投稿

ラベル(ロシアあるある)が付いた投稿を表示しています

外出制限中の誕生日

イメージ
すでに2週間近く前ですが、4月1日に無事(?)34歳の誕生日を迎えました。 当日はコロナウイルス対策で自宅待機&有給休暇という状態でしたので、家でこじんまりと祝いました。 プレゼントには最近はまっているTシャツヤーンや、それ用の太いかぎ針、バスケットを作る用の底板などを Wildberries で注文し、自宅配送にしてもらいました。 Wildberries についての記事はこちら↓ ロシアの通販 Wildberries が便利 さて、ただの日記になってしまわぬよう、今回はロシアの誕生日の習慣と誕生日のお祝いに使えるフレーズを紹介します。 ロシアの誕生日の習慣 日本とはちょっと違う、ロシアの誕生日の習慣を2つ紹介します。 ①誕生日ケーキは主役が持参 日本だと誕生日のケーキは家族や友達が用意してくれることが大半だと思うのですが、ロシアではなんと、誕生日の本人が準備します! しかも、誕生日当日が平日の場合、職場にまでケーキを持参するのです(笑)今年は大学が休みだったのでできませんでしたが、本来なら私も、大学にケーキ持参で出勤する予定でした。 その昔大学に持って行ったミニケーキ 私より2週間ほど前に誕生日を迎えた相方は、ケーキではなく軽食のデリバリーをオフィスに取っていました。 因みに大学の場合は授業の時間が決まっているのでしませんが、一般企業の場合は業務時間内にお祝いをしているところもあったりなかったり…。 以前移民局で、業務時間中に誕生日を祝ってるところに遭遇したたことがあるのはここだけの話。 ②プレゼントに現金を渡してもOK 日本では、いいプレゼントが思いつかなかったら商品券を渡すことはあるかもしれませんが、誕生日に現金を贈ることはかなり稀だと思います。 ですがロシアの場合、現金をプレゼントすることに対して悪いイメージはありません。相手が恋人とかなら話は別ですが、家族や友人にならお金のプレゼントは全然問題がないのです。 下手にシュミに合わないかもしれないものを買って渡すより、「これで好きなもの買ってね!」というスタンスなのです。 事実私も義両親から現金のプレゼントをもらい、それの一部を使って買い物をしました。 ※猫は買った物に含まれません ちょっとロシア語 最後に誕生日...

明日から新学期 リャザン大学に昼休みが!

イメージ
今日は完全に内輪の話&愚痴です。 私が勤めているリャザン大学は教室数に対してグループの数多いため、午前・午後・夜間の3つの時間帯に各学部の授業が振り分けられています。 旧時間割 -3限  7:45~  9:15(休憩10分) -2限  9:25~10:55(休憩10分) -1限 11:05~12:35(休憩10分)  0限 12:45~14:15(休憩10分)  1限 14:25~15:55(休憩10分)  2限 16:05~17:35(休憩10分)  3限 17:45~19:15(休憩10分)  4限:17:25~20:55 -3~0限が午前の部 0~3限が午後の部 3、4限が夜間の部 で、私が勤めている&院に在籍している外国語学部は午後の部に授業があります。 今までは昼休みは無しで、授業間の休みは10分でずっと回してきたのですが、 「昼休憩を取る時間がないじゃないか!学生たちの健康に悪い!」 という保護者たち(?)の声に応え、今セメスターから新しい時間割が導入されます。 新時間割 -3限 7:45~  9:15(休憩10分) -2限  9:25~10:55 (休憩20分)←New! -1限 11:15~12:45(休憩10分)  0限 12:55~14:25 (休憩5分)←New!  1限 14:30~16:00 (休憩20分)←New!  2限 16:20~17:50 (休憩5分)←New!  3限 17:55~19:25 (休憩5分)←New!  4限 19:30~21:00 はい、午前の部は単純に休憩が10分伸びて、午後&夜間の部はその分の調整のために休憩時間が削られているうえに帰る時間が今までより遅くなります。 改善どころか改悪 まず午前の部に全くダメージがないというのがシャクなのですが、ご年配の先生方が多い(らしい)ので百万歩譲ってガマンするとします。 ですが、今の大学のシステムでは休憩時間5分は絶対に回りません。 教師はこの5分の間に 使った教室の施錠 鍵を管理人に返却(管理ノート記入) 次の教室の鍵を借りる(管理ノ...

