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ロシア(主にリャザン)のコロナウイルス関連情報 (超個人的な)まとめ 2020年

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ロシアのコロナウイルス関連の話をここにソース付きでまとめようと思います。 出てくる情報を全て載せることはできないので、私個人が「これは!」と思ったもの、もしくは私自身や私の周りの友人・知人に影響が及ぶであろうもののみにとどめます。予めご了承ください。 Image by  Freepik 新しいものが上にくる形で書いていきます。 まず、現在の感染者数の状況は こちら で確認できます。 一部のスーパーでは3月中旬に そばの実などの穀物が一時的に品薄になったようですが、すぐに解決しました。 小・中・高校は春休みを前倒しにして”自主的隔離”をするよう指示が出ていましたが、2020年4月2日の発表で 2020年、4月6日からインターネットなどを使った遠隔授業に切り替え になりました。 2020年12月29日 リャザン州でコロナウイルスの予防接種がスタート  ソース(ロシア語) リャザン州でも予防接種がスタートしました。予約制で、接種希望者が5人集まり次第できるようです。(ワクチンの瓶1本に5人分入っているから) 感染症の治療中の人や持病持ちの人、妊娠中・授乳中の女性、アレルギー体質の人、当日体温が37℃以上ある人以外は接種ができるようです。 2020年11月12日 14歳未満の子供がいる、教育機関勤務の女性、リモートワークへ  ソース(ロシア語) 65歳以上や妊娠中の人向けのリモートワークへの移行は9月の段階ですでに行われていたのですが、今日からその対象者に「14歳未満の子供がいる女性」と「持病持ちの人」も加わりました。 私もめでたく(?)該当しているので、本日から完全自宅勤務です。 2020年8月26日 リャザン大学、9月からは混合形式  ソース(ロシア語) 私が勤めるリャザン国立大学は、9月1日からの新年度、対面と遠隔の混合形式で授業を行うことになりました。 具体的には、授業の半分以上は遠隔形式で行い、実験や実技などが必要な授業は教室の状況を次第で対面形式で行うようです。(大学構内の別の建物への移動制限など、細かいニュアンス有り) 因みに1年生は9月中は大学に通い、その後混合形式に移行。 2年生以上は9月1日から混合形式です。 2020年8月6日 リャザン州、8月10日より幼稚園や映画館再開  ソース(ロシア語) 8月...

【ロシアの家庭料理】 ビーツの赤が鮮やか!ボルシチ Борщ

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ロシアやウクライナの家庭料理として有名なボルシチは、我が家の冬の定番メニューです。 今日はボルシチのレシピを紹介します。 とはいえ、ボルシチは家庭料理ですので、家によって作り方が違います。なので今回はあくまで、 我が家のボルシチのレシピの紹介です。 材料 ではいつもどおり、材料と、対応するロシア語を見ましょう^^ ロシアではスープ類は大鍋にたっぷりと作って、数日にわたって食べるのが一般的です。なので、今回紹介するレシピは 4.5リットル鍋の分量です。 牛肉(Говядина) 500g ビーツ(Свёкла) 中2個 キャベツ(Капуста) 中3/4玉 人参(Морковь) 中1本 たまねぎ(Лук) 1個 じゃがいも(Картофель ) 中4個 塩(Соль) 大さじ2 酢(Уксус) 大さじ1 油(масло) 大さじ1 こしょう(Перец чёрный) ローリエ(Лавровый лист) 1~2枚 西洋パセリ(Петрушка) お好みで ディル(Укроп) お好みで にんにく(Чеснок) お好みで 水(Вода) サワークリーム(Сметана) お好みで 作り方 大鍋に牛肉とローリエを入れ、水を鍋いっぱいに注ぎ中火にかける。 同時進行で洗ったビーツを別鍋で中火で茹でる。 牛肉とビーツを調理している間にキャベツは太めの千切り、じゃがいもは皮をむき一口サイズに切って水にさらし、玉ねぎはみじん切り、人参は皮をむき千切りにする。 人参と玉ねぎを弱火でじっくり炒める 牛肉はアクをとりつつ、鍋の水が6割ぐらいに減るまで煮た後で取り出し、粗熱が取れたら一口サイズに切り、鍋に戻す。 ビーツは竹串がすっと通るようになったら茹で上がり。取り出して粗熱をとる。 鍋に千切りキャベツを入れる。キャベツにある程度火が通ったら、じゃがいもを入れる。 ビーツの皮をむき、目の大きいおろし金でおろす。その後③の人参と玉ねぎといっしょに酢を加えて炒める。 ※ビーツの色素は服などにつくとなかなか落ちません。必ずエプロンや汚れてもいい服を着用して扱ってください。 じゃがいもに火が通ったら⑥の炒め野菜、塩、こしょうを加えて弱火で煮ます。お好みで西洋パセリやディル、すりおろしニンニクなどを加えてもおいしいです。 ※ブクブクと沸騰させると、ビーツの赤みが消えて茶色くなっ...

