自己紹介

大学院への道 ① 専攻を決めよう

まだ受験に向けての情報収集しかしていませんが、自分の状況を考えると大学院は行っておいた方がいいだろう、と前回結論を出したので、逃げ道をふさぐためにも(笑)ブログに色々書いてしまおうと思います。

先日、大学院入学の必要性の有無について学部長に聞きに行ったときに「詳しくはまた6月の終わりか7月初めに」と言われたので、今日早速ですが行ってきました。

はじめは早め早めにと、6月末に行こうかと思ったのですが、6月末は学年末。卒業試験や学年末試験、卒論の発表など、色々と立て込んでいます。なので、それらが一通り終わって、でも夏休みにはまだ入っていない7月初めにしました。案の定、今日は学生と思しき人はほどんどいなく、卒業を控えた人ら何人かに会った程度でした。私が勤めている学科もガラガラ。教師数人と秘書がいるだけでした。

さて、本題の大学院ですが、問題になるのは専攻と学費。

まずは専攻について。リャザン大学は総合大学なので、数学や化学、物理、スポーツ、経済、経営、心理学など、様々な学部がありますが、私のおつむのキャパを考えると、専攻はおそらく外国語学部の
  • Методика преподавания иностранного языка и перевода (外国語教授法と翻訳理論)
  •  Филология и Иностранные языки (教育学と外国語)
のどちらかのコースになると思います。

前者は第一外国語が英語、第二外国語がドイツ語のグループと、留学生向けにロシア語と英語のペアのグループがあるそうです。コースは全日制のみ。

後者は第一外国語は英語で、第二外国語がドイツ語のグループと、定員が埋まるかで日本語か中国語のグループがある(かもしれない)そうです。こちらは全日制と、夜間コース(?)があります。

因みに新年度は9月1日スタートなのですが、大学院受験の願書受付締め切りは8月17日。つまり、直前になるまで定員が埋まるか、そのコースが開講されるか(理論上)わからないということになります。

今までの例を見ると、外国語教育と翻訳理論のコース、そして教育学と外国語のドイツ語のグループは毎年あるようなのですが、日本語は過去に1度(コース開設初年度)に定員が埋まって以来開講されていないようです。

私「来年度、日本語のコース、ありますかね?(日本語の授業の分は楽になるだろうという薄っぺらい考え)」
学部長「正直言って、蓋を開けてみないとわからないわ。(キッパリ)
    でもあなた、なんで日本語の勉強したいの?
    それにドイツ語や中国語を新たにゼロから勉強するのも大変でしょう。
    だから、私が教えてる翻訳コースにいらっしゃいよ。」

ご尤も。

私はもう日本語完璧だ~とか、そういう意味ではなく、うちの大学で日本語を勉強した(つまり自分や同僚が教えた)学生たちと、その続きを一緒に勉強することに意味があるのか、ということです。もちろん、外国語として日本語を学ぶことがどんな感じなのかを、学ぶ側になって体験する機会にはなりますが、それによって私の日本語能力が伸びるかというと疑問が残ります。

また、大学院で教壇に立てる教師は限られています。うちの学科だと、詳しい事情は把握していませんが、恐らくロシア人教師1名と、去年(だったかな?)に大学院を出た同僚の日本人教師1名。

運よく日本人教師が担当になれば、(日本人が、同僚の日本人から日本語を外国語として教えてもらうという、かなりシュールが構図が出来上がりますが/笑)彼女は授業プランなどしっかり考えていい授業をしていると定評があるので、彼女のもとで学べば私の教師としての能力は伸びるかと思います。ですが、ロシア人教師が当たった場合は、彼女は遅刻はするわ、怒鳴るわ、日本語の間違いは目立つわで……私の神経が持つかどうか不安です。

だからと言ってロシア語もまだそんなにできるわけでもないのに、新たにドイツ語や中国語を頭に突っ込める自信もない。

というわけで、かれこれ10年ほど前に出た日本の大学では一応英語が専攻だったし(ここ数年全然使っていないのでサビ落とし必須)、かつその後はロシアに住んで、野垂れ死なない程度のロシア語はできるので、学部長の言う通り、この2つの言語がペアになっている翻訳コースに行くのが得策なのでは?と考えを改めました。

更に、これは無事入学して、かつ無事卒業したらの話になりますが、卒業証書の専攻の欄に「翻訳」とあれば、移民局からパスポートの翻訳を提出しろ!と言われても自分で翻訳したものをナタリウス(公証役場)に持って行ってスタンプを貰うだけ!(300ルーブルぐらい)。わざわざ高いお金(1700ルーブル)を払って翻訳会社に頼む必要がなくなります。これは地味にうれしい。

さて、長くなってきたので、学費については次回書こうと思います。

約4年ぶりの社会復帰、そして約10年ぶりの学生生活に向け、ぼちぼちやっていきます。

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