) この子達、9月に日本語の勉強を始めて、最近やっと漢字の勉強をス...

ようやく Get! 学生用定期 УмКа (ウムカ)

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以前に記事に書いた リャザン市内用の学生用定期券 УмКа(ウムカ)。 申し込み当初は10日ぐらいでできると言われていたので、学生組合のページに新着情報が上がるたびにチェックしていたのですが、上がってくる名簿の中に私の名前が見つからないまま1ヶ月以上が経過しました。 流石に遅いし、 もしかしたら何か不備があって手続きが進んでない? それとも申込書なくされて放置されてる? と色々考えてしまいましたが、ここで一人で考え込んでも仕方がない!ということで、先週の月曜に学生組合に行ってきました。 そこで帰ってきた答えは、「たぶん次回来ます。」 それから待つこと2日、ついに次の名簿が到着、そして私の名前を発見しました!定期券の受け取りには学生証が必要とのことだったのですが、名字も名前もロシア人の物とは明らかに違う&先日問い合わせに行ったため顔パスでもらえました。 10月24日、無事に定期券をゲット! 念願の定期券 さて、無事に受け取れたし早速使うぞー!と思ったのですが、なんと効力を発するようになるのは翌月1日からだそうな。 そしてこの定期券、受け取った段階では学生向けの一番高いプランが設定されています。これは月800ルーブルでバス、トロリーバス、マルシュルートカ(それぞれ乗車1回23ルーブル)が乗り放題です。 でも私、ぶっちゃけトロリーバスはほとんど乗りません。 因みにバスとマルシュルートカの定期は1か月570ルーブル。その差額、実に230ルーブル、つまりトロリー10回分です。月に10回もトロリー乗らないので、早速料金プランを570ルーブルの物に変更しに行きました。 料金プランの変更や、定期券へのお金のチャージは市内にある КВЦ(Кустовой Вычислительный Центр:公共料金支払い所?)でできます。もしお金のチャージだけだったら、КВЦ以外にも郵便局やいくつかの銀行などでもできます。 さーて、プラン変更もお金のチャージも無事に終わって、明日は遂に11月1日。早速使ってみようと思います。

留学生集会

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今週の水曜日、うちの大学で開かれた留学生集会なるものに行ってきました。 リャザン大学の本館、2階のカンファレンスホールで行われたこのイベント、主に寮に住んでいる学生や大学がビザサポートをしている学生向けの話をする場なので、私は行かなくてもいいかな?と思ったのですが、国際交流部の方から、「参加必須」とのお達しがあった上に、このイベントのためにこの日の留学生向けの授業は休講になっていたので、見に行ってきました。 こちら、うちの大学の国際部(日本だと国際交流課っていうのかな?)のトップ。 2019年9月現在リャザン国立大学は、学部、修士課程、準博士課程合わせて30ヶ国から合計約400人の留学生が在籍しています。その内、今年入学した留学生は15ヶ国から計約100人。その中に私も含まれています ^_^ 留学生集会では寮でのマナー、学費の支払期限や留学生向けの医療保険、ビザや滞在登録関連の手続きの話や、他の町へ行く際の申請の方法など、留学生なら必ず知っておかなければならない話が色々されていました。これなら全員強制参加だったのもうなずけます。 あとは留学生一人ひとり、写真も撮りました。産休・育休で4年家にいた私。子供と一緒だと自分の写真を撮る機会って中々無かったので、、この機会に私も撮ってもらいました。参加した留学生ほぼ全員の写真を撮っていたので、今現在データ待ちですが。 とりあえず既に上がっている集合写真をば。後ろの席に座っていたので結果的に前の方に立つことになってしまった……(笑) かれこれ9年も(そのうち4年は家にいたけど)大学に勤めていると新入生気分はあまりありませんが、院のグループメイト以外の留学生と話す機会にもなってよかったです。