【ロシアの家庭料理】酸味とうまみがクセになる、発酵キャベツ Квашеная капуста

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今日は火を使わずに作れるロシアの冬の保存食を紹介します。 キャベツを塩もみして乳酸発酵させた、漬物のようなサラダのような保存食、 Квашеная капуста(クヴァーシェナヤ・カプースタ:発酵キャベツ) は、ロシアの冬に欠かせない一品です。 瓶詰にしたりするわけではないので、保存食というよりは作り置きっぽい感じです。 同様の保存食はドイツにもあり、ザウアークラウト(酸っぱいキャベツ)と呼ばれています。熱を加えないのでビタミンは破壊されず残っていますし、しかも発酵食品なので整腸効果なども期待できます。 さて、さっそく材料と作り方を見ていきましょう。 材料 いつも通り、材料と対応するロシア語を確認しましょう。 キャベツ(Капуста) 2.5㎏ 人参(Морковь) 0.5㎏ 塩(Соль) 50g 以上っ!(笑) 実にシンプルです。キャベツは寒い季節に売っている巻きがしっかりして、どっしりとしたキャベツがおススメです。 作り方 その昔、キャベツ50㎏分を仕込んだことがあったので、その写真と一緒にお届けします(笑) キャベツと人参を太めの千切りにする スライサーやフードプロセッサー、ツワモノは勿論包丁一本でなど、お好みの方法でどうぞ。 ①に分量の塩をふりかけ、しんなりするまで揉む 容器に塩もみキャベツを麺棒などを使って押しながらぎゅうぎゅうに詰めていく。 お好みで塩を振った8分の1カットを入れてもOK。その場合はカットキャベツの上にもう一層、千切りキャベツをしっかりと入れてください。 大きなお皿などをふた代わりにして、水を入れた瓶を漬物石として乗せます。 容器からあふれるくらいに水分が出るので、たらいなどの中におきましょう。 どれだけの量を作ったのか解ってもらうため、比較写真をば。椅子の下にあるのはきゅうりのピクルスの瓶(3ℓ)です。(ぁ、ちなみにこれの3分の2くらいの大きさの入れ物にも作りました) この状態で3日ほど常温で発酵させます。 その間、1日に数回、バーベキューの串や菜箸のような物を何か所か底まで刺したりして、発生したガスを逃がします。  発酵させる時間は室温などによって変わるので、上記の作業を繰り返しながら3日目に水分の味を見て、塩辛さ以外に酸味や発酵食品独特のうま味のようなものが出てきたら出来上がりです。 保存について 出来上がった発酵キ...

