ロシアの春の始まり Масленица(マースレニッツァ)とロシアのクレープ、ブリヌイのレシピ
ロシアは今週、月曜から日曜日まで Масленмца(マースレニッツァ:別名バター祭り)という、冬の終わりと春の訪れを祝うお祭り週間です。 ※日本でいうところの節分のような感じのイベントですが、その後にある東方教会のイースターと連動しているため毎年時期が変わります。 昨年2020年は 2月24日(月)~3月1日(日) 今年2021年は 3月 8日(月)~3月14日(日) 来年2022年は 2月28日(月)~3月6日(日) がマースレニッツァ週間です(&でした)。 マースレニッツァって、何するの? この一週間、ロシア人たちは毎日のようにブリヌイというクレープのようなものを焼いて、スメタナや挽肉、ジャムやはちみつ、イクラなど思い思いのものを包んで食べます。 正確にはどの曜日に誰が誰のためにブリヌイを焼くかが決まっているのですが、それは今回は割愛(;'∀') マースレニッツァ週間の最終日は 赦罪の主日 (別名)、赦しの日曜日)。この日は町の広場などで催し物が行われ、歌やダンスが披露されます。イベントの最後に冬の象徴の人形を燃やすと春が訪れます。 Photo by @bearfotos なんでブリヌイ? なぜブリヌイかというと、まず、このブリヌイの丸い形が太陽を象徴しているからだと言われています。 そして、もう一つの理由は、翌週の月曜から6週間後のパスハ(東方教会のイースター)まで続く大斎(動物性たんぱく質を取らない期間)の前に肉類、卵、乳製品を使い切るためだと言われています。 因みに現代では大斎をしっかりと実行している人は敬虔なロシア正教徒とダイエットをしたい人たちぐらいですが…ブリヌイの大量生産(&消費)はほぼ皆がしていると言っても過言ではありません。 ブリヌイを作ってみよう さて、肝心のブリヌイですが、作り方は超カンタン!混ぜて焼くだけです(笑) 今回は我が家でいつも作っているレシピを紹介します。 ブリヌイは色々な厚さのものがあるんですが、我が家は薄いブリヌイをよく焼きます。 このレシピは片栗粉を入れるので生地に若干の伸縮性があって、具を包んでも破れにくいのが特徴です^^ 材料(25cm 直径のフライパンで約15枚分) 牛乳 500ml 卵 4個 小麦粉 大さじ ...