自己紹介

卒業論文の発表

もう1週間以上前の話になってしまいますが、大学院生活の集大成と言える修士論文の発表があったので、今日はこのことについて少し書こうと思います。

私たちのグループの論文の発表は7月6日に大学で行われました。

去年はコロナウイルスのパンデミックによるロックダウンの関係で論文の発表はオンラインで行われたのですが、今年はワクチンなども開発され状況が落ち着いてきた(?)と上が判断したためか、従来通りの対面形式の戻りました。

とはいえ、ワクチンを接種していない65歳以上の教員は大学に来ることがまだ許されていません。なので、私の指導教官をしてくれた教授はオンラインで参加し、また、クラスメイトの一人は去年の2月にロシア中国間の国境が封鎖されて以来 ずっと北京にいるので、その子もオンラインで論文を発表しました。

最初は違和感しか感じなかったこのオンラインと対面の混合形式ですが、最近はもう普通に感じるようになってきました。

ところで、「卒業論文の発表」はロシア語で、
学部の卒業論文の場合は
Защита дипломной работы
(ザシータ・ディプロムノイ・ラボーティ)

修士課程の卒業論文の場合は
Защита диссертации
(ザシータ・ディセルターツィイ)
と一般的に言います。

Защита(ザシータ) は「防衛」という意味で、研究と執筆に費やした時間と汗と涙の結晶(大袈裟)である論文を守り抜く論文発表のプロセスをよく表している表現だと思います(笑)

さて肝心の論文発表ですが、うちの大学の外国語学部では学んでいる第一外国語で発表と質疑応答が行われます。なので、私の同期たちもロシア人のグループは英語、そして私の在籍する留学生グループはロシア語で発表をしました。(先月行われた私の学生たちの論文発表は、日本語主専攻のグループは日本語で発表をしました。)

発表時間は一人あたり10分間でスライドを用いて行います。その後5分ほどの質疑応答がありました。

クラスメイトの中には緊張のせいで具合が悪くなってしまった人もいたので、人前で話すということにはやはり慣れが必要なんだなあと実感しました。

私自身、人前で話すことが特別得意だとは言えないのですが、子供の頃から10年ほど続けていた合唱、そして大学に勤め始めてからの毎日の授業での経験がハードルを下げてくれたなと思います。 

先日の卒業試験同様、この論文発表も論文の内容や執筆プロセス、そして発表のできにより優・良・可の成績が付きます。

↓↓↓卒業試験についての記事はこちら↓↓↓
ロシアの大学(院)の卒業試験

この卒業論文の発表が無事に終わると、晴れて卒業要件をすべて満たしたことになります。

卒業のための手続きについては、卒業式についての話といっしょに後日書こうと思います^^


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