ここ数週間の話

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 今日は、ブログをほったらかしにしていたこの数週間について書こうと思います。 某病原体の影響で前年度後期に通信教育を導入したうちの大学。9月1日に新年度が始まったんですが、現在なんと、オンラインと対面の混合形式で授業が行われています。 混合形式とはなんぞや!? 1限がオンラインで2限が対面とかだったら5分で大学行かにゃアカンのか!? と、最初の1週間は学生らも教師陣も大混乱でしたが、やっと落ち着いてきたのでブログを書いています(笑) オンラインと対面の混合形式、実際はどんな感じでやっているのかというと、20人以上いるグループはオンラインで講義を行うとか、学生は教室間の移動制限アリという縛りがある状態ですが、学年やグループごとに通学日が決まっていて、その日の授業は全て対面、それ以外の日はオンラインで授業が行われている、という感じです。 ちなみに大学内に入る時には入口のゲートのところで体温測定があり、学内でのマスク着用が義務化されています。まあ義務化されているとはいえ、一度ゲートを通ったらマスクを外したり、またはマスクから鼻を出したりしている人達はかなり多いのですが…… 今セメスター、私が受け持っている授業が10コマあるのですが、そのうち対面式の授業は3コマのみ。あとは全てオンラインです。 オンラインの授業は基本的にスカイプで行っています。 初級の学生が多いので、学生たちが実際に日本語で発話する機会が出来るだけ多い方がいいかなと思い、この方法をとっています。 前のセメスターは3月半ばのロックダウン時に実家に戻ってしまいインターネットの接続状況が思わしくなく授業に中々参加できなかった学生もいましたが、今年度は混合形式で通学日があるため、遠方の学生も寮に戻って来ており、ネット環境も整えやすいみたいです。 大学院の方も、現在は教育実習中なので授業はないですが、セメスターはじめは混合形式。オンラインの日はスカイプでの授業でした。 一方、娘が通っている幼稚園は、8月の中旬頃から完全に再開しました。以前と目に見えて変わったことといえば、朝幼稚園の入り口で体温検査が行われるようになり、園内の何箇所かに消毒用ジェルが置かれるようになったことぐらいです。 ですが全体的な雰囲気を考えると、以前よりもさらに鼻水や咳くしゃみの症状にうるさくなったような気がします。少しでも鼻水が出ていた...

【誰得生活情報@ロシア】夏の風物詩、お湯管メンテナンス

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今日はロシアの夏の風物詩、「お湯管メンテナンス」について書きます。 ロシアの水道管は2本!? 日本では水道管のパイプは冷たい水の1本だけでお湯は各家庭にあるボイラーで温めて使いますよね? ロシアの場合はちょっと違って、水道管が2本あります。1本目は日本と同じ冷たい水道水。2本目はなんと、お湯専用なんです。 お湯は各家庭のボイラーで沸かすのではなく、  Теплоэлектроцентраль(テプロエレクトロツェントラーリ、通称 ТЭЦ) という、 お湯工場兼火力発電所(火力発電所兼お湯工場?) からの専用パイプで、主に集合住宅や商業施設などへと供給されています。 (一戸建てまではいかないので、ボイラーを設置する必要があります) 冬の朝、日本だと水道の水が温かくなるまで水を出しっぱなしにしておく必要がありますが、ロシアではそんなことはありません。平常時であれば、蛇口をひねれば即、60~75℃ぐらいのお湯が出てきます。 余談ですが、このお湯管、基本的には地中に埋まっているんですが、一部外に出ているところもあって、冬場になると野良猫たちが上に乗って暖を取っていたりします(笑) お湯管メンテナンス さて、このお湯専用パイプ、良い事だけってわけではありません。パイプの中を常に硬度の高い熱湯が流れているので、パイプ内部にカルキがたまったり、傷みがはやかったりします。そのため毎年のメンテナンスが欠かせません。 このメンテナンス、期間はだいたい2週間ぐらいで、町のエリアごとに順番にあります。その期間はお湯が出なくなり、ボイラーのない家庭は冷水のみの生活を強いられます。 メンテ期間はどう乗り切る? さて、このお湯管メンテ期間ですが、乗り切り方は様々。 一番手っ取り早いのはボイラーを購入&取付すること。 これでお湯を温める時間は多少取られますが、メンテ期間中もお湯を使うことができます。 諸事情でボイラーを取り付けられない場合は、ボイラーがある、またはメンテ期間外のエリアに住んでいる家族や友人のところでお風呂に入らせてもらう、という人も。 そして一番古典的な方法は、家になる大鍋などを総動員して、ガスでお湯を沸かし、それを冷水で薄めながら沐浴をする、という方法。 そしてもちろん、とことん攻めたい人は冷水シャワーという荒業もあります(笑) 我が家は義両親宅にボイラーがあ...

