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ほっぺさん、幼稚園に復帰

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 3月の中旬からコロナウイルスの影響で休園していたリャザン州の幼稚園ですが、8月10日(月)から、通常通り機能し始めました。 とはいえ8月10日まで完全に閉まっていたというわけではなく、7月の半ば頃からは両親が非リモートワークの共働きの家庭の子供のみを対象にした状態で開いていたんですが……、我が家の場合は私がリモートワークだったので、対象外でした。  再び幼稚園に通い始めるのにあたり、必要だった書類は、かかりつけの小児科医が発行する証明書1枚のみ。かかりつけの医者のところでちょっとした診察をしただけで、すぐに発行してもらえました。 今週の火曜日に証明書を出してもらい、おととい、水曜日から早速幼稚園に復帰しました。 初日は久しぶりの幼稚園が楽しみすぎて走っていった結果、 到着してから少し咳き込んでいて、早速門前払いを食らいそうになったんですが、何とか中に入れてもらえました(笑) さて、園が閉鎖になる前と比べて変わったことといえば、 送り迎えの際に保護者は園内でマスクをつける 朝は園の入り口で体温検査がある 園の出入り口や廊下に消毒用のジェルが置かれるようになった ことぐらいです。 やっぱり幼稚園で同年代の子と遊ぶのが楽しいみたいで毎日喜んで通っています。 私はと言うと5か月ぶりに一人の時間ができて今は少しのんびりしています。3月から続いた子供が家にいる状態でのリモートワーク&学業からやっと解放されましたー!!! 子供といること自体は楽しいんですけれど、仕事や勉強にはやはりあまり集中できない日々が続いていたので…… 特に私の場合、視覚から入ってくる情報に対する耳から入ってくる情報の比率が高いのか、アニメや歌などの言語が含まれている環境音がある場合、読み物の内容がいつも以上に頭に入ってこなかったので大変でした。  また数分おきに子供が話しかけてきて思考が寸断される状態で仕事や勉強をするのも、中々大変でした…。 8月ももうすぐ折り返し地点……ということは9月の新学期までも残り時間が少なくなってきました。 情報では9月からはまた通常の対面式の授業が大学で再開するようなので、楽しみにしています。 ただこれはあくまで噂なんですが、 9月下旬頃には”第二波”でまた自宅軟禁生活が訪れる、と、まことしやかに囁かれています。なので、一人で過ごせる自由な...

ロシアの幼稚園 初めてのお遊戯会は両親立ち入り禁止⁉

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もう去年の話になってしまいますが、12月末に娘が通っている幼稚園でお遊戯会的なイベントがありました。今日はそのことについて書いていきます。 ロシアの幼稚園のお遊戯会 Утренник このお遊戯会、ロシア語では Утренник (ウートレンニク:直訳すると”朝会”といったところでしょうか)といいます。 普段練習した歌やダンス、詩などを発表します。 冬のウートレンニクはちょうど年末の時期に行われるので、イベントでは Ёлка (ヨールカ:もみの木)や Дед Мороз (ジェド・マロース:直訳すると極寒じいさん。ロシアにおけるサンタクロース的な人物)に関する歌を主に歌います。 ウートレンニクはドレスコードあり! 因みにこのウートレンニクは特別なイベントなので、子供たちはみんなおめかしをします。今回言い渡されたドレスコードといいますか、テーマに沿った衣装の指定があります。 今回のウートレンニクはクリスマスシーズンということもあって、指定の衣装は 女の子は Снежинка (スニェジンカ:雪の結晶) 白またはパステルカラーの服 男の子は Зайчик (ザイチク:野ウサギ) 上は白、下は黒・紺 で、雪の結晶のかんむりやウサギの耳などは各自家で準備することとのお達しが。 娘よ、かーちゃんは工作なんて中学出て以来だYO! とか言いつつ、 Fix Price (ロシアの百均的なお店)で色々買ってきてコラージュを作成。こんな感じのができました。 チャチい作りなので、遠目に見てください(笑) こんなんでも娘は気に入ってくれたみたいでよかった……自分でいくつかシール貼って喜んでたし。 因みに頭につけるとこんな感じ。 View this post on Instagram A post shared by Mami (@mami_zubora) on Dec 24, 2019 at 8:46am PST 娘よ、どこでこんなポーズ覚えてくるんだ……(笑) 初めてのお遊戯会はなんと両親立ち入り禁止⁉ さて、衣装もばっちり準備してお遊戯会当日。 ほかの幼稚...

