自己紹介

大学院への道 ② 学費についての謎

大学院への道 シリーズ 過去の記事
① 専攻を決めよう



アルビノ関連の連載(?)もまだ途中だというのに、大学院に行く(であろう)自分の逃げ道ふさぎのために始めてしまったこのシリーズ。前回の専攻についてに引き続き、今日は学費についてです。

大学院に行くにあたりもう一つの心配事が学費。

来年度のリャザン大学の学費に関する書類はこちら(ロシア語)

私が受験予定の外国語学科の大学院の学費は1年あたり
全日コース 13万ルーブル(約22万円)
夜間コース 5万ルーブル(約8.5万円)
です。

因みこれはロシア人用の値段。
留学生向けに出している学費の情報は来年度の物が見つからなかったのですが、今年度は全日コース、1セメスターあたり約49000ルーブル、つまり1年で約9.8万ルーブル(約16.6万円)と書いてありました。

日本で生活している人にとっては激安ですよね(笑)
でもリャザンの平均月収が約3万ルーブルなのを考えると、全然安くないです。

我が家としては、夜間コースなら出せるかな。全日はちょっと高いな……出せなくはないけど、ちと厳しい……といった具合です。

我が家はジリ貧とまでは行きませんが、月々の収入の30%をやっと貯蓄に回せている程度なので、お金持ちでもありません。これから娘も幼稚園に行くので幼稚園関連の出費も色々と重なるでしょうし、大学院での勉強がある分、復帰予定の大学での仕事は今までの半分か、それ以下に減らしてもらう予定。つまり私の月収は多めに見積もっても5~6000ルーブル(日本円にすると1万円ぐらいでしょうかね?)といったところでしょう。

なので、夜間だと私の年収がほぼ丸々、全日コースだと1年につき年収の2倍、外国人だから、留学生扱いかもしれないので、その場合は年収の約1.5倍が学費として消えます(笑)しかも、私が行きたいコースは全日オンリー。

結婚して子供産んで、今更貧乏学生とか、勘弁してくれ~と思っていたら、例の学部長から救いのお言葉が。

学部長「無料枠、使えるかもしれないわ。」

無料枠とは、学科や専攻ごとに特定の人数が無料で勉強できる、ソ連時代の名残のシステム。これは(おそらく)入試の成績がいい人から順番に埋まっていく……はずです。ですがロシア的魔法(内輪の人をかなーり優遇する)で、成績と特に関係なく無料枠に入れる人もいるとかいないとか。ただ、大学に銭を落とさないので、成績が悪かったら(少なくとも学士コースでは)真っ先に退学処分をくらう身分……というか、過去にそういう学生、何度も見てきました。
主婦ですからね、「無料」ということばに心躍らないわけではないのですが、育児と仕事と学業のジャグリングをこなせる自信が全くない私は、仮に無料枠に入れてもその先が怖い。

などなど考えていたら、続きがありました。

学部長「もし無料枠が無理でも、あなた、うちの大学の常勤講師なんだから、正規雇用者は大学が提供するサービス、全部使えるし、それが有料の場合は半額になるのよ。」

かれこれ9年近く勤めてるけど(そのうち4年は休んでるけど)、初めて聞いたYO!!!

ということは無料枠が無理だった場合、
全日コースは13万ルーブル→7.5万ルーブル
そしてどこぞのクーポンみたいに「割引サービスの併用できませんよ」なんてケチなこと言われなければ、
留学生料金である9.8万ルーブル→4.9万ルーブルに
(去年のデータなので今年いくらかはまだ不明ですが…)

つまり、夜間コースと同じ~ちょっとプラスぐらいの値段で全日コースに行けることになります。

何はともあれ、ロシア在住(永住権アリ)の外国人で、しかも大学の常勤講師が入学する、という私の現在の状況がかなりのレアケースなので、結局私がいくら払うことになるのか、学部長もよくわからないようです。なので、とりあえずは外国人なので、まずは国際部(国際交流課)に詳細を質問してみることになりました。フットボール(ロシア語でたらい回しの意)は続く。

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