リャザンの学生用定期券 УмКА (ウムカ)

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今日は学生用定期券についての話です。 リャザンで使用可能な定期券の話で、モスクワに留学予定の方にとっては全く役に立たない情報になってしまいますが……最近はうちの大学に留学しに来てくれる日本人の学生も増えているので、 書いておこうと思います。 9月から仕事復帰と大学院入学をした私、職場兼通学先である大学に週6で通っています。2019年9月現在、リャザンの交通機関の運賃は、マルシュルートカ、バス、トロリーバスともに一律23ルーブルです。 10年前、私がリャザンに来たばかりの頃はトロリーバスが8ルーブル、バスが9ルーブル、マルシュルートカが10ルーブルでしたので、ものすごいインフレのスピードです。 とまぁその話は置いといて、 毎回財布の中を漁って硬貨を取り出すのがかなり面倒に感じてきました。 しかも自宅がリャザン市内の割と端の方にあるので、大学前まで乗り換えなしで行けるマルシュルートカは1種類しかありません。 大学からバス停ひとつ半ほど離れたところにある他のバス停まで行く交通機関はたくさんあるのですが、日によっては荷物がかなり多くなるため、歩くのが嫌で途中で乗り換えをすることもあります。 そうなると今度は別の問題が発生しますそれはもちろん交通費のことです。行きも帰りも乗り換えして行った場合、1日当たり23ルーブルが4回で92ルーブルになります。さすがに毎日乗り換えで行くことはないと思いますが、もし仮にそれをした場合、週6で大学に行っているので、一週間に約550ルーブルが交通費に消えることになります。1ヶ月に換算すると2000ルーブル超え。薄給な大学教員にとってはちょっと痛い出費になります。 そこで現在大学院生である立場をフル活用して学生用の定期券を申し込むことにしました。 リャザンクレムリンの写真入りです УмкКА (Умная Карта :スマートカードの略)というこの定期券、色々な種類のものがあるのですが、学生用のものは全日制のコースに通っている学生のみが使えるお得な定期券です。 ※学部生または院生として留学している場合は使えますが、夏季コースなど短期で来ている留学生は使うことができません。 夫婦揃って学生の場合や、3人以上子供がいる家庭などには特別価格が設定されていますが、私はそれらに該当していないので、通常の...

大学院の授業スタート

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日本語講師としての授業が始まってから1週間後、先週月曜から私の大学院の授業もスタートしました。 この1週間、ほぼ毎日時間割が変わっていて、講師の仕事同様、こっちでも教務課に振り回されています(笑) 週9コマと、大学時代と比べたら授業数はそう多くはないのですが、いかにせん講師との兼業なので、時間のやりくりが大変です。ましてや、産休、育休、そして娘の幼稚園入園待機期間と、合計4年も自宅警備員をしていた身なので、体力が……娘を寝かしつけながら自分が寝落ちることもしばしば。 そして、約10年ぶりの学生生活を始めて思うことは、「ホント、世の中便利になったなぁ~」の一言に尽きます。 弱視であるため板書やスライドの字が見えないことが結構ある私。あらかじめ先生方の許可をいただき、講義は基本的に全て録音、そして板書やスライドをデジカメで撮影させてもらっています。そしてそれを自宅PCとGoogle Drive の両方に保存しているので、講義を聞きなおしたくなったらいつでもできます。 ちなみに講義中は受講用のノートを作り、それにひたすら殴り書き。それを家に帰ってからまとめる日々。これ、地味に時間がかかるのですが、こればかりは仕方がない。 専攻が「外国語と通訳・翻訳の教授法」なので、先生方からは講義を受けるだけではなく、自分が教える時のために教案的なものを同時進行で作っておけ、と口酸っぱく言われています。 ここで役に立つのがGoogle ドキュメントの音声入力システム。ロシア語のキーボードがまだまだ使いこなせない私は本当に助かる。PCにマイクをつないで話すだけで入力ができるのだもの。時々私の発音が悪いのか誤認識されることもありますが、それでもひたすら手でカチャカチャ打つよりもよっぽど速い!これなら論文も少しはスムーズに進むかもしれない(まだテーマすら決めてないけど) そして、受験勉強にも使っていたのですが、何か文献を読まなければならない時はそれの電子版がある場合はスマホの読み上げソフトを使っています。文字を目で追って読もうとすると、どうしても読むという作業に気が行ってしまって内容が入ってこないので…… こんな感じで、自分が思いつく範囲で色々なサポートを使って勉強している状況です。他の院生と比べたら、ノート2度書きなどのせいで効率は悪いですが、そ...