【誰得生活情報@ロシア】ロシアでの越冬 ビタミン不足の予防がカギ

イメージ
先日、同僚の先生に相談されて、そういえばブログに書いてなかったな~と思ったことがあったので、今日はそのことについて。 ロシアの冬は日本と比べて日照時間は短いし、寒いしで鬱っぽくなりがちです。 ここ最近は教師たちも学生たちも心なしか元気がありません。遅刻する学生が増えたり、せっかく来てもテンションが完全に低空飛行なことも。 あくまで私の意見ですが、ロシア人たちは良くも悪くも正直。テンションが低いのを隠す気などありません(笑) さて、話が脱線しましたが、今回記事を書くきっかけになったのは、9月からうちの大学で働いている同僚が発した 「最近どうも気分がノらなくて…」 という一言でした。 ロシアにかれこれ10年住んでいる私自身も現在そんな感じなので、夏の終わりにロシアに来たばかりの彼女にとってはさらに大変だろうし、同じような経験をしている人がほかにもいるかも?ということで、書いていきます。 季節性鬱(冬うつ) ロシアの多くの都市は私が住むリャザンも含め、日本より緯度が高いです。そのため冬期の日照時間が日本と比べて短くなります。 例として今日の日の出・日の入りの時間を比べてみると 日本(私の実家がある地域) 日の出 6:42  日の入り 16:32 日照時間 9時間50分 リャザン 日の出 8:34  日の入り 15:55 日照時間 7時間21分 で、日照時間が2時間半も違います。 日に当たる時間が短いこと、(正確には目から入る日光の量が少ないこと)は冬鬱の原因であるといわれています。 冬鬱の症状 冬鬱の主な症状は 睡眠時間が長くなり、日中でも眠気がある。 食欲が旺盛で、とくに甘いものや炭水化物が欲しくなる。 気分が落ち込み、無気力となる。自己否定的になる。 集中力が著しく低下し、日常の家事・仕事ができない。 人づきあいがおっくうになり、出不精になり活動量が低下する。 参照サイト などがあるそうです。 全てではないけど私も当てはまってる~!(己のモノグサを正当化するな) 冬鬱対策 冬鬱の対策は日中に外に出て太陽の光を浴びる(見る)ことがもちろん有効なのですが、仕事の関係上外になかなか出られなかったり、せっかく外に出ても天気がイマイチで薄暗かったりもします。 そこでもう一つ助けにな...

大学院への道 ⑦ 入学試験

イメージ
大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ ⑤ 健康診断 ⑥ 日本から書類が到着 今日はいよいよ、大学院の入学試験についてです。 以前 「大学院への道 ③ 申し込みをしよう」 に書いた必要書類を国際交流課(うちの大学では国際部と呼ばれている)に提出して、受験の日を待ちます。 オンライン申し込み(これは仮申し込みなので、すでに完了) パスポートのコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書のコピーと、公証役場で認証を受けた翻訳 学歴証明書の原本 国外教育機関等が発行した書類に関する認定書 写真(3x4㎝ のものを12枚) 健康診断証明書(形式 086у) 私の場合、2と3についてはアポスティーユをつける作業が終わっていないので、国際部の部長のスタンプを押してもらって手続きを進め、書類の原本は無事合格後に日本に送り返してアポスティーユを取得することにしました。 あと、5の手続きですが、これはアポスティーユのついた卒業証書が無いとできないので、こちらも先送り。嗚呼、この厳しいんだか緩いんだかよくわからない手続きが、いい意味でも悪い意味でもロシアっぽい。 さて、肝心な試験の実施要項は大学のサイトで見ることができます。 私が受験した、外国語学部の修士コース 「外国語教授法と翻訳理論」の入学試験の実施要項は こちら 。 日本の大学院については全く知識が無いのですが、筆記試験と口頭試問の二本立てが一般的なのでしょうか??ロシア(というか、少なくとも私の勤め先)の場合、大学院の入学試験は口述試験オンリーです。3つの課題と準備時間が与えられ、それぞれに口述で回答、かつ試験官からの質問に答えるというスタイルです。 因みに私の専攻の試験内容は以下の通り。 文献分析(外国語の文章を読んで要約&分析) ロシア人学生は英語、外国人学生はロシア語のテキストを読みます。 理論問題(外国語教授法や翻訳理論などについて) 文章の翻訳 ロシア人、外国人共に英文露訳をします。 ①と③はその場でテキストを渡されるので、その言語に日々触れておく以外にこれといった対策はできないため、6月からちょこちょこと②の対策をしていました。問題の例も...