ロシアの幼稚園 ほっぺちゃんの幼稚園 その後。

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前回の幼稚園関連のブログ からしばらく経ちましたが、ほっぺちゃんは順調に幼稚園に通っています。 始めに行っていた幼稚園の調理室のリフォームが終わり、仮で通っていた幼稚園との契約が切れたので、今は元のところに通っています。 前回は仮に通っていた幼稚園に編入したいと言っていたのですが、その後ちょこちょこ問題があって、今は最初の幼稚園に戻って良かったような気もしています。 リフォーム期間中に行っていた幼稚園の問題というのは、相方の通勤路から外れていて朝送りに行くのが大変だからという至極個人的なものもありますが、一番大きかったのは給食のこと。…というより、教諭たちの無責任さ。 娘は小麦アレルギーがあります。 正確に言えばアレルギーというよりは消化機能が未熟なのが原因で消化不良を起こし、発疹が出るという状態。少量なら食べても発疹は出ないのですが、小麦製品を毎日続けて食べると3~4日目あたりに太ももやお尻に発疹ができてしまいます。 なので、マカロニの入った料理、もしくは主食メニューで使っている小麦粉が少量のもの、かつ毎日出てくるものでない場合には食べさせていいけれど、パン(ほぼ毎食出てくる)はあげないでほしいと、以前したアレルギーテストの結果を提示の上、園側に伝えました。 ところが、グループの担任の不注意か、それとも大したことないと勝手に判断したのか、給食のパンを与えていたようで、2か月弱通っていた間に数回、発疹が出ました。 もしかしたら年がひとつ上のグループに入っていたことも影響しているのかもしれないけど、幼稚園児には「自己責任」という言葉はまだ通用しない、と私ま思います。 今は夏の慣らし保育の時から行っていた幼稚園に戻って1か月以上がたちましたが、発疹は一度も出ていません。担任の先生が気を付けてくれている証拠なので、本当にありがたいです。 さてさて、話はガラッと変わりますが、ロシアの幼稚園で子供たちっていったい何をしてるんだろうか?とギモンに思っていたら、相方が時間割(?)の写真を撮ってきてくれました。 毎日の外遊び以外の体育の時間や水泳、音楽、お絵描き、工作、粘土、読書などなど、結構盛りだくさんのようです。 ……こりゃー何も文句言わずに幼稚園に行くわけだ。 家にいるよりよっぽど楽しそうだもん(笑)

【子育て@ロシア】子供用薬箱の中身(幼稚園編)

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幼稚園に行くようになってからちょくちょく病気にかかるようになったほっぺちゃん。周りの人に聞いても幼稚園に行き出すとみんな、一週間幼稚園に通って次の一週間は家で療養生活というパターンの子供が結構多いようです。 ロシアで子育てしている、またはその予定の日本人の方がどのくらいいるかはちょっとわかりませんが、もしかしたら役に立つかもしれないので、 今回は我が家の子供用の薬箱の中身について少し書こうと思います。 ※この記事はあくまで我が家の薬箱の中身を紹介するためのものですので、薬の使用は主治医と相談し、用法・容量を確認の上、自己責任のもと、慎重に行ってください。 まず大事なことは、 子供専用の薬箱を用意することだと思います。 子供が病気の時ってどうしても慌ててしまいがちですよね。間違えて大人用の薬を与えてしまったり、子供用の薬でも用法・容量を間違えては大変です。なので平常心の時に子供用の薬箱を作っておき。さらにはその中に入れる薬のパッケージに用法用量を大きい字でメモしておくと良いでしょう。 さて早速ですが薬箱の中身について書いていきます。  これはあくまで私の考えですが、 医療の専門知識を持たないただの一般人は、自分と子供の風邪やちょっとした擦り傷・切り傷の治療ができれば十分だと思います。 それ以上のことは医者の仕事なので、私たちがどうこうできることではない、と考えているので、我が家の薬箱の中は最低限のものしか入っていません。 体温計(Градусник) 過酸化水素水(Перекись водорода) ヨード液(Йод) 綿棒 (Ватные палочки) 包帯(Бандаж) 絆創膏(Лейкопластырь) 脱脂綿(Гигроскопическая вата) 解熱剤2種(Жаропонижающие препараты) 点鼻薬2種(Капли для носа) 点耳薬(Капли ушные) ビタミン D シロップ(Капли витамина Д) 抗生物質(Антибиотик) 抗アレルギー剤(Противоаллергические препараты) ステロイド系抗炎症クリーム(Гормональный мазь от дерматита) ①~⑦については特に書く必要...