新年度スタート! 時間割に釘付け。

去る9月2日より、新年度の授業がスタートしました。 うちの大学だけかもしれませんが、各講師が担当する授業が確定するのは8月最後の平日に行われる学科会議。というのも、夏の間に講師が転職しちゃったり、辞める・休暇に入るなどの連絡を8月下旬になってからする講師がほぼ毎年いるから。今年度は2人講師が減り、その代りと言ってはなんですが、私が4年ぶりに復帰しました。 私が4年いなかった間に、今までのこと、少しは改善されてないかなー?と、淡い期待を抱いていたのですが、残念。何も変わっていませんでした(笑) 上記の通り、講師の担当授業が8月末に決まるので、時間割が出るのは9月最初の平日です。幸いこの日は入学式などの催し物があるので授業は無いのですが、それでも…ね。 そして他の学部のことはちょっと把握していないのですが、うちの学部は時間割と教室の割り振りを教務課の人がアナログで(※作業はPC上ですが、専用のソフトなどを使わず)しています。彼女らは教務課職員であると同時に講師としても仕事をしているので、多忙からか時間割にちょいちょい間違いがあります。 教室のダブルブッキングや、1人の講師が同じ時間に2つの授業を割り振られている、など…… 今年度は幸い、私はそのような事態には見舞われていませんが、いつか再び授業のダブルブッキングに見舞われたら、娘のままごとセットのナイフ(本物だと流石にジョークがキツすぎるからね)を持って教務課に行き、それを担当の人に渡して 「私を今すぐ2等分してくれ!5分後に〇〇号室で××の授業、△△号室で□□の授業があるんだ!」 と言ってみたい……。鼻で笑われるのがオチですけど。 話がそれましたが、そのようなミスと、あとは単純に講師たち本人のワガマ……じゃなくて都合により、新年度開始後、最初の2週間ぐらいは授業時間や教室がかなり変動します。そのためこの時期は時間割から目が離せません。時間割が貼りだされている掲示板前は授業開始前に人だかりができます。 でもこの時間割、とにかく字が小さいんです。私の視力だと掲示板のガラスケースに顔が張り付くぐらい近づいて、やっと読めるか読めないかぐらい……。悪あがきはさっさと諦め、同僚の先生に手伝ってもらいました。 私が担当する授業は週に9コマ。 そして大学院も週に9コマ。 合計18コマ……! ...