【ロシアの家庭料理】 おかず?ソース? カバチョークのイクラ Кабачковая икра

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 今回はロシアの保存食の定番、カバチョークのイクラのレシピを紹介します。 カバチョークのイクラはピューレのような、ソースのような食べ物で、パンに塗ったり、じゃがいもやマカロニのような主食に添えたりして食べるのがロシアでは一般的。 野菜のうまみがギュッと詰まっているので、牛乳などでのばして塩コショウで味を調えればスープにもできます!(この方法をロシア人が実践しているかは謎ですが、我が家では時々します) カバチョークとは? カバチョークは、日本では白ズッキーニと呼ばれている野菜です。 ロシアのスーパーでは一般的に、皮が濃い緑色のものを Цуккини(ツッキーニ)、薄い黄緑色のものを Кабачок(カバチョーク)として売っています。 (因みになぜか  Цуккини の方が高い…) 手前がカバチョーク 奥がツッキーニ 比較的育てやすい野菜で、ダーチャに植える野菜の定番でもあります。 カバチョークはクセのない味なので、グリルで焼くだけでもおいしいし、若い物ならマリネなどのサラダにしてもおいしい。大きい物は肉詰めなどにしてもいいし、とにかく何にでも使える万能野菜。 1つの株(苗?)からたくさん採れるので、食べきれない分は勿論冬のための保存食にします。 材料 いつも通り、材料と、ロシア語の単語を一緒に見ていきましょう。 カバチョーク(кабачок) 2㎏ 人参(морковь) 1㎏ 玉ねぎ(лук) 500g にんにく(чеснок) 5片 植物油(растительное масло) 100㎖ 砂糖(сахар) 大さじ5  塩(соль) 大さじすり切り1 水(вода) 200㎖ トマトピューレ(томатная паста) 100g 濃縮酢( Столовый уксус ) 大さじ1 今回紹介するのはベーシックなものなので、お好みでハーブやスパイスを加えてください。おすすめはコリアンダーまた、上記の材料にパプリカを加えてもおいしいです。 作り方 カバチョークのヘタとお尻の部分を切り落とし、乱切りにする 若いものは種がないか、まだ柔らかいので取る必要はありません。大きい物を使う場合は、種が既にベージュ色で硬かったら取り除いてください。種を取った分カバチョークの量が減ってしまうので追加する必要があります。 人参、玉ねぎの皮をむき、乱...