ロシアの幼稚園 その後

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8月から慣らし保育を始め、9月から本格的に幼稚園に通い始めたうちの娘。かれこれもう一か月以上幼稚園に行っていることになります。同じ年頃の子供たちと一緒に遊べるので幼稚園自体はかなり楽しいようです。ですが家にいた頃とは生活リズムや生活環境が変わったため、ちょくちょく病気になります。 慣らし保育スタートから今月中旬までにかれこれ2、3回は病気になったと思います。9月初めに中耳炎になった時は、私も大学の仕事に戻ったばかり、そして大学院の授業が始まったばかりだったので余裕がなく、相方の両親に色々と手伝ってもらいました。 実はつい最近もロタウイルスか何かもらってきたようで、昨日今日は幼稚園を休んでいます。幸い昨日は相方が仕事を休んでくれ、今日は義母が休んでくれているので私の仕事と勉学には支障は出ていません。義母にいたっては、旧システムの年金受給年齢に達していて、年金を貰いつつ仕事をしているからか、もうあまり働きたくないようで 「ほっぺちゃんが病気になったらいつでも言ってね。いつでも病欠とるから♪」 と言ってくれています。彼女が相方を育てていた頃は、遠方に住む両親からのサポートがなく大変な思いをしたからというのもあってか、色々率先して手伝ってくれるので本当に助かります。 まぁマフラーやスヌードで口を覆うと扁桃炎になる、など科学的根拠のない独自の理論を展開してきて面倒くさいと思うこともなくはないのですが、その手の話はだいぶスルーできるようになってきました(笑) それにしても幼稚園に行き始めると本当に頻繁に病気になるんですね。友人知人からあらかじめ聞いてはいたものの、ここまでしょっちゅう病気にはるとは……。 話はそれますが、娘はいま、以前とは別の幼稚園に行っています。慣らし保育で行っていた幼稚園は9月に入ってついに調理室のリフォームが始まりました。やっとリフォーム用の予算が下りたようです。そして9月の10日頃始まった工事は約2カ月続く予定なんだとか。その間もちろん給食は出せないわけですから、この幼稚園に通っている子供達はみんな、一時的に近隣の幼稚園に行っています。 私たちが一時編入することになった幼稚園、家からの距離は最初に行っていた幼稚園と変わらないのですが、こちらの方が建物も新しくて。とても綺麗。私は手続きで一度行っただけなのですが、園によって...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑩ 慣らし保育スタート