大学院への道 ② 学費についての謎

大学院への道 シリーズ 過去の記事 ① 専攻を決めよう アルビノ関連の連載(?)もまだ途中だというのに、大学院に行く(であろう)自分の逃げ道ふさぎのために始めてしまったこのシリーズ。前回の 専攻について に引き続き、今日は学費についてです。 大学院に行くにあたりもう一つの心配事が学費。 来年度のリャザン大学の学費に関する書類は こちら (ロシア語) 私が受験予定の外国語学科の大学院の学費は1年あたり 全日コース 13万ルーブル(約22万円) 夜間コース 5万ルーブル(約8.5万円) です。 因みこれはロシア人用の値段。 留学生向けに出している学費の情報は来年度の物が見つからなかったのですが、今年度は全日コース、1セメスターあたり約49000ルーブル、つまり1年で約9.8万ルーブル(約16.6万円)と書いてありました。 日本で生活している人にとっては激安ですよね(笑) でもリャザンの平均月収が約3万ルーブルなのを考えると、全然安くないです。 我が家としては、夜間コースなら出せるかな。全日はちょっと高いな……出せなくはないけど、ちと厳しい……といった具合です。 我が家はジリ貧とまでは行きませんが、月々の収入の30%をやっと貯蓄に回せている程度なので、お金持ちでもありません。これから娘も幼稚園に行くので幼稚園関連の出費も色々と重なるでしょうし、大学院での勉強がある分、復帰予定の大学での仕事は今までの半分か、それ以下に減らしてもらう予定。つまり私の月収は多めに見積もっても5~6000ルーブル(日本円にすると1万円ぐらいでしょうかね?)といったところでしょう。 なので、夜間だと私の年収がほぼ丸々、全日コースだと1年につき年収の2倍、外国人だから、留学生扱いかもしれないので、その場合は年収の約1.5倍が学費として消えます(笑)しかも、私が行きたいコースは全日オンリー。 結婚して子供産んで、今更貧乏学生とか、勘弁してくれ~と思っていたら、例の学部長から救いのお言葉が。 学部長「無料枠、使えるかもしれないわ。」 無料枠とは、学科や専攻ごとに特定の人数が無料で勉強できる、ソ連時代の名残のシステム。これは(おそらく)入試の成績がいい人から順番に埋まっていく……はずです...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑥ 結局……

前回の 修羅場の予感 からしばらく経ちましたが、ちょこちょこ色々なことがあったので、書こうと思います。 結論から言うと、修繕、今回は保護者達の自腹ですることになり、現在少しずつ作業が進んでいます。 なぜそうなったかというと、完全なる「クロ」案件なので、正攻法で行くとなると新年度(9月1日)から幼稚園に行けなくなる可能性があることと、初年度から先生方のゴキゲンを損ねるのは得策ではないだろうと判断したからのようです。で、今回は私たちの自腹で修繕をして、来年もまたやれと言われたら、その時に考えるんだそうな。 特にグループの部屋の壁は建物の構造上毎年ほぼ必ず天井の角の部分の塗装が(雪解け水で)ダメになります。それ以外の部分はキレイな状態なので、この角だけのために毎年塗り直しをさせられてはたまりません。 まぁ、ロシア人はなんだかんだ言って優しいというか、諦め上手なので来年も、再来年も同じ状態が続きそうです。 そもそも、幼稚園として機能するために設備を整える義務は幼稚園側、そしてリャザン州政府とロシア連邦文部省にあるはず。ですが、結局のところ、私たちは子供たちの面倒を見てもらう側の立場なので、幼稚園の人たちに対して強くは出られない。それを利用して私たちの財布を使ってお金を節約をしているということです。 各種税金払ってるし、付加価値税(日本で言う消費税のようなもの)20%も払ってるのに、そして入園すれば園費も払うって言うのにこれかよー!と、考えれば考えるほど腹が立ちますが、決まったことに対して色々言っても仕方ないので、私は引き続き傍観役です。 そして、自分たちでやると決まってからもまた長かった。 グループチャットはほぼ女性のみで構成されています。我が家の場合は相方がグループに入っていて、色々とやり取りをしているのですが、数日に一度 A「早く〇〇やらないとよねぇ。賛成の人~」 B「賛成~」 C「賛成~」 D「わたしも~」 E「私も~」 F「あたしもぉ~」 ………… というような、話が数日に一度出ては来ます。ですが、誰も具体的に動こうとはしません。このまま夏の監査の時期までうやむやにすればいいのでは?相方と冗談を言っているうちに、とりあえず砂場を何とかしよう、と話がまとまりました。 必要なペンキやその他諸々の買い出しの日程も、話し...