大学院への道 ⑧ 学費の入金と、職員用学費部分免除の申請

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大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ ⑤ 健康診断 ⑥ 日本から書類が到着 ⑦ 入学試験 去る9月20日の入学試験に合格し、無事に大学院への入学が決まった私。入学前のラストスパート、最初のセメスターの学費の入金&入学手続きの仕上げと、学費の職員割引の申請です。 まずは合格発表があった後、国際部から連絡が来ました。 「入学手続きのための書類が準備できたから、サインしに来てね」 国際部に行って入学同意書と、契約書にサインをした後は最初のセメスター分の学費の入金をします。 学費の振込方法は2つ。 大学の会計課で書類を作ってもらい、支払窓口で現金で支払う方法 銀行から振り込み、または振替で支払う方法。 2つ目の方法は支払・振込をする人の名前と、入学予定者の名前が一致する必要があります。私は振込用の口座は持っていないので、大学の会計課で支払うことにしました。 支払いが無事に済んだら、控えを国際部に持っていくと入学手続き完了です。国際部の人が必要書類を揃えて、入試課に持って行ってくれます。(私の場合は諸事情により締め切りギリギリだったので、自分で入試課に持っていきましたが…) 入学手続き完了者のリストは、大学のサイトに随時公開されていきます。 ところで、入学試験の結果もそうでしたが、入学手続き完了者もパスワード等が全く必要ないところにPDFでアップされます(うちの大学だけかもしれませんが……) 個人情報管理って何………( ̄▽ ̄;) さて、残るは職員用の学費割引の申請です。これに関しても大学によって差があるかもしれないので、ブログに書いてもあまり意味が無いような気がしますが、念のため。 職員向けの学費の部分免除は「常勤」として長年働いている講師が対象です。全日制なら3割、夜間コースなら5割の免除が受けられます。最初に得た情報ではどのコースでも5割免除という話だったのですが、やはり全日制は学費がかさむ分、免除率が下がるようです。学費は大学の貴重な財源ですから、仕方ないですね。 以前記事を書いた時には出ていなかった情報なのですが、留学生向けの学費もロシア人学生と同じで、私が行く全日コースは年に13万ルーブルのようです...

大学院への道 ⑦ 入学試験

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大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ ⑤ 健康診断 ⑥ 日本から書類が到着 今日はいよいよ、大学院の入学試験についてです。 以前 「大学院への道 ③ 申し込みをしよう」 に書いた必要書類を国際交流課(うちの大学では国際部と呼ばれている)に提出して、受験の日を待ちます。 オンライン申し込み(これは仮申し込みなので、すでに完了) パスポートのコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書のコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書の原本 国外教育機関等が発行した書類に関する認定書 写真(3x4㎝ のものを12枚) 健康診断証明書(形式 086у) 私の場合、2と3についてはアポスティーユをつける作業が終わっていないので、国際部の部長のスタンプを押してもらって手続きを進め、書類の原本は無事合格後に日本に送り返してアポスティーユを取得することにしました。 あと、5の手続きですが、これはアポスティーユのついた卒業証書が無いとできないので、こちらも先送り。嗚呼、この厳しいんだか緩いんだかよくわからない手続きが、いい意味でも悪い意味でもロシアっぽい。 さて、肝心な試験の実施要項は大学のサイトで見ることができます。 私が受験した、外国語学部の修士コース 「外国語教授法と翻訳理論」の入学試験の実施要項は こちら 。 日本の大学院については全く知識が無いのですが、筆記試験と口頭試問の二本立てが一般的なのでしょうか??ロシア(というか、少なくとも私の勤め先)の場合、大学院の入学試験は口述試験オンリーです。3つの課題と準備時間が与えられ、それぞれに口述で回答、かつ試験官からの質問に答えるというスタイルです。 因みに私の専攻の試験内容は以下の通り。 文献分析(外国語の文章を読んで要約&分析) ロシア人学生は英語、外国人学生はロシア語のテキストを読みます。 理論問題(外国語教授法や翻訳理論などについて) 文章の翻訳 ロシア人、外国人共に英文露訳をします。 ①と③はその場でテキストを渡されるので、その言語に日々触れておく以外にこれといった対策はできないため、6月からちょこちょこと②の対策をしていました。問題の例も...