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8月5日から無事に(?)慣らし保育に通い始めたほっぺちゃん。 記念すべき初日は家族3人そろって幼稚園へ行きました。3歳になる前後から、同じぐらいの年齢の子供に興味津々のほっぺちゃん。ずっと楽しみにしていた幼稚園です。 慣らし保育の時期なので、初日に来ていたのはほっぺちゃん以外には男の子が1人だけ。ですが早速隣に座って一緒に遊んでいました。 パパ・ママと離れるのが寂しくて泣いたりするのかな?と思いきや。全然そんなことはありませんでした。嬉しいような、悲しいような…(笑)でもアッサリ馴染んでくれたので本当に助かります。思えば私も別に泣いたりするタイプの子供ではありませんでした。むしろビービー泣いている友達を「大げさだな……」と、冷ややかな目で見ていた覚えがあります…( ̄▽ ̄;) さて、慣らし保育に通うにあたり用意するものについてですが、今のところは 上履き 室内用サンダル 着替え1~2セット 前掛け ぐらい。上履きは私たちがイメージするものとほぼ変わりません。9月以降、音楽や体育の時間に使うようです。で、室内用サンダルというのは日本で言う普通の夏用のサンダルだと思ってください。こちらは普段の室内遊び用の靴です。 今の時期は基本的には午前中のみ。8時に送りに行って、初日は10時ごろ、火曜からは11時に迎えに行っています。 慣らし保育に行き始めてまだ数日ですが、数時間とは言え自分だけの時間ができるって本当に素敵すぎるー!家事も仕事もはかどるはかどる。自分の用事もスムーズに済ませられるし。この数時間を無駄にしないよう努めなければ。 ただ用事でどこかに出かける時にほっぺちゃんがいないと、ラクな反面、少々の寂しさはあります。その分迎えに行ったあとは今までよりもっと娘との時間を有意義に過ごそうという気持ちになりました。調理室の工事の件はまだ解決していませんが、幼稚園、ありがたや。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑨ 入園手続き

昨日、ほっぺちゃんの入園手続きがついに完了しました! 先日病院で受け取った書類を含めた以下の物を持って幼稚園に提出に行くだけなので、最終ステップはアッサリ終了します。 必要書類リストは以下の通りです。 (Oは原本、Cはコピー) 出生証明書 O、C 親の身分証明書(国内用パスポート) O、C 子供の居住登録証明書 O、C 申請書(園にあります) ★小児用カルテ O ★保険証 C ★診察同意書 O、C ★ワクチン接種証明 O ※★がついているのは先日病院から受け取ったものです。 あとはほっぺちゃんの場合、以前小麦アレルギーで入院したことがあるので、給食のメニューから小麦を使っているものを抜いてもらえるよう、お願いをしました。これは特に特別な書類が必要なわけではなく、以前入院した際にしたアレルギー検査の結果をコピーして渡すだけでした。 これで来週の月曜にほっぺちゃんの幼稚園デビューが決まりましたー! デビューと言っても年度始まりは9月1日なので、それまでは1日に数時間の慣らし保育なのですが。私の受験も迫ってるし、日に数時間でも一人の時間がとれるようになるのはちょっと嬉しい反面、これでロシア語を使う機会がグーンと増えるので、ほっぺちゃんが日本語を忘れてしまわないか少々心配な部分もあります( ̄▽ ̄;) 今週末は幼稚園に持っていくものの準備とか、名前書き、しないとなぁ。 そういえば、うちが行く予定の幼稚園、夏の間に調理室のリフォームがある予定なのですが、何とその資金がまだ国(州?)から来ていないんだとか。しかも、このリフォームが終わらないと新年度(9月)から幼稚園が一時閉鎖になる可能性もあるとか無いとか…… 因みにリフォームが無事8月中に始まった場合は、その期間中、他の園に通うことになります。夏は幼稚園に行っている児童が少ないので、問題がないのでしょうけれど、8月のうちに終わらなかったら……? 不安要素だらけですが、とりあえず来週の月曜からまた様子見ですかね。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑧ 健康診断のつづき