【ロシアの家庭料理】冬支度の定番!トマトのピクルス Маринованные Помидоры

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ロシアの冬のための保存食と言えばピクルス! ロシアは地方差は勿論ありますが、冬場に外で野菜が育てられない地域がほとんどです。なので、夏に採れた野菜で作るピクルスはロシアの人たちにとって昔から、冬の間の貴重なビタミン源でした。 現代は昔と違い、様々な技術を用いて冬場でも野菜を育てることが可能です。 ですがハウス栽培のものはやはり旬の物と比べたら味が落ちるので、現代では「冬に野菜が取れないから」とか、「輸入品の野菜は高いから」などの理由よりは、単純に「冬の間もおいしい野菜が食べたいから」という理由でピクルスを作る人も多いと思います。 夏に採れた、野菜の味がしっかりするピクルスは冬場に食べるとまた格別です! 今日はロシアの冬の保存食の定番、トマトのピクルスのレシピを書きます。 完全なる自分用の覚え書きなのであしからず(笑) 材料 瓶ひとつ分 トマト(Помидор) 3リットル瓶にぎゅうぎゅうに詰められるぐらいの量 にんにく(Чеснок) 2片 パプリカ(Болгарский перец) 1/2個 玉ねぎ(Лук) 小1/4個 ★黒胡椒の実(Черный перец) 5粒 ★クローブ(Гвоздика) ひとつまみ ★ローリエ(Лавровый лист) 3枚 ★乾燥ディル(Укроп сушёный) 先っぽのふさ、半分くらい ★カシスの葉(Сушеные листья черной смородины) 3~5枚 マリネ液 ☆水(Вода)1.5ℓくらい ☆砂糖(Сахар) スプーン(大)山盛り3杯 ☆塩(Соль) スプーン(大)山盛り2杯 濃縮酢(Столовый уксус) スプーン(大)半分 上記とは別にトマト加熱用の熱湯 作り方 ヘタを取ったトマトを綺麗に洗い、”おへそ”のところに爪楊枝で2箇所ほど穴をあける 大鍋にたっぷりとお湯を沸かす (材料とは別の、トマト加熱用) たくさん作るのでコンロが鍋だらけに… 玉葱、にんにくは粗めのみじん切り、パプリカは細りにする  ガラスの瓶に★の材料と 3 を入れ、トマトを入るだけ詰める 4に熱湯をひたひたに注ぐ  30分~1時間ほど経ったらお湯を切る  4~6をもう一度繰り返す ※並行してマリネ液を作る。別の鍋に ☆の材料をいれ沸騰させる  2度目の湯きりが終わったらマリ...

ほっぺさん、幼稚園に復帰

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 3月の中旬からコロナウイルスの影響で休園していたリャザン州の幼稚園ですが、8月10日(月)から、通常通り機能し始めました。 とはいえ8月10日まで完全に閉まっていたというわけではなく、7月の半ば頃からは両親が非リモートワークの共働きの家庭の子供のみを対象にした状態で開いていたんですが……、我が家の場合は私がリモートワークだったので、対象外でした。  再び幼稚園に通い始めるのにあたり、必要だった書類は、かかりつけの小児科医が発行する証明書1枚のみ。かかりつけの医者のところでちょっとした診察をしただけで、すぐに発行してもらえました。 今週の火曜日に証明書を出してもらい、おととい、水曜日から早速幼稚園に復帰しました。 初日は久しぶりの幼稚園が楽しみすぎて走っていった結果、 到着してから少し咳き込んでいて、早速門前払いを食らいそうになったんですが、何とか中に入れてもらえました(笑) さて、園が閉鎖になる前と比べて変わったことといえば、 送り迎えの際に保護者は園内でマスクをつける 朝は園の入り口で体温検査がある 園の出入り口や廊下に消毒用のジェルが置かれるようになった ことぐらいです。 やっぱり幼稚園で同年代の子と遊ぶのが楽しいみたいで毎日喜んで通っています。 私はと言うと5か月ぶりに一人の時間ができて今は少しのんびりしています。3月から続いた子供が家にいる状態でのリモートワーク&学業からやっと解放されましたー!!! 子供といること自体は楽しいんですけれど、仕事や勉強にはやはりあまり集中できない日々が続いていたので…… 特に私の場合、視覚から入ってくる情報に対する耳から入ってくる情報の比率が高いのか、アニメや歌などの言語が含まれている環境音がある場合、読み物の内容がいつも以上に頭に入ってこなかったので大変でした。  また数分おきに子供が話しかけてきて思考が寸断される状態で仕事や勉強をするのも、中々大変でした…。 8月ももうすぐ折り返し地点……ということは9月の新学期までも残り時間が少なくなってきました。 情報では9月からはまた通常の対面式の授業が大学で再開するようなので、楽しみにしています。 ただこれはあくまで噂なんですが、 9月下旬頃には”第二波”でまた自宅軟禁生活が訪れる、と、まことしやかに囁かれています。なので、一人で過ごせる自由な...