大学院への道 ⑥ 日本から書類が到着

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大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ ⑤ 健康診断 大学院受験に向けてせっせと書類を準備している今日この頃、出身大学からの卒業証明書と成績証明書がやっと到着しました。 今回のEMSの追跡履歴はこんな感じです。 2019/07/25 16:00   引受 神田郵便局 東京都 2019/07/25 16:12   中継 神田郵便局 東京都 2019/07/26 06:19   国際交換局に到着 東京国際郵便局 東京都 2019/07/26 06:20   国際交換局から発送 東京国際郵便局 東京都 2019/08/01 13:52  国際交換局に到着 VNUKOVO EMS RUSSIE 2019/08/02 10:27   税関検査のため税関へ提示 VNUKOVO EMS RUSSIE 2019/08/02 10:28   税関から受領 VNUKOVO EMS RUSSIE 2019/08/04 01:46   国際交換局から発送 VNUKOVO RUSSIE 2019/08/05 13:01  お届け済み   RUSSIE 時間短縮のため、日本在住の代理人(両親)から大学に申請書を送ってもらい、発行した書類は大学から直接EMSでロシアに送ってもらったのですが、そうして本当に良かった…!なんとこの大~事な書類、7月26日から8月1日まで、つまり1週間近く、日本とロシアの間のどこかを漂っていたんです。もし大学→実家→ロシアのコースだったら、到着は来週になっていたことでしょう。 さきほど読者さんに、ロシア郵便のサイトだと経過が更に細かく見られるという情報をいただいたので、調べてみたところ、26日に日本を出て、27日にはモスクワ入りしていたことが明らかになりました(笑) さて、約10年ぶりに対面する成績証明書は……私の記憶の中ほど悪くありませんでした(笑)それでも「可」はいくつかあるのですが……。そしてとりあえず書類を訳したのですが、「こんな科目、あったっけ…?」というものもちらほら……先生方本当にごめんなさい。 そして今回あたらめて大学の成績を見て...

大学院への道 ⑤ 健康診断

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大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ 今日は本申し込み&入学に必要な書類の一つである健康診断書について書いていきます。 まずは必要書類の一覧をもう一度。 オンライン申し込み(これは仮申し込みなので、すでに完了) パスポートのコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書のコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書の原本 国外教育機関等が発行した書類に関する認定書 写真(3x4㎝ のものを12枚) 健康診断証明書(形式 086у) 今日はこの中の健康診断証明書(形式 086у)についてです。 これは大学及び大学院に入学予定の人が必ず準備しなければならない書類の一つで、こんな感じの紙です。 画像は借り物です 診断内容は 眼科 耳鼻咽喉科 外科 神経科 かかりつけ医 胸部レントゲン 血液検査 尿検査 予防接種 です。私立クリニックで有料でしてもらうこともできるようなのですが、なんせこれから私の稼ぎは全て学費に消えることになるので、時間だけはある主婦の身、ちびを連れて各科を回ることに。 所定の部屋で用紙を受け取って、そこから各科のラリーが始まります。基本的にどの科でもちょっとした問診……という名の雑談をして、最後に「で、何か健康上の問題ある?」ときかて、「ないです」と言えば終了です。今のところ唯一ちゃんと検査をしたのは眼科だけで、それ以外のところは娘と一緒に行ったのもあって、夫はロシア人か?とか、娘さんは生まれた時から2か国語吸収出来ていいわね~、というのが主な話題でした(笑) 因みに胸部レントゲンは予約なしでその場で並んでやってもらい、結果は翌日受け取り。尿検査と血液検査は国立病院の場合はたいてい朝の8時から9時にしかできません。ここで注意すべき点は、血液検査は空腹の状態で受けることと、尿検査は事前に薬局で買ったカップに家で中身を入れたものを提出するというシステムだということ。 血液検査は腕ではなく、左の薬指から採血されますのでびっくりしないでください(笑)針のような鋭利なもので薬指をプスっと刺されて、その後指をぐにぐに押されて採血されます。 あとは予防接種なの...