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以前からちょこちょこ続けていたほっぺちゃんの入園前健康診断。リストに載っていたすべての科を回り切ったので、先日かかりつけ医のところに行ってきました。 1歳児検診とツベルクリン反応で行って以来なので、実に2年ぶりのかかりつけ医の部屋。かかりつけ医本人に会うのは、1年半ぐらい前にほっぺちゃんが風邪をこじらせて、家に診に来てもらって以来。 ところで、ロシア(旧ソ連圏も?)ならではのありがたいシステムで、3歳以下の子供が38度以上の高熱を出した時や発疹が出た時などは、病院に電話すれば平日なら当日若しくは翌日にかかりつけ医が、土曜なら当直のお医者さんが家まで診察に来てくれます。ほっぺちゃんも2,3度お世話になったことがあります。 さて、話を戻しまして、久しぶりの再会を喜んだあとは本題へ。いつも受付で受け取るカルテと、各科を回ってサインとスタンプを集めた 小児用カルテ (後に幼稚園に提出する)を渡したところで新事実が発覚しました。なんと、病院の受付に書いてあった以外に、女児は婦人科の検診も受けなければいけないとのこと。幸い婦人科の先生はまだ休暇に行っていなかったので、その場で予約を取ってもらいました。 あとはこの時に次回かかりつけ医のところに来る際に必要な書類を知らされます。 子供の保険証のコピー 診察同意書(幼稚園にいる看護師が子供を診ることへの同意書。かかりつけ医からもらいます) 診察同意書のコピー あとは身長と体重を計って、この日は終わり。後日行った婦人科では、おまたをちょこっと見るだけで終了。あとは2才の時にし忘れていたツベルクリン反応をして、いよいよラストスパートです。 以下の検査を1日で一気にします。 尿検査(家で採ったものを提出) 検便(家で採ったものを提出) 血液検査(予約制。空腹で受ける必要あり) ぎょう虫卵検査(指定の時間に検査用の部屋へ) この中で予約制なのは血液検査のみなので、血液検査の予約を取った日に残りの検査もします。どれも朝の8~9時の間のみ受け付けなので、日によっては結構あわただしくなるかもしれません。この4つの検査を無事終えたら、当日の夕方以降にかかりつけの小児科医のところに結果をききに行きます。この際は基本的に予約は不要です。 検査結果に異常が無ければ、幼稚園に提出する用のカルテ、保険...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑦ 幼稚園、初潜入

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結局、保護者の自腹で修繕作業をすることになった 幼稚園。そんなにひどいのかな?ということで、先日壁と天井のペンキ塗りをするという相方にくっついて、幼稚園を見に行ってきました。 これがほっぺちゃんが行く予定の幼稚園。築30年は裕に超えているかと思います。ロシアはたいていの人がマンション住まいなので、マンションが建ち並んでいるエリアに幼稚園や学校も建っています。ほっぺちゃんが行く予定の幼稚園は家から徒歩10分ぐらいのところにあります。 ペンキ塗りをするので、脚立を家から持っていきました。(幼稚園に無いのか……?それとも各グループに貸し出せるほどの台数が無いから貸出してないのかな?) 中に入るといきなりちょっとメルヘン(?)な置物が。置いてあったりします。 廊下をまっすぐ行って突き当りがほっぺちゃんが入るグループのお部屋。 まずはロッカールームがあります。ここはこの日、天井を塗りなおす予定なので、ロッカーにカバーがかかっています。(ペンキ用のスプレーがうまく機能せずまた後日作業をすることになったのはまた別のお話) ロッカールームの隣がメインのお部屋。室内遊びの時間はここで遊びます。大きいテーブルや子供用の椅子、そしておもちゃも結構色々置いてあります。園によってはおもちゃがあまりないので家から持ってくるように言われることもあるんだとか。 初めて触る鉄琴に大喜び そして、遊び部屋の奥にはお昼寝用の部屋があります。 現在の日本の幼稚園のシステムは分かりませんが、私が幼稚園に通っていたころ(約30年前)は、園児が各々自分の布団を幼稚園に持参していて、いつも遊んでいる部屋に昼寝の時間に布団を敷いて寝ていました。なので、このお昼寝専用のベッドだらけの部屋は私の目にはちょっと新鮮に映りました。因みにグループは30人なんですが、すぐ使える状態のベッドは数えてみたところ22。あとの8つは重ねて片づけられるタイプの物が窓際に置いてありました。基本的に全員揃うことは無いからいいんだとか。 お昼寝部屋の奥にはトイレと洗面台があります。 ちゃんと高さも子供用 トイレはグループ30人に対し2つ。ちょっと少ないような…?そしてドア無しトイレ…(笑) もう一つ新鮮に映ったのは外の遊び場。何...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑥ 結局……