【ロシアの家庭料理】夏の定番冷たいスープ Окрошка(オクローシュカ)

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今日はロシアの夏に欠かせない定番料理を紹介します。 Окрошка (オクローシュカ)という、夏野菜とクヴァスを使った冷たいスープです。 材料 中に入れるものは家庭によって少々違うみたいなので、 今回は相方の家のレシピを紹介します。 いつも通り、食材のロシア語名も一緒に紹介します。 キュウリ(Огурец ) 3本 ラディッシュ(Редиска) 4個 卵(Яйцо) 3個 ハム(Варёная колбаса) 100g 青ねぎ(Зелёный лук) 3本 ディル(Укроп) お好みで 塩(Соль) 小さじ2杯 クヴァス(Квас) 1~1.5ℓ 作り方 卵を固ゆでにし、殻をむく 青ねぎを小口切りにし小鉢などに入れ、塩を加え、すりこ木などでたたき、塩をなじませる。 水分がでてしんなりしたらOK 1、キュウリ、ラディッシュ、ゆで卵、ハムを小さく切り、鍋などの大きい容器に入れる 3に2とクヴァスを加えてよく混ぜれば出来上がり。 お好みでスメタナをちょっと混ぜるのもアリ。 最後に レストランなどで見かけるオクローシュカは具が角切りのものが多いイメージですが、家で作る時にひたすら角切りをするのが面倒だという場合には、目の大きいおろし金を使ってもいいです。 事実、我が家もおろし金で作ることが多いです(笑) そして、 オクローシュカに使うクヴァスは、スーパーの物よりもパン屋さんで売っているものを使うことをお勧めします。 スーパーで売っているクヴァスは、濃い茶色にするために焦がし砂糖などを使っているので、カラメルソースのような香り&味がします。 また炭酸ガスが人工的に添加されているので、コーラの代わりに飲む場合は良いのですが、オクローシュカを作るにはあまり向いているとは言えません。 一方パン屋さんなどで売っている、ベージュ~薄茶色のクヴァスは、水、砂糖、ライ麦粉(または小麦粉)、麦芽(たまにイースト)のみで作っているので、微炭酸で素朴な味です。 「ぬか」のような風味なので、パン屋さんのクヴァスで作ったオクローシュカは、日本人の舌に比較的合うかと思います。

【旧ソ連圏の料理】 ブドウの葉の酸味がクセになる肉詰め ドルマ Долма

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今日はロシア料理ではないのですが、トルコやギリシャ、そして旧ソ連圏で広く食べられている料理、ドルマ(Долма)を紹介します。 photo by mdjaff ドルマとは? ドルマは米や、挽肉、野菜などを混ぜも具をキャベツの葉やブドウの葉で包んだ料理で、中央アジアから北アフリカまで広い地域で食べられています。 「ドルマ」はトルコ語の「包む」という言葉の受動態、つまり「包まれた」という意味で、ピーマンの肉詰めなども、地域によってはドルマと呼ばれるそうです。 ですが、ロシアで「ドルマ」と言ったら基本的にはブドウの葉を使ったものを指します。 材料 ブドウの葉(виноградные листья) 40枚 ひき肉(фарш) 500~600g 冷やごはん(рис отварной) お茶碗1杯 玉ねぎ(лук репчатый) 中2個 塩(соль) 小さじ1 こしょう(чёрный перец) 少々 お好みのスパイス(специи) 各一つまみずつ 私が入れたのはそれぞれドライタイプのもので、 クミン(зира) バジル(базилик) ディル(укроп) パクチー(кинза) です。ほかにもターメリック、ミントなど、お気に入りのものを入れてください。 作り方 ブドウの葉の付け根の部分を切り落とし、塩漬けになっていない葉の場合は軽く湯通しする 玉ねぎをみじん切りにする ②とひき肉、冷やごはん、塩、こしょう、スパイスをよく混ぜる ブドウの葉で具を包む。 手順はこんな感じです。 葉の裏側を上にして置き、ミートボールより一回り大きいくらいの量の具を俵型にして置きます。 右下と左下の部分を折って 具が裏返るくらい巻きます。 その後、両端が平行になるように折って 残った部分を全て巻きます。 できるだけ隙間ができないように鍋に敷き詰める 本当はもっとギチギチに詰めたほうがいいです。 小さめの鍋に立てて詰める方法もあります。 水をひたひたになるぐらい入れる 落し蓋をして、蓋をして中火にかける (落し蓋がない場合には鍋のサイズに合った平皿を入れてもいいです。煮汁が沸騰した際にドルマが浮き上がって崩れてしまうのを防ぎます) 沸騰したら弱火にし、蓋をして1時間ほど煮る 火からおろし10分ほど置いたらできあがり! 最後に 出来上がったドルマはそのまま食べてもいいし、サワークリームに...