大学院への道 ④ アポスティーユ

大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう 前回の記事で「本申し込み」に必要な書類について書きましたが、今日はその中でも日本で準備が必要な書類について書いていきます。 ※これはリャザン国立大学に留学する場合の書類なので、他の大学への留学を検討中の方はその大学に直接問い合わせをして確認をしてください。 必要書類 オンライン申し込み(これは仮申し込みなので、すでに完了) パスポートのコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書のコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書の原本 国外教育機関等が発行した書類に関する認定書 写真(3x4㎝ のものを12枚) 健康診断証明書(形式 086у) の中の3と、4がそれにあたります。 学歴証明書というのは、卒業証明書と成績証明書のことです。 これは日本にいる場合、最後に卒業した教育機関に申し込めばすぐに手に入りますね。私の場合は申請者本人(私)が海外在住なので、日本にいる代理人(親)を通して申請します。私が卒業した大学だけかもしれませんが、各種証明書の海外からの申請は基本的に受け付けていないそうです。しかも発行手数料は現金または小為替って……今の時代にそぐわないアナログ具合……。オンライン申請&ネットバンク振込じゃダメなのだろうか…? 愚痴はさておき、問題はこれらの証明書を手に入れた後。書類をそのままロシアに持って行っても、何の法的効力も無い、ただの紙切れ扱いになります。翻訳してロシアの公証役場に持って行っても 「アポスティーユ(※後述)、ついてないじゃない。だーめだめ。翻訳証明のスタンプ押せないよ。」 とアッサリ追い払われます。 さて、このアポスティーユ。一体何なのか大雑把に書くと、ハーグ条約に加盟している国の間ではA国でアポスティーユという付箋を付けた書類がB国でも法的効力を持つようになる、というシステムのことです。 公的文書(国や市町村が出した書類)なら、外務省ですぐに手続きができるのですが、大学が発行する証明書は私文書扱いです。なので、 公証役場で「私文書の認証」 法務局で押印 外務省にでアポスティーユをつける という何とも面倒くさそうな手順を踏まなければなりません。...

大学院への道 ③ 申し込みをしよう

大学院への道 シリーズ 過去の記事 ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 先日書いた学費についての謎ですが、大学の国際交流課に問い合わせたところ、予算枠は使えないと言われました。 実はこれとは別に、ВНЖ でロシアに住むにあたって、国の補助を受けてはいけないという法律があるようなので、予算枠を仮に裏技的に使えたとしても、それが外部に知れた場合、ВНЖ失効→強制送還というのもあり得ない話ではありません。流石にリスクが大きすぎるので食い下がるのはやめて、学部長が言っていた大学の常勤講師が対象の割引が利用できるかを確認中です。 因みに国際交流課のトップはこの割引制度については知らなくて、 「そんな制度あったんですか!?知ってたら私も使ったのに!」 と言っていました。 (↑数年前に他の大学院を出た人) この割引制度が実在し、且つ無事に使えたら……いや、使えなくても、大学の福利厚生を洗いざらいチェックしようかと思います(笑)ただでさえお給料がスーパーのレジ係未満なのだから、使えるものは全部使ってやるー!(貧乏根性丸出し) さて、専攻は結局「外国語教授法と翻訳理論」に決めたので、まずは大学の国際交流課(うちの大学では国際部と言われている)が準備したオンラインフォーマットに記入をして提出をしました。これはざっといえば「仮申し込み」といった感じのものです。仮申し込みの時に必要なものはパスポートと、最後に卒業した教育機関の卒業証書のスキャンデータです。 日本から留学する場合、うちの大学のオンラインでの仮申し込みの締め切りは、学士課程は4月半ば、修士課程は6月上旬のようです。大学から返事が来たら、大学は招聘状の準備、そして留学予定生は本申し込みに必要な書類の準備をします。 本申し込みに必要な書類は こちら (ロシア語) 下にリストだけ抜粋しました。 1. Онлайн-заявка (ссылка находится выше); 2. Копия и нотариально заверенный перевод паспорта; 3. Копия и нотариально заверенный перевод документа об образовании; 4. Документ об образовании (ор...