前回の 修羅場の予感 からしばらく経ちましたが、ちょこちょこ色々なことがあったので、書こうと思います。 結論から言うと、修繕、今回は保護者達の自腹ですることになり、現在少しずつ作業が進んでいます。 なぜそうなったかというと、完全なる「クロ」案件なので、正攻法で行くとなると新年度(9月1日)から幼稚園に行けなくなる可能性があることと、初年度から先生方のゴキゲンを損ねるのは得策ではないだろうと判断したからのようです。で、今回は私たちの自腹で修繕をして、来年もまたやれと言われたら、その時に考えるんだそうな。 特にグループの部屋の壁は建物の構造上毎年ほぼ必ず天井の角の部分の塗装が(雪解け水で)ダメになります。それ以外の部分はキレイな状態なので、この角だけのために毎年塗り直しをさせられてはたまりません。 まぁ、ロシア人はなんだかんだ言って優しいというか、諦め上手なので来年も、再来年も同じ状態が続きそうです。 そもそも、幼稚園として機能するために設備を整える義務は幼稚園側、そしてリャザン州政府とロシア連邦文部省にあるはず。ですが、結局のところ、私たちは子供たちの面倒を見てもらう側の立場なので、幼稚園の人たちに対して強くは出られない。それを利用して私たちの財布を使ってお金を節約をしているということです。 各種税金払ってるし、付加価値税(日本で言う消費税のようなもの)20%も払ってるのに、そして入園すれば園費も払うって言うのにこれかよー!と、考えれば考えるほど腹が立ちますが、決まったことに対して色々言っても仕方ないので、私は引き続き傍観役です。 そして、自分たちでやると決まってからもまた長かった。 グループチャットはほぼ女性のみで構成されています。我が家の場合は相方がグループに入っていて、色々とやり取りをしているのですが、数日に一度 A「早く〇〇やらないとよねぇ。賛成の人~」 B「賛成~」 C「賛成~」 D「わたしも~」 E「私も~」 F「あたしもぉ~」 ………… というような、話が数日に一度出ては来ます。ですが、誰も具体的に動こうとはしません。このまま夏の監査の時期までうやむやにすればいいのでは?相方と冗談を言っているうちに、とりあえず砂場を何とかしよう、と話がまとまりました。 必要なペンキやその他諸々の買い出しの日程も、話し...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑤ 園長から呼び出し!?

先日、 修繕予定個所の大幅削減にグループのママたちを踏み切らせた 相方、担任&園長にすっかり目をつけられたようで、なんと直々に呼び出しがかかりました。夕方5時に来るように、と言われたんですが、普通に就業時間中だし、しかも話の内容は目に見えているので丁重にお断りしたところ、またいつもの時間(?)に保護者会が開催されました。 先の話し合いで保留になった箇所、やっぱり直してよ、という内容だったんですが、今回は担任からでなく、なんと園長自らのありがたーいお言葉。そして極めつけには 園長「あなた方がお金を出し合ってやってくれなければ、グループの担任の先生方にやらせなければならないわ……」 これは定番の同情を誘う手口なのでしょうけれど、相方の頭の中は全然違う方向へ働いています。 え、うちらでお金集めなくても先生方がやってくれるの?ラッキー(笑) ……と。流石に爆弾発言すぎるからか、口には出さず、「そうなんですねかぁ~」と流したようですが。 これでやっと全体像が見えてきました。教諭ごとに集金ノルマがあるという私のジョークは、あながち間違ってなかったのです。 9月1日に新年度が始まるので、年度末、(8月中旬)に9月からちゃんと子供たちを受け入れられる状態なのか、監査が入ります。それに備えて色々(保護者のお金で)修理しようとしているのです。にしても、入園前の児童の保護者にまで尻拭いさせようとは……。 更に、これは以前ほかの幼稚園であった話なのですが、保護者がお金を出し合って修繕した分の領収書を幼稚園の職員が経費として計上→戻ってきたお金をポケットに~、ということもあったそうです。 というわけで、裏側がスケスケになってきた今、「9月1日入園」という口約束しかない状態の私たちが、入園前の園のためにわざわざお金を出して何かをしてやる義理は無い!と改めて確信しました。読者さんからの情報でも、今回の件はそもそもクロという話(やっぱり!)。 グループチャットでは現在、どこを直すかは監査の結果次第で決めよう、という方向に話が進みつつあります。相方はいざとなったら Прокуратура(検察)に届け出ることも辞さない、と言っています。 何やら修羅場の予感ですね。楽しくなってきました~