ダーチャ

イメージ
アルビノ関連の記事が思いの外反響があって、世の中にはアルビノに興味を持ってくれている人が思いの外多いんだな~とうれしく思っています。次の記事、「アルビノの肌」はは只今絶賛編集中です。もう少々お待ちください。 さて、今日はロシアの夏の話。 我が家は春~秋にかけて、週末はだいたいダーチャという郊外の畑兼お家で過ごしています。ダーチャ歴、結構長くて、最初はモスクワかどこかに引っ越すアルメニア人から破格で土地を買い、テントで野営するところから始めました。 その後同じエリアに義両親がダーチャを買い、しばらくは両方のダーチャを行き来していたのですが、世話が追い付かなくなったので去年私たちは最初のダーチャを売り払い、今は義両親のダーチャのみ。そこで野菜、果物、ベリーを育てていて、冬の食糧の足しにしています。もちろんどれも冬場でも買うことはできるのですが、自家栽培の味には到底かないません。 ダーチャを一つに絞ったことで、畑仕事の効率も上がり、今では畑仕事以外の時間もできて、充実したダーチャライフ(?)を送っています。 私は日中の畑仕事などはあまりできないので、基本的に家の中にいて、皆の食事の準備をしたり、時々外に出て娘の相手をしたりしています。……とはいえ基本的にダーチャにいる間、娘は義母にべったりなのですが(笑) 「お手伝い」が大好きな娘はダーチャがお気に入り。今年は高もろこしの種まきや野菜の水やりなどを手伝い、ご機嫌です。そしてここ2週間ぐらいはイチゴやその他のベリーが収穫時期を迎えているので、少し疲れると自分でイチゴやスグリを取ってきて、先週組み立てたスウィングベンチに座って食べています。疲れている時はそのまま寝てしまうときもあるので、その場合は寝返りを打った時に落ちたりしないよう、私が隣に座って見張り役をしています。 外での昼寝は格別。 見張り中……(笑) そして夕方になって日差しが弱くなると、シャシリク(BBQ)を焼きます。本来火起こしやお肉焼きは男性の仕事なんですが、うちの男性陣は他の仕事が忙しいので、ここ最近は私がやっています。薪割り以外の工程はとっくにマスターしてしまいました(笑) 「マーシャ(義両親からはこう呼ばれている)に任せておけばとりあえず大丈夫」 とのことで、完全に放置されます(笑...

整形外科の話の続き

先日、 入園前健康診断で整形外科に行った 際、歩き方が変と言われた件ですが、家に帰ってから落ち着いてカルテを読んでみると、 плоско-вальгусная стопа と書いてありました。日本語で言うところの「X脚」のことかと思います。 そういえば歩き始めたばかりのころはO脚っぽいと思っていたけど、最近なんとなくX脚っぽく見えるようになってきたな~、と思っていたんです。 調べてみたら、これ、どうやら小児性X脚とでも言いますか、成長の過程で一時的にX脚になりやすい時期があるみたいなんです。で、ほっぺちゃんは今ちょうどその時期に当てはまります。(因みに2歳ごろまでO脚気味なのも、度を越えてなければ普通のことなんだとか) いつも健康関連の疑問を解決するために参考にしているロシア語のサイトにも、 小児性X脚(←この際便宜上、こう呼ばせてください)は放っておいても小学校の低学年ごろまでには直る。早く治したかったら特別なトレーニング(平均台の上を歩くなど)をすることもできる。家では靴は履かせず、外では散歩のときに極平たんでない道を歩かせることが効果的。 と書いてありました。 というわけで、 плоско-вальгусная стопа は相当ひどくない限りは放っておいても治る。 普通の生活が送れている時点で気にする必要無し。 家での室内用靴はまったくもって不要。 とにかく子供を歩かせよう。 という結論に至りました。 ほっぺちゃんが現時点でX脚気味だけど、これがほとんどの場合は一過性のものであると説明もせず、室内履きを勧めてきた整形外科医のおばちゃん……医者としてどうなんでしょうかね。しばらくお世話になることは無いと思います。骨折でもしなければ、次回はおそらく小学校入学前でしょう。だ・すびだーにや。 あ、でも行けと言われたトレーニングは近々予約します。紙書かれちゃった以上、行かざるを得ないし、どうせ無料だし。何なら初日に担当の人にほっぺちゃんを見てもらって、本当に通う必要があるのか質問してみようと思います。 それで「毎日必ずきて!チェックされてるから!」と言われたらおとなしく通い、「いや別に……」と言われたらその場で終了証明を書いてもらうか、期間の最終日に紙だけ受け取りに行く、という方法を取ろうかと思います。相方にその話を...

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑤ 園長から呼び出し!?

