自己紹介

大学院への道 ④ アポスティーユ

大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら
① 専攻を決めよう
② 学費についての謎
③ 申し込みをしよう



前回の記事で「本申し込み」に必要な書類について書きましたが、今日はその中でも日本で準備が必要な書類について書いていきます。
※これはリャザン国立大学に留学する場合の書類なので、他の大学への留学を検討中の方はその大学に直接問い合わせをして確認をしてください。

必要書類
  1. オンライン申し込み(これは仮申し込みなので、すでに完了)
  2. パスポートのコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳
  3. 学歴証明書のコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳
  4. 学歴証明書の原本
  5. 国外教育機関等が発行した書類に関する認定書
  6. 写真(3x4㎝ のものを12枚)
  7. 健康診断証明書(形式 086у)

の中の3と、4がそれにあたります。

学歴証明書というのは、卒業証明書と成績証明書のことです。

これは日本にいる場合、最後に卒業した教育機関に申し込めばすぐに手に入りますね。私の場合は申請者本人(私)が海外在住なので、日本にいる代理人(親)を通して申請します。私が卒業した大学だけかもしれませんが、各種証明書の海外からの申請は基本的に受け付けていないそうです。しかも発行手数料は現金または小為替って……今の時代にそぐわないアナログ具合……。オンライン申請&ネットバンク振込じゃダメなのだろうか…?

愚痴はさておき、問題はこれらの証明書を手に入れた後。書類をそのままロシアに持って行っても、何の法的効力も無い、ただの紙切れ扱いになります。翻訳してロシアの公証役場に持って行っても
「アポスティーユ(※後述)、ついてないじゃない。だーめだめ。翻訳証明のスタンプ押せないよ。」
とアッサリ追い払われます。

さて、このアポスティーユ。一体何なのか大雑把に書くと、ハーグ条約に加盟している国の間ではA国でアポスティーユという付箋を付けた書類がB国でも法的効力を持つようになる、というシステムのことです。

公的文書(国や市町村が出した書類)なら、外務省ですぐに手続きができるのですが、大学が発行する証明書は私文書扱いです。なので、
  1. 公証役場で「私文書の認証」
  2. 法務局で押印
  3. 外務省にでアポスティーユをつける
という何とも面倒くさそうな手順を踏まなければなりません。

ですが、この手続き、東京、神奈川、大阪の公証役場なら全部一度にしてくれるサービス(ワンストップサービス)があるようです。

私の場合、今回は締め切りまで時間が無いので、一度アポスティーユ無しの書類で手続きをし、その後書類を日本に送り返してアポスティーユをつけ、再度こちらに送る予定です。

6月に学部長のところに話を聞きに行ったその足で国際交流課に行っておけばよかったな、と、少々後悔中。皆さんは早め早めに書類の準備に取り掛かってください。

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