ロシアの幼稚園 入園準備編 ④ 修繕をめぐる話し合い

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先日の保護者会 で WhatsApp のグループチャットでの話し合いに持ち越しになった修繕費と修繕箇所についての話し合い。チャットのメンバーは基本的にほぼママたちだけで構成されているので、基本的に雑談と、「例の件、どうしようかしらね~」とか、「早く考えなきゃよね」といった類の、他の人に動いてほしいという趣旨を暗示する内容。 これでは埒が明かない上に時間ばかりが過ぎてしまう。それに、そもそも女性的な雑談が嫌いな相方。さっさと話しを進めるべく立ち上がりました。仕事帰りに幼稚園に行って、グループの部屋や、中庭の写真を撮ってきて、グループチャットにアップロードし、皆の意見を聞くことに。 その一部がこちら 全っ然問題なさげですよね? ママさんたちも担任が色々言っていたほど緊急性はないという判断に至ったようで、 チャット内の簡易投票の結果、 壁の塗り替え→必要無し 砂場の修復→9月入園でその後すぐ冬になるから、必要最低限直してあとは雪解け後 着替え部屋の窓→とりあえず保留 にして、とりあえず長年使っているカーペットの取り換えはしようかという話にまとまりました。そして先週再度開かれた保護者会でその趣旨を担任に報告。 皆の家計へのダメージを回避するのに一役買ったからか、保護者会のリーダーに選出されかけている相方ですが、 「皆さんは私に幻想を抱いているようですが、私は悪い男です、後で後悔しますよ、絶対。」 と、今のところ流しています。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ③ 保護者会へ

既に2週間ほど前になりますが、来年度入園予定児の保護者会に相方が行ってきました。 記念すべき第1回の保護者会。さっそく入園前の準備について色々話があるのかと思いきや、始まるな否や保護者の一人が「で、いくら集めます?」といきなり爆弾を投下してきました。 私が働いている国立大学同様、国立幼稚園も財政難(?)に苦しんでいます。なので、幼稚園のグループの部屋や中庭の補修工事費は毎年保護者達がお金を出し合って払っているようです。それで完全に感覚がマヒしているのか、それとも教諭ごとに親から集めるお金の金額にノルマでもあるのか、担任(になる予定の)女性が話し始めました。 「そうねぇ、とりあえず壁の塗りなおし、そして着替えスペースの窓を木枠の物からプラスチック枠の物に付け替え、それから中庭の砂場の修復に、あとは新しい遊具を置きたいの。それから……」 と、直してほしい部分などを次々と列挙。 自分の大事な子供が通う幼稚園。財政難で大変なのだ(ろう)からお金はつぎ込むもの、と思っている大半の保護者達が盲目的に賛成しかけたのですが、うちの相方(エンジニア。普段はおとなしい)がストップをかけました。 「ちょっと待ってください。本当に今すぐ全部にお金をつぎ込んで直す必要があるのか、一度しっかりとチェックした方がいいのでは……?」 ザ・正論。 お金を集めようと盛り上がっていた保護者の皆さんもひとまず落ち着いたようで、確かに、と賛成してくれたので、いきなりお金をつぎ込む必要はとりあえずなくなり、その後は入園までにする必要があること(健康診断とか)についてお知らせがあり、保護者会は終了。直す部分などについての話し合いは保護者のWhatsApp(日本でいうラインみたいなもの)のグループチャットで続けることになりました。 相方よ、この調子で我が家とグループメイトのおうちの家計を最大限守っておくれ(笑) ……続く。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ② 健康診断へ

