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今日は前回の記事、アルビノと学業の最後に書いた「とある問題」について書きます。
前置きとして念頭においてほしいことがあります。これは、アルビノや弱視の人がみんな抱える問題かというと、答えはほぼ確実に「ノー」なので、アルビノの話の延長として書いてはいますが、あくまで私個人の話として読んでください。
ずばり、「授業中の居眠り」です。
はい。自分でも書いていて情けない気持ちになりますが、居眠り。もう一度書きますが、アルビノや弱視の人が必ず居眠りをすると言っているのでなく、私がそうだった、という話です。実際、同じような内容の記事等が無いか探したのですが、全く見つかりませんでした。
別に寝不足だったり、授業の内容に興味がなかったりしたわけではないのですが、なぜか寝てしまう。授業中にいつの間にか意識が飛んでいるのです。あくびが出るなどの前兆もなく、気づいたら先生が全然違う話をしていたり、時計の針が進んでいたりするんです。
当時は私も真面目な方だったので、結構ショックでした。早く寝るようにしたりもしましたが効果は無く、三者面談でこの話が親に行った時に視力や、アルビノであることと何か関係があるのかと聞かれましたが、私を含め誰も原因を知る由もなく。結局「私に”やる気が足りない”からだ」という結論に至りました。(実際にそうなのかもしれませんが…)
授業中の居眠りは高校、大学、と続き、今でも時々、デスクワーク中に意識が飛んでいることがあります(笑)
視野検査というのは、このような機械で行います。
このドームの中心部分に目が来るように頭部を固定し、ドームの中心にある黒い点を見ます。その状態でドームの中を流れ星のように流れる光の点が視界に入ったら手元のボタンを押す、という仕組みの物です。
検査は自動ではなく、ドームの後ろ側に検査員さんが座っていて、光のサイズや明るさ、速度を調節しています。
光の大きさや明るさは事前に教えてもらえますが、速度と、ドームのどこから流れてくるかは分かりません。でも流れてくる光を探してキョロキョロしてはいけないのです。あくまで真ん中の黒い点を見つめ、その状態で光が視界に入るか否かが問題になります。
検査なのでペースはそう早くないのですが、インベーダーとか、その手のゲームをやっているような感覚で地味に面白いです。
これを片目ずつ検査するのですが、この視力検査でも居眠りしてしまったんです。必死で誤る私に検査員さんが
「一点をじっと見るのって、疲れますよね。休みますか?」
と言ってくれたのですが、この一言で今までのモヤモヤが吹き飛んだ気がしました。中学の途中から居眠りしてしまうようになった原因が、もしかしたらこの、「一点凝視」なのかもしれない、と思ったのです。
試験でも寝てしまうことが多々あったのですが、例えばTOEFLのように長文だらけの試験は見事に寝落ちていましたが、同じ英語系の試験でもTOEICのように長文が無いテストでは寝ませんでした。デスクワーク中に意識が飛ぶのも何かを読んでいる時です。
読み上げソフトや音声入力は今まで使ったことが無いので、ほかのアルビノや弱視の方々はどんなソフトを使っているか、ご教授いただければ幸いです。
というわけで、今日は私が抱える大変情けない問題についてでした。
次回はアルビノとアルバイトについて書こうと思っています。
前置きとして念頭においてほしいことがあります。これは、アルビノや弱視の人がみんな抱える問題かというと、答えはほぼ確実に「ノー」なので、アルビノの話の延長として書いてはいますが、あくまで私個人の話として読んでください。
とある問題の正体
では本題に入るのですが、中学2年生あたりに現れたその”とある問題”というのは、ずばり、「授業中の居眠り」です。
はい。自分でも書いていて情けない気持ちになりますが、居眠り。もう一度書きますが、アルビノや弱視の人が必ず居眠りをすると言っているのでなく、私がそうだった、という話です。実際、同じような内容の記事等が無いか探したのですが、全く見つかりませんでした。
別に寝不足だったり、授業の内容に興味がなかったりしたわけではないのですが、なぜか寝てしまう。授業中にいつの間にか意識が飛んでいるのです。あくびが出るなどの前兆もなく、気づいたら先生が全然違う話をしていたり、時計の針が進んでいたりするんです。