先日、 修繕予定個所の大幅削減にグループのママたちを踏み切らせた 相方、担任&園長にすっかり目をつけられたようで、なんと直々に呼び出しがかかりました。夕方5時に来るように、と言われたんですが、普通に就業時間中だし、しかも話の内容は目に見えているので丁重にお断りしたところ、またいつもの時間(?)に保護者会が開催されました。 先の話し合いで保留になった箇所、やっぱり直してよ、という内容だったんですが、今回は担任からでなく、なんと園長自らのありがたーいお言葉。そして極めつけには 園長「あなた方がお金を出し合ってやってくれなければ、グループの担任の先生方にやらせなければならないわ……」 これは定番の同情を誘う手口なのでしょうけれど、相方の頭の中は全然違う方向へ働いています。 え、うちらでお金集めなくても先生方がやってくれるの?ラッキー(笑) ……と。流石に爆弾発言すぎるからか、口には出さず、「そうなんですねかぁ~」と流したようですが。 これでやっと全体像が見えてきました。教諭ごとに集金ノルマがあるという私のジョークは、あながち間違ってなかったのです。 9月1日に新年度が始まるので、年度末、(8月中旬)に9月からちゃんと子供たちを受け入れられる状態なのか、監査が入ります。それに備えて色々(保護者のお金で)修理しようとしているのです。にしても、入園前の児童の保護者にまで尻拭いさせようとは……。 更に、これは以前ほかの幼稚園であった話なのですが、保護者がお金を出し合って修繕した分の領収書を幼稚園の職員が経費として計上→戻ってきたお金をポケットに~、ということもあったそうです。 というわけで、裏側がスケスケになってきた今、「9月1日入園」という口約束しかない状態の私たちが、入園前の園のためにわざわざお金を出して何かをしてやる義理は無い!と改めて確信しました。読者さんからの情報でも、今回の件はそもそもクロという話(やっぱり!)。 グループチャットでは現在、どこを直すかは監査の結果次第で決めよう、という方向に話が進みつつあります。相方はいざとなったら Прокуратура(検察)に届け出ることも辞さない、と言っています。 何やら修羅場の予感ですね。楽しくなってきました~

ロシアの幼稚園 入園準備編 ④ 修繕をめぐる話し合い

イメージ
先日の保護者会 で WhatsApp のグループチャットでの話し合いに持ち越しになった修繕費と修繕箇所についての話し合い。チャットのメンバーは基本的にほぼママたちだけで構成されているので、基本的に雑談と、「例の件、どうしようかしらね~」とか、「早く考えなきゃよね」といった類の、他の人に動いてほしいという趣旨を暗示する内容。 これでは埒が明かない上に時間ばかりが過ぎてしまう。それに、そもそも女性的な雑談が嫌いな相方。さっさと話しを進めるべく立ち上がりました。仕事帰りに幼稚園に行って、グループの部屋や、中庭の写真を撮ってきて、グループチャットにアップロードし、皆の意見を聞くことに。 その一部がこちら 全っ然問題なさげですよね? ママさんたちも担任が色々言っていたほど緊急性はないという判断に至ったようで、 チャット内の簡易投票の結果、 壁の塗り替え→必要無し 砂場の修復→9月入園でその後すぐ冬になるから、必要最低限直してあとは雪解け後 着替え部屋の窓→とりあえず保留 にして、とりあえず長年使っているカーペットの取り換えはしようかという話にまとまりました。そして先週再度開かれた保護者会でその趣旨を担任に報告。 皆の家計へのダメージを回避するのに一役買ったからか、保護者会のリーダーに選出されかけている相方ですが、 「皆さんは私に幻想を抱いているようですが、私は悪い男です、後で後悔しますよ、絶対。」 と、今のところ流しています。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ③ 保護者会へ

既に2週間ほど前になりますが、来年度入園予定児の保護者会に相方が行ってきました。 記念すべき第1回の保護者会。さっそく入園前の準備について色々話があるのかと思いきや、始まるな否や保護者の一人が「で、いくら集めます?」といきなり爆弾を投下してきました。 私が働いている国立大学同様、国立幼稚園も財政難(?)に苦しんでいます。なので、幼稚園のグループの部屋や中庭の補修工事費は毎年保護者達がお金を出し合って払っているようです。それで完全に感覚がマヒしているのか、それとも教諭ごとに親から集めるお金の金額にノルマでもあるのか、担任(になる予定の)女性が話し始めました。 「そうねぇ、とりあえず壁の塗りなおし、そして着替えスペースの窓を木枠の物からプラスチック枠の物に付け替え、それから中庭の砂場の修復に、あとは新しい遊具を置きたいの。それから……」 と、直してほしい部分などを次々と列挙。 自分の大事な子供が通う幼稚園。財政難で大変なのだ(ろう)からお金はつぎ込むもの、と思っている大半の保護者達が盲目的に賛成しかけたのですが、うちの相方(エンジニア。普段はおとなしい)がストップをかけました。 「ちょっと待ってください。本当に今すぐ全部にお金をつぎ込んで直す必要があるのか、一度しっかりとチェックした方がいいのでは……?」 ザ・正論。 お金を集めようと盛り上がっていた保護者の皆さんもひとまず落ち着いたようで、確かに、と賛成してくれたので、いきなりお金をつぎ込む必要はとりあえずなくなり、その後は入園までにする必要があること(健康診断とか)についてお知らせがあり、保護者会は終了。直す部分などについての話し合いは保護者のWhatsApp(日本でいうラインみたいなもの)のグループチャットで続けることになりました。 相方よ、この調子で我が家とグループメイトのおうちの家計を最大限守っておくれ(笑) ……続く。