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もう先週の金曜の話なのですが、幼稚園入園のための健康診断、 先日予約が無事完了 した分の診察に行ってきました。 前回の言語療法科と歯科に続き、本日は 神経科 耳鼻咽喉科 整形外科 眼科 に行ってきました。 病院を嫌がったり怖がったりしないよう、まずは事前の言い聞かせ。 私「幼稚園に入る前に、病院の色々な先生にご挨拶に行くんだよ。   3さいです。大きくなりました!って^^」 ほ「でも、びょういん、こわいね?(アニメなどでそういうシーンを見た)」 私「ほっぺちゃんは元気だから、病院に行って、色んな先生に会って   おおきくなったね~って褒めてもらうんだよ。行く?」 ほ「行く!」 そして肝心の病院ですが、去年あたりからリフォームが始まって、1階のロビーには熱帯魚のいる水槽、各階に授乳スペース(もう使わないけど)、そしてちょっとした遊具が置いてあるキッズスペースができたので、娘は大喜び。 車がお気に入り 掴みはバッチリ。 まずは神経科。雑談をしながら膝をおなじみに黒いハンマーでコンっとしてアッサリ終了。耳鼻咽喉科もアッサリ終了。どっちの科でも「大きくなったわね~」「ちゃんと挨拶できて、おりこうさんね~」とほめてもらって、ほっぺさんゴキゲン。この調子で全部アッサリクリアかな?と気楽に考えつつ、整形外科へ行くと、廊下は人であふれていました。 予約済み組と、当日組が並んでいて、当日組はさらにギブスを外す組と、レントゲン予約組に分かれているという状況。これは修羅場の予感……女たちの、診察室に入る順番を決める仁義なき戦い(という名の罵り合い)が始まるのか……と思いきや、予約者最優先ということで、ほぼ時間通りに診察を受けられました。 ですが、ネタはここから。今日担当の整形外科医は、1歳児検診の時と同じ人でした。 わざとなのか、デフォルトなのか、話し方が怒鳴っているような感じで怖い。診察室に入った途端、 医「子供の靴脱がせて!靴下も!ズボンのすそはめくる!」 と、矢継ぎ早に指示が飛んできます。 医「カルテ!」 ここは軍の養成所か何かか?と思いながら、汚れないようにファイルに入れておいたカルテを出すと、それを見て、 医「なんで廊下にいる間に出しておかないの!」 私「は...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ① 健康診断の予約

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後退する順番待ちから 何故か一気に入園予定児リストに名前が載った ほっぺさん。 入園準備が始まりました。 まずは健康診断からスタート。入園予定児の健康診断は、居住地区を管轄する小児病院(Детская поликлиника)でします。夏が近くなると医者たちも順番にバカンスに入るので、早め早めに……。 あ、ところで、健康診断に行く前に、最寄りの書店または文具店、印刷物のキオスクで小児用カルテ(Медицинская карта ребенка)を買う必要があります。(病院内で売ってくれよって思うのは私だけ……?) 見た目はこんな感じ。 予約に関しては、他の地域のことは把握していませんが、リャザンの場合は入園前健康診断は一般とは別の予約枠があるようです。病院によって予約受付日が違うの要確認。私たちが行く病院の入園前健康診断の予約受付は金曜の朝から。予約はオンラインでもできるようなのですが、システムがイマイチわからなかったので、病院へ行って予約の順番待ちをしました。 入園前健康診断の項目は 神経科 外科 整形外科 眼科 耳鼻咽喉科 歯科 心理科 言語療法科 の8つで、受付で予約をするを全部の科を(空きがあれば)同じ日に予約できます。 キレイに撮れていませんが、念のため…… 行ったのが少し遅かったのですが、外科以外は無事予約が取れました。 検診に行くときは事前に買っておいた「小児用カルテ」を持参のうえ、受付でいつものカルテを受け取ってから各科に行きます。 因みに私たちが行く病院は言語療法科と心理科は予約なしで、その科が開いている時間に行けばOKです。この日はたまたま言語療法科が午前に開いている日だったので、早速行ってきました。1つクリア。 あと、これもうちの病院の場合だけかもしれませんが、歯科に関しては別の最寄りの国立歯科に行く必要があります。ここも入園前検診の場合は予約不要でした。2つ目クリア。 あとはまた来週の金曜に外科の予約を取って、残りの科に行くだけ。スムーズに進むことを祈っています。