自己紹介

ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑦ 幼稚園、初潜入

結局、保護者の自腹で修繕作業をすることになった幼稚園。そんなにひどいのかな?ということで、先日壁と天井のペンキ塗りをするという相方にくっついて、幼稚園を見に行ってきました。


これがほっぺちゃんが行く予定の幼稚園。築30年は裕に超えているかと思います。ロシアはたいていの人がマンション住まいなので、マンションが建ち並んでいるエリアに幼稚園や学校も建っています。ほっぺちゃんが行く予定の幼稚園は家から徒歩10分ぐらいのところにあります。


ペンキ塗りをするので、脚立を家から持っていきました。(幼稚園に無いのか……?それとも各グループに貸し出せるほどの台数が無いから貸出してないのかな?)


中に入るといきなりちょっとメルヘン(?)な置物が。置いてあったりします。


廊下をまっすぐ行って突き当りがほっぺちゃんが入るグループのお部屋。

まずはロッカールームがあります。ここはこの日、天井を塗りなおす予定なので、ロッカーにカバーがかかっています。(ペンキ用のスプレーがうまく機能せずまた後日作業をすることになったのはまた別のお話)



ロッカールームの隣がメインのお部屋。室内遊びの時間はここで遊びます。大きいテーブルや子供用の椅子、そしておもちゃも結構色々置いてあります。園によってはおもちゃがあまりないので家から持ってくるように言われることもあるんだとか。


初めて触る鉄琴に大喜び

そして、遊び部屋の奥にはお昼寝用の部屋があります。


現在の日本の幼稚園のシステムは分かりませんが、私が幼稚園に通っていたころ(約30年前)は、園児が各々自分の布団を幼稚園に持参していて、いつも遊んでいる部屋に昼寝の時間に布団を敷いて寝ていました。なので、このお昼寝専用のベッドだらけの部屋は私の目にはちょっと新鮮に映りました。因みにグループは30人なんですが、すぐ使える状態のベッドは数えてみたところ22。あとの8つは重ねて片づけられるタイプの物が窓際に置いてありました。基本的に全員揃うことは無いからいいんだとか。

お昼寝部屋の奥にはトイレと洗面台があります。

ちゃんと高さも子供用

トイレはグループ30人に対し2つ。ちょっと少ないような…?そしてドア無しトイレ…(笑)

もう一つ新鮮に映ったのは外の遊び場。何と、グループごとに遊び場があるんです。流石国土が日本の45倍広いだけのことはあります。どのグループのお庭にも大体同じような遊具が置いてあって、あとは屋根付きのステージのようなものがあります。

結構広い

そしてグループごとに庭が分かれているとはいえ、フェンスなどがあるわけでもなく、数本の木で区切られているだけというユルさ…(笑)

こんな感じで、全体的にはイメージしていた通りだったわけですが、例の修繕に関するネタがまた入りました。

メインのお部屋、実は壁の塗り直しをしたのです。

Before
After

どんな経緯でそうなったかというと、園長がグループの担任に
「もう時間が無い。そろそろ壁の塗り直しをしないと」
と話し、それを担任が保護者のリーダーに話し、急遽壁のペンキ塗りをすることに。そして保護者のリーダーがグループチャットに
「明日、壁のペンキ塗りをするんですが、来れる人いますか?」
的な投稿をしたのです。
でもタイミングが最悪で、金曜の夜。うちの家族はダーチャに行っててインターネット環境が無いのでもちろんメッセージの確認はできず、他の人もダーチャか、単純に花金モードでメッセージをスルーしていたのか、誰も返信せず、結局そのリーダーと担任の先生たちだけで壁のペンキ塗りをしたんだとか。

いくら何でも急すぎるし、人が集まらないなら次週に延期するなりすればいいのに、強行したのはおそらく園長から直々に言われたからなのでしょう。でも当の園長の反応は、ありがとうどころか
「あら、私はただ、こうだったらいいのにな、的なニュアンスで言っただけなのに実現しちゃったわ」
的なコメントをしたそうな。

やっぱり園長、保護者のお金で修繕することが完全にクロだと分かっていてやらせているんです。しかも今度は
「そういえば窓の掃除もしないといけないのよねぇ
 (訳:窓拭きもやってね。)」
と言い出す始末。

お人好し(?)のほかの保護者達もようやく目が覚めたのか、正式に入園が決まって、且つ書面での依頼が無い限りはもう何もしない、とグループチャットで話が再度まとまりました。いつまで持つでしょうかね?この決意……

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