スマホ新調。

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先日、スマホを新調しました。 かれこれ3年ほど使っていた ASUS の Zenfone Go ZB500KL が、必要最低限のアプリしか入れてない状態でも本体の空き容量がギリギリで、電池の持ちも悪くなってしまったので。 AliExpress でスベアのバッテリーを買うという選択肢もあったんですが、今の時点で容量が足りていないのだから、バッテリーを買っても結局近いうちに新調せざるを得なくなるだろう、ということで、思い切って新しいのを買うことにしました。 で、機械関連にはめっきり疎いので、相方に機種選びはお任せ。 データ容量やカメラのスペック、そしてもちろん値段等色々考えた結果、夫婦そろって XIAOMI の Redmi Note 8 Pro に買い換えました。 先代より1周り…いや、本体の端の端までディスプレイになったことを考慮すると二回り大きいこの機種、ネットの情報によるとカメラの性能が売りなんだとか。 ここ最近のインスタの写真はこの機種で撮ったものなんですが、確かに前のカメラみたいに写真の端が歪んだりしないし、画質が良い。 とりあえずボタン押して撮っただけでも毛並みがしっかり見えるし、背景も自然とボケる。 色も質感もかなり正確に写るし。 そして私が個人的に最も驚いたのはマクロ。 まずは先代のマクロ写真。 かろうじて文字が書いてあることは分かりますが読むのには苦労しますね。 そしてこちらが今回買ったスマホのマクロ画像。 コレ、香水瓶の底の、私の肉眼(+眼鏡)では逆立ちしても読めない小さ~~~い文字です。 カメラも被写体も固定してない状態でこの写り。 嗚呼、これでスーパーで何か買うとき、一人でも必要に応じて原材料とか確認できる…! カメラ以外にすごいな~と思った機能は、顔認識。 スマホで会計ができる機種なので、誰でも使えてはマズいためすぐに設定しました。 「コレ、化粧したら認識されなくなったりしないかな?」 と、冗談を言っていたんですが、化粧しようが、眼鏡かけようが、前髪上げようが、寝起きの若干むくんだ顔だろうが、しっかり認識されました。 そして相方や娘の顔ではロック解除できませんでした。 …て、顔の作りが違いすぎるから当たり前か(笑) 値段も2万ルーブル切っているし、お得な買い物だったと思います。 これからジャンジャン活躍してもらう予定ですが、バッテリーは本体に組み...