当時は私も真面目な方だったので、結構ショックでした。早く寝るようにしたりもしましたが効果は無く、三者面談でこの話が親に行った時に視力や、アルビノであることと何か関係があるのかと聞かれましたが、私を含め誰も原因を知る由もなく。結局「私に”やる気が足りない”からだ」という結論に至りました。(実際にそうなのかもしれませんが…)
授業中の居眠りは高校、大学、と続き、今でも時々、デスクワーク中に意識が飛んでいることがあります(笑)
ただの”怠惰”ではないのかもしれない
ずっと自分に気合いが足りず、だらしないからだと思っていたのですが、去年、とあることがきっかけで原因がなんとなく分かりました。それは、たまたま眼科で受けた視野検査。視野検査というのは、このような機械で行います。
視野計 (ゴールドマン型ペリメーター) ※画像は借り物です |
このドームの中心部分に目が来るように頭部を固定し、ドームの中心にある黒い点を見ます。その状態でドームの中を流れ星のように流れる光の点が視界に入ったら手元のボタンを押す、という仕組みの物です。
検査は自動ではなく、ドームの後ろ側に検査員さんが座っていて、光のサイズや明るさ、速度を調節しています。
光の大きさや明るさは事前に教えてもらえますが、速度と、ドームのどこから流れてくるかは分かりません。でも流れてくる光を探してキョロキョロしてはいけないのです。あくまで真ん中の黒い点を見つめ、その状態で光が視界に入るか否かが問題になります。
検査なのでペースはそう早くないのですが、インベーダーとか、その手のゲームをやっているような感覚で地味に面白いです。
これを片目ずつ検査するのですが、この視力検査でも居眠りしてしまったんです。必死で誤る私に検査員さんが
「一点をじっと見るのって、疲れますよね。休みますか?」
と言ってくれたのですが、この一言で今までのモヤモヤが吹き飛んだ気がしました。中学の途中から居眠りしてしまうようになった原因が、もしかしたらこの、「一点凝視」なのかもしれない、と思ったのです。
そしてつながる記憶
よくよく思い出してみると、中学の途中からは授業の内容が難しくなり、板書が多くなった気がします。視力が弱いので、板書は面で見るのではなく、一字一字、点で見ていました。これがつまり、一点凝視の状態だったのでしょう。そして居眠りしなかった授業は軒並み、板書やノートとりが少ない科目や実技の授業(音楽や体育など。寝ようがないですけれど)。試験でも寝てしまうことが多々あったのですが、例えばTOEFLのように長文だらけの試験は見事に寝落ちていましたが、同じ英語系の試験でもTOEICのように長文が無いテストでは寝ませんでした。デスクワーク中に意識が飛ぶのも何かを読んでいる時です。
原因はこれだと断言はできないけど…
もちろん、原因は必ずしもこれだとは言えません。ほかのアルビノや弱視の方たちも同じような状況を経験しているはずなのに、それについて誰も書いていないことを考慮すると、中学の時に親が言った通り、本当に気合いが足りないのが最大の原因なのかもしれません。ですが、それを今更どうこう言っても意味が無いので、「気合い・やる気不足だけが原因ではなく、視力も多少は関与していたのだろう」と考えるようにしています。最後に 寝落ち対策
さて、以上のことを踏まえて、現在、大学院入学の準備をしているので、無事に入れた際には居眠り学生に逆戻りしないよう、以下の対策を打ってみようかと思います。- 板書のデジカメ撮影
見えない部分は書き写すのをあきらめ、写真をパシャリ。後でPCの画面で好きなだけ拡大して見る - 講義の録音
それでも寝てしまう可能性はゼロではないので( ̄▽ ̄;) - 読み上げソフトの使用
大学院っておそらく文献を大量に読むことになるでしょうから、読んでる間に寝てしまわないように - 電子書籍の活用
アナログ、デジタルが選べるなら、迷わずデジタルを選んで、画面いっぱいに拡大若しくは読み上げソフトを使う - 音声入力の使用
これは後で変換ミスを見なければいけなくなるので、どうか分かりませんが…
読み上げソフトや音声入力は今まで使ったことが無いので、ほかのアルビノや弱視の方々はどんなソフトを使っているか、ご教授いただければ幸いです。
というわけで、今日は私が抱える大変情けない問題についてでした。
次回はアルビノとアルバイトについて書こうと思っています。
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