自己紹介

ロシアの幼稚園 入園準備編 ③ 保護者会へ

既に2週間ほど前になりますが、来年度入園予定児の保護者会に相方が行ってきました。

記念すべき第1回の保護者会。さっそく入園前の準備について色々話があるのかと思いきや、始まるな否や保護者の一人が「で、いくら集めます?」といきなり爆弾を投下してきました。

私が働いている国立大学同様、国立幼稚園も財政難(?)に苦しんでいます。なので、幼稚園のグループの部屋や中庭の補修工事費は毎年保護者達がお金を出し合って払っているようです。それで完全に感覚がマヒしているのか、それとも教諭ごとに親から集めるお金の金額にノルマでもあるのか、担任(になる予定の)女性が話し始めました。

「そうねぇ、とりあえず壁の塗りなおし、そして着替えスペースの窓を木枠の物からプラスチック枠の物に付け替え、それから中庭の砂場の修復に、あとは新しい遊具を置きたいの。それから……」

と、直してほしい部分などを次々と列挙。

自分の大事な子供が通う幼稚園。財政難で大変なのだ(ろう)からお金はつぎ込むもの、と思っている大半の保護者達が盲目的に賛成しかけたのですが、うちの相方(エンジニア。普段はおとなしい)がストップをかけました。

「ちょっと待ってください。本当に今すぐ全部にお金をつぎ込んで直す必要があるのか、一度しっかりとチェックした方がいいのでは……?」

ザ・正論。

お金を集めようと盛り上がっていた保護者の皆さんもひとまず落ち着いたようで、確かに、と賛成してくれたので、いきなりお金をつぎ込む必要はとりあえずなくなり、その後は入園までにする必要があること(健康診断とか)についてお知らせがあり、保護者会は終了。直す部分などについての話し合いは保護者のWhatsApp(日本でいうラインみたいなもの)のグループチャットで続けることになりました。

相方よ、この調子で我が家とグループメイトのおうちの家計を最大限守っておくれ(笑)

……続く。

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