ロシアの幼稚園 入園準備編 ② 健康診断へ

イメージ
もう先週の金曜の話なのですが、幼稚園入園のための健康診断、 先日予約が無事完了 した分の診察に行ってきました。 前回の言語療法科と歯科に続き、本日は 神経科 耳鼻咽喉科 整形外科 眼科 に行ってきました。 病院を嫌がったり怖がったりしないよう、まずは事前の言い聞かせ。 私「幼稚園に入る前に、病院の色々な先生にご挨拶に行くんだよ。   3さいです。大きくなりました!って^^」 ほ「でも、びょういん、こわいね?(アニメなどでそういうシーンを見た)」 私「ほっぺちゃんは元気だから、病院に行って、色んな先生に会って   おおきくなったね~って褒めてもらうんだよ。行く?」 ほ「行く!」 そして肝心の病院ですが、去年あたりからリフォームが始まって、1階のロビーには熱帯魚のいる水槽、各階に授乳スペース(もう使わないけど)、そしてちょっとした遊具が置いてあるキッズスペースができたので、娘は大喜び。 車がお気に入り 掴みはバッチリ。 まずは神経科。雑談をしながら膝をおなじみに黒いハンマーでコンっとしてアッサリ終了。耳鼻咽喉科もアッサリ終了。どっちの科でも「大きくなったわね~」「ちゃんと挨拶できて、おりこうさんね~」とほめてもらって、ほっぺさんゴキゲン。この調子で全部アッサリクリアかな?と気楽に考えつつ、整形外科へ行くと、廊下は人であふれていました。 予約済み組と、当日組が並んでいて、当日組はさらにギブスを外す組と、レントゲン予約組に分かれているという状況。これは修羅場の予感……女たちの、診察室に入る順番を決める仁義なき戦い(という名の罵り合い)が始まるのか……と思いきや、予約者最優先ということで、ほぼ時間通りに診察を受けられました。 ですが、ネタはここから。今日担当の整形外科医は、1歳児検診の時と同じ人でした。 わざとなのか、デフォルトなのか、話し方が怒鳴っているような感じで怖い。診察室に入った途端、 医「子供の靴脱がせて!靴下も!ズボンのすそはめくる!」 と、矢継ぎ早に指示が飛んできます。 医「カルテ!」 ここは軍の養成所か何かか?と思いながら、汚れないようにファイルに入れておいたカルテを出すと、それを見て、 医「なんで廊下にいる間に出しておかないの!」 私「は...

仕事のこと の続き

先日書いた仕事の件ですが、だんだん方向性が見えてきました。 自分の状況や身体的特徴を考えると、大学教員という肩書は、仮に日本に戻るとしても、ロシアに留まるにしても、将来のための保険として捨てがたい、という結論に至ったんです。 それに、正直に言って私の視力では、一般的な会社勤めはスピード&正確さの面で無理があります。同じアルビノでも頑張っている人はいると百も二百も承知です。こんなことを書くのは不謹慎かな?とも思うのですが、障がい者枠だったら向こうも程よく諦めてくれるのだろうけど、私はちょうどボーダーラインにいる人間です。なので、眼鏡をかければ見えるようになる人たちと互角にやっていくことが求められる……というか、”普通の人”達と組んでやっていくことになるでしょうから、周りに多大な迷惑をかけることになるのが目に見えています。そういう意味で、教師、特に大学講師のようにほぼ個人プレーの環境は、私自身、そして私の周りの人の負担が極力減らせる仕事なのかな、と思うようになったんです。 というわけで、今のところ、来年度(9月)からまた大学の仕事に戻るつもりでいます。そこで気になるのは数年前の法改正。 ザックリ言えば、「大学で教壇をとるのは院卒に限る」というような内容の物。余談ですがうちの学科の場合、この法律が施行されたころは、これを守ろうとすると教師がほぼいなくなる=学科壊滅が免れない状況だったので、当時まだ学士だった教師(修士コースで勉強中)も授業を受け持っていました。 さて、かくいう私も(首の皮1枚)学士の身。例の法律が外国人講師にも適用されるのか、大学に聞きに行ってきました。結果は…… 学科長「知りません。人事課に聞いてください。」 人事課「知りません。学部長に聞いてください。」 始まりました、いつものたらい回し(ロシア語ではフットボールと呼ぶ)……と思いつつ、私が勝手に学部のファッショニスタと呼んでいる学科長のところへ。すると、 学部長「知らないわ(キッパリ)。でもあなた、勤続年数長いし、     そろそろ上行かないと。だから是非とも大学院行ってね!」 と、意外とアッサリ終わりました。 産休に入る前の数年も、自分なりに頑張ってはいたけれど、完全なるぶら下がりだったので(自覚アリ)、さすがに大...