大学院1年目を振り返って

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今日は私の大学院生生活1年目を振り返る日記的な記事です。 by freepik 昨年の9月、産休&育休、そして娘の幼稚園入園待機の無給休暇でまる4年のブランクから大学の仕事に戻り、それと同時に大学院生にもなった私、この1年は……ちょいちょい大変でした(あくまで当社比) 育児との両立 育児に関しては、幼稚園には嫌がらずに行ってくれたし、病気になった時も義母が休みを取ってくれたりしたので、そこまで大変ではなかったんですが、某ウイルスが原因で幼稚園が閉鎖&私がリモートワークになってからがキツかったです。 今までは娘が朝登園してから私の仕事が始まるお昼ごろまでが私の自由時間もとい授業の準備&院の宿題などをある程度集中してする時間だったのですが、それがなくなってしまったので…。 それでも仕事も勉強もしなければならないので、長時間タブレットを見せる日々が続いたのも、ちと心が痛みました。 仕事との両立 前期は教えるコマ数が週9コマで、大学院の授業も週9コマ。 後期も途中で通信になってしまいましたが前期とだいたい同じような授業数。 時間に換算するとそんなでもないのですが、それらに付随する準備や復習の時間を取るのが結構大変でした。 ただ、メリットも勿論あって、院で勉強したことを自分が教える授業ですぐに使ってみることができる点は、得た知識をより効率的に定着させるという意味で良かったと思います。 学業自体 以前アルビノ関連の記事で書いた居眠り問題 対策として、 授業中は話を聞くことに集中 できる限り板書を読まない できる限りノートを取らない をした結果、この1年、授業では一度も居眠りをしませんでした!(何かの快挙であるかのように書いていますが、本来これが当たり前なんでしょうね…) さて、それでもノートが全くない状態だと復習ができないので、授業中デジカメで撮影した板書やスライドを家に帰ってからノートにまとめて書くという作業をしていたのですが、これに時間がかなりかかりました。 前期のうちは頑張って全て手書きで書いていたのですが、就寝時間が午前2時3時なんてこともザラでした… 後期は流石にキツかったので、”手書きノート派”の先生に許可を取って、ワードでまとめたりしたので負担は多少軽減できました。 こんな感じで、勉強そのものについては対策方法が分かったので、来年度もおそら...

【ロシアの家庭料理】 ビタミンたっぷり!イチゴのジャム Варенье из клубники

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6月下旬~7月初めはロシアではイチゴの季節。 ダーチャではこの3週間ぐらいの間イチゴがたくさん採れます。 ダーチャでとれたイチゴ 毎週(うちと義両親それぞれ)3~5㎏ぐらい持って帰って来ていたんですが、さすがに食べ飽きる(贅沢な悩み)し、冷凍庫に収まらないのでジャムを作ることに。 というわけで、本日はロシアの冬のための保存食の定番品、イチゴのジャムのレシピを紹介します(レシピってほどの物じゃないですが…) 材料 例のごとく、材料と、対応するロシア語を一緒にチェックしましょう。 苺( Клубника )  1.5㎏ 砂糖( Сахар )  1㎏ レモン汁( Лимонный сок ) 1/2 個分   ロシアの人は苺と砂糖を 1:1 で作る人が多いみたいですが、我が家は砂糖控えめ。 レモン汁はジャムの色味をよくしたり、ゲル化促進するためのものなのですが、無くても作れます^^ 作り方 作り方自体はとても簡単! 苺を洗い、ヘタを取って水気を切る ①のイチゴを鍋に入れ、砂糖を加え、数時間置いておく 苺から水分が出たら中火にかける 砂糖が溶け切ったところでレモン汁を加える 時々木べらで鍋の底をこするようにそっと混ぜる 煮立ったら灰汁を取りながら更に10分ほど煮て、火を止めて半日ほど置く 再度煮立たせて、5分ほど煮て火を止める工程を2,3回くり返す (繰り返す回数が多いほどシロップにとろみが出て、果肉は柔らかくなります。焦げ付かないように木べらで鍋の底をこするように混ぜるのもお忘れなく!) 好みの煮詰まり具合になったら再度煮立たせ、煮沸した便に詰める 毛布やタオルで包んでゆっくり冷ませば出来上がり! 冷暗所で保管してください 最後に 今日はイチゴのジャムの作り方を紹介しました。 実はロシア語にはジャムを表す言葉が何種類かあります。 今日紹介した Варенье (ヴァレーニエ)はピューレ状にしていない、材料の形が残っているタイプのジャムを指すのですが、そのほかには   Джем (ジェム)、 Повидло (ポヴィードロ)、 Конфитюр (コンフィチュール)というものがあります。 定義は様々なのですが、一般的に、 Джем 果肉を煮崩してピューレ状にしてあるジャム Повидло 主にリンゴ等で作る、裏ごしした滑らかなジャム Конфитюр フ...