自己紹介

【誰得生活情報@ロシア】ロシアでの越冬 ビタミン不足の予防がカギ

先日、同僚の先生に相談されて、そういえばブログに書いてなかったな~と思ったことがあったので、今日はそのことについて。

ロシアの冬は日本と比べて日照時間は短いし、寒いしで鬱っぽくなりがちです。

ここ最近は教師たちも学生たちも心なしか元気がありません。遅刻する学生が増えたり、せっかく来てもテンションが完全に低空飛行なことも。

あくまで私の意見ですが、ロシア人たちは良くも悪くも正直。テンションが低いのを隠す気などありません(笑)

さて、話が脱線しましたが、今回記事を書くきっかけになったのは、9月からうちの大学で働いている同僚が発した
「最近どうも気分がノらなくて…」
という一言でした。

ロシアにかれこれ10年住んでいる私自身も現在そんな感じなので、夏の終わりにロシアに来たばかりの彼女にとってはさらに大変だろうし、同じような経験をしている人がほかにもいるかも?ということで、書いていきます。

季節性鬱(冬うつ)

ロシアの多くの都市は私が住むリャザンも含め、日本より緯度が高いです。そのため冬期の日照時間が日本と比べて短くなります。

例として今日の日の出・日の入りの時間を比べてみると
日本(私の実家がある地域)
日の出 6:42  日の入り 16:32
日照時間 9時間50分

リャザン
日の出 8:34  日の入り 15:55
日照時間 7時間21分

で、日照時間が2時間半も違います。
日に当たる時間が短いこと、(正確には目から入る日光の量が少ないこと)は冬鬱の原因であるといわれています。

冬鬱の症状

冬鬱の主な症状は
  • 睡眠時間が長くなり、日中でも眠気がある。
  • 食欲が旺盛で、とくに甘いものや炭水化物が欲しくなる。
  • 気分が落ち込み、無気力となる。自己否定的になる。
  • 集中力が著しく低下し、日常の家事・仕事ができない。
  • 人づきあいがおっくうになり、出不精になり活動量が低下する。
などがあるそうです。
全てではないけど私も当てはまってる~!(己のモノグサを正当化するな)

冬鬱対策

冬鬱の対策は日中に外に出て太陽の光を浴びる(見る)ことがもちろん有効なのですが、仕事の関係上外になかなか出られなかったり、せっかく外に出ても天気がイマイチで薄暗かったりもします。

そこでもう一つ助けになるのが食事療法。

冬鬱対策はトリプトファンという栄養素がカギとなるそうです。トリプトファンが多く含まれる食材としては
  • バナナ
  • かぼちゃ
  • チーズ
  • 豆乳
などがあります。

どおりで最近バナナがおいしいわけだ。
かぼちゃスープ、豆乳鍋、チーズフォンデュ……どれも冬に食べたいものばかり……日本で冬至にかぼちゃを食べるのは実は冬鬱対策だったのか!?とも思ってみたり。

というわけで、冬鬱対策にダーチャでとれたカボチャ、今まで温存しておいたのですが近日中に解禁しようかと(笑)

こむら返り

そしてもうひとつビタミン不足繋がり問題がこむら返りです。つまり、足がつってしまうこと。

私もロシアに来て数年目のころ、冬寝ているときに足がつることが多くなって、医療系の知識のある友達に聞いたことがあるのです。

返ってきた答えはズバリ、
「まみちゃん、それ、ビタミン不足だよ!」

ビタミンが不足と足がつるのって本当に関係あるのか…?

と、半信半疑だったのですが、総合ビタミン剤を飲み始めたら全然つらなくなりました。

かれこれ5年以上、冬~春に飲んでいる総合ビタミン剤

因みに足がつる原因となるのは、特にビタミンEとマグネシウム不足だそうです。

こむら返り対策

もちろんビタミン剤を飲むのが一番手っ取り早いのですが、普段の食生活も改善の余地がありそうです(私の話)

ビタミンEを多く含む食材は
  • 植物油
  • ナッツ(種実類(アーモンド、カシューナッツ、ひまわりの種など)
  • 魚の卵や肝(あん肝、たらこ・いくら・鮎・うなぎなど)
  • 野菜(西洋かぼちゃ、大根の葉、赤ピーマンなど)
だそうです。

最後に

今日はロシアで冬になりがちな体調不良について書いてみました。
「最近なんだか調子がすぐれないな~」と思っている方はぜひお試しを!

もちろん、冬鬱やこむら返りの原因がビタミンなどの栄養素不足以外である可能性もあります。ですので上記のことを試しても症状の改善が見られない場合は病院でしっかりと検査をすることをお勧めします。