ロシアの病院 ついにアレルギー科へ

イメージ
先月初めに 再び皮膚科へ行った ときに、近々アレルギー科を受診するよう言われてかれこれ1ヶ月。その間何をしていたのかというと、 アレルギー科の先生が現れるのを待っていました(笑) 担当医を捕まえろクエスト(笑) 皮膚科を受信したときにアレルギー科の連絡先をもらったのですが、今は休暇中なので、1月20~23日辺りに電話するよう言われました。 で、1月23日(月)に電話したところ、なんと 「まだ戻ってきてないので、来週の金曜にでもまた連絡してね」 と……… そっちが指定した日にかけたのに何故―!? と腹が立ちましたが、ここは大人しく待つしかありません。 で、先週の金曜日が再指定された日だったのですが、また延ばされるんだろうな~と思って、昨日連絡しました。 するとなんと、 「今日か明日来られる?」 とのお返事が。 無事に担当医を捕まえたものの、いつも通りの急展開(笑) そして再び思ひ出の地へ で、昨日は他の用事があったので、今日ほっぺちゃんと再びマルシュルートカに揺られて行ってきました。 バス停からちょいちょい歩きます。ほっぺちゃんを抱っこしつつの徒歩10分は中々大変。娘+荷物で10㎏はありますからね… 当事者の話は聞き流し!? さて、アレルギー科の先生には、アレルゲン検査の結果を知って以来、とりあえず小麦を除去した生活をした結果、症状が劇的に改善された趣旨を伝えましたが、そのことはほぼ右から左に流され、なぜか猫のことばかり言われました。 今は大丈夫でも後から症状が出たり、ひどくなったりすることってあるんでしょうかね? ブリーダーいはく、猫アレルギー持ちでも、自分の猫は大丈夫って人は結構多いようなのですが… 「1週間ぐらい、猫がいないところで過ごしてみて。それで症状が改善したら、原因は猫ってことだから。」 って、言われても、今アレルギー症状が出てないんだから、判断しようがないんですけど… インターネットを使って調べても、大丈夫派、大丈夫じゃない派、時間と共に治る派、治らない派、それぞれの意見が交錯していて、頭がこんがらがってしまいます。おそらく、1100%はまだ解明されていないという事なのでしょう。 花粉症みたいに一定量のアレルゲンに触れることで症状が出る、または重症化するという可能性も考...

ラノリンクリームを求めて

入院中に朝晩塗っていたラノリンクリーム。匂いは石油みたいでくっさーいんですが、ほっぺちゃんの肌には合ったみたいで、退院時には肌がすべすべになりました。 退院後のケアにもこのラノリンクリーム、もしくは名前は伏せますがアトピー専用のクリームを朝晩欠かさず塗ること!とありました。 因みに指定されたシリーズ、アトピーや超乾燥肌に特化したラインのスキンケアなので、お値段も結構張ります。 色んな会社から色々なのもが出ていますが、割と安いものでも 75mlのクリームが約600ルーブル(1000円越え!)とかです。 因みに指定のクリームの内1つは過去に使ったことがありますが、伸びがあまり良くない上に全身にたっぷり塗らなきゃいけないので週に1本はなくなるであろうペースで塗る必要があります。我が子の健康のためならお金など惜しくない!と言いたいところですが、週1本ペースだと月に2500ルーブル近くかかってしまうので、かなり痛い出費。 なのでここは何としても病院で使ってたラノリンクリームを手に入れなければー!と言うことで、近所の薬局を探し回りましがどこに行っても売ってない。入院先の先生らの「普通に薬局で売ってるよ」って言葉を鵜呑みにした私が悪かったんですが、このラノリンクリーム、工場生産されてるんじゃなくて、薬局で調合して作ってるものだったんです。 そこでかかりつけの小児病院の皮膚科で処方箋を書いてもらって、最寄りの調剤薬局へ行きました。すると今度は別の落とし穴が。 最寄りの調合薬局は治療薬の調合のみをしていて、ラノリンクリームのような単なるクリーム(医薬部外品?)の調合は、街の中心部にある調剤薬局に行かないといけないと言われました。 こんな感じでかなりの回り道をしましたが、年末に街の中心の薬局で無事にラノリンクリームを注文し、今日受け取ってきました。 処方箋に書いてあった分量だと90gで200ルーブル弱でしたが、3つ頼んだら調剤薬局事務員の方が気を利かせてくれて処方箋の3倍の分量で作ってくれました。 処方箋通りのを3つ買う場合、 (原材料費+調合代)×3で600ルーブルほどになりますが、 薬局事務さんが取った方法なら 原材料費×3+調合代で400ルーブルほど。 200 ルーブルも安くなりました! クリームはドーンと270g...

我が家に車がやって来た!…けれど

イメージ
かれこれ1年ぐらいでしょうか、義父が車の購入を検討していて、めでたく購入した暁には今乗っている車を譲ってくれるって話していたのですが、数日前、ついに義父が車を買いました! で、それまで乗っていた車を一昨日譲り受けました。 Автоваз の Лада Семёрка という結構年代物な ボロ クラシックカーです(笑) 古い車だから盗む人もいないだろうと思い、家の窓から見える駐車スペースに駐めていたんですが、なんと、2日目にしてやられました。 夕方帰ってきて見てみると、ボンネットに積もっているはずの雪がない! 相方が慌てて見に行くと、ボンネットがこじ開けられてバッテリーが盗まれていました。 -20℃近い時期にとんだ物好きがいたもんだな〜と思ったら、どうやら家の近所に闇ルートで車のバッテリーを買い取ってくれるところがあるらしいんです。中に詰まってる金属が売れるからですね。 さて、寒ーい中わざわざバールか何かでボンネット開けて、20kgぐらいあるバッテリーを取り出してそこへ持っていって、一体いくらになるのかというと、ウワサでは400ルーブルほどだそうです。 400ルーブル…ちょうどウォッカ1本とおつまみってところでしょうか。うちのすぐ近くに飲み屋があって、そこにアル中が集まっているので、おそらくその中の誰かが飲む金欲しさにやったんでしょう。 仕方ないから近々新しいバッテリーを調達して、その後車は警備員(もとい犬)付きの駐車場(月国2000ルーブル)へ移動予定です。トホホ… ・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・ ランキング参加中 同カテゴリーのお役立ちブログはこちらから 広告

お湯復活!!!!!!!!

待ちに待ったお湯が戻ってきました。いやぁ~長かった。 当初の復旧予定日である8月4日はみごとスルーされ、その後に出た9月1日復旧説も幻に終わり…10月1日復旧予定のお知らせが来ましたがそれも流れましたが、 本日10月2日、お湯復旧いたしました~!!! 一体この約2ヶ月の間に何が起こっていたのかあまり詳しくは知らないのですが、どうやら8月4日時点でお湯工場が 「お湯代未納分があるからお湯出してあげなーい」 とい言ったらしい。 でも州の調査ではお湯代は各家庭からちゃ~んと納付されてるとの事。では”未納分”って???それはなんと、マンションの空き部屋の分のことらしい。 誰も住んでないんだからどう考えてもお湯料金発生しないでしょ…って思うんですが、実はつい最近まで水道代はその家に居住登録されている人数から割り出した定額制だったんです。 ここ数年でメーター式への移行が進んでいますが、まだ全家庭にメーターがついているわけではありません。なので旧式の家の場合、家が空き家で一滴も水を使っていなくても、書面上誰かが住んでいれば料金が発生してしまう、という仕組み。 お湯工場は 「未納分がちゃんと納付されるまでお湯出してあげなーい」 の一点張りで、結局リャザン州政府が未納分を払うという公約を出したらしい。 すると、そもそもその州政府の金って私らが払った税金じゃないかー!と盛大に反発を受けたので、結局州は 「お湯作らないんだったら工場動かさなくて良いよね!」 ってことでお湯工場への電力供給停止を命じたらしい。 ものすごい実力行使wwww リャザン政府とお湯会社の金をめぐった我慢比べの構図が出来上がったわけです。そんなこんなしているうちに気温はぐんぐん下がり、最高気温が10℃ちょっとの日が続くようになり、結局どちらが勝ったのかは知りませんが、我慢比べが終わったようです。 おかえり お湯・・・・!!! n(TT_TT)n ロシア(リャザン)のお偉いさん方、仲が良くないことをどうこう言うつもりはありませんが、あなた方のイザコザに私たちのような善良な市民を巻き込まないでください(遠目)