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★ロシアの家庭料理★ ビーツの赤が鮮やか!ボルシチ Борщ

ロシアやウクライナの家庭料理として有名なボルシチは、我が家の冬の定番メニューです。


今日はボルシチのレシピを紹介します。

とはいえ、ボルシチは家庭料理ですので、家によって作り方が違います。なので今回はあくまで、 我が家のボルシチのレシピの紹介です。

材料

ではいつもどおり、材料と、対応するロシア語を見ましょう^^

ロシアではスープ類は大鍋にたっぷりと作って、数日にわたって食べるのが一般的です。なので、今回紹介するレシピは 4.5リットル鍋の分量です。
  • 牛肉(Говядина) 500g
  • ビーツ(Свёкла) 中2個
  • キャベツ(Капуста) 中3/4玉
  • 人参(Морковь) 中1本
  • たまねぎ(Лук) 1個
  • じゃがいも(Картофель ) 中4個
  • 塩(Соль) 大さじ2
  • 酢(Уксус) 大さじ1
  • 油(масло) 大さじ1
  • こしょう(Перец чёрный)
  • ローリエ(Лавровый лист) 1~2枚
  • 西洋パセリ(Петрушка) お好みで
  • ディル(Укроп) お好みで
  • にんにく(Чеснок) お好みで
  • 水(Вода)
  • サワークリーム(Сметана) お好みで

作り方

  1. 大鍋に牛肉とローリエを入れ、水を鍋いっぱいに注ぎ中火にかける。
    同時進行で洗ったビーツを別鍋で中火で茹でる。


  2. 牛肉とビーツを調理している間にキャベツは太めの千切り、じゃがいもは皮をむき一口サイズに切って水にさらし、玉ねぎはみじん切り、人参は皮をむき千切りにする。

  3. 人参と玉ねぎを弱火でじっくり炒める


  4. 牛肉はアクをとりつつ、鍋の水が6割ぐらいに減るまで煮た後で取り出し、粗熱が取れたら一口サイズに切り、鍋に戻す。
    ビーツは竹串がすっと通るようになったら茹で上がり。取り出して粗熱をとる。


  5. 鍋に千切りキャベツを入れる。キャベツにある程度火が通ったら、じゃがいもを入れる。


  6. ビーツの皮をむき、目の大きいおろし金でおろす。その後③の人参と玉ねぎといっしょに酢を加えて炒める。
    ※ビーツの色素は服などにつくとなかなか落ちません。必ずエプロンや汚れてもいい服を着用して扱ってください。


  7. じゃがいもに火が通ったら⑥の炒め野菜、塩、こしょうを加えて弱火で煮ます。お好みで西洋パセリやディル、すりおろしニンニクなどを加えてもおいしいです。
    ※ブクブクと沸騰させると、ビーツの赤みが消えて茶色くなってしまうので、弱火で煮てください。


  8. 色と味がなじむまで5~10分ほど煮たら完成です。
    サワークリームを添えて、黒パンと一緒に召し上がれ ^^

    黒パンがない場合は、食パンよりもライ麦パンのほうが味が合うと個人的に思います。

レシピの補足

牛肉の部位についてですが、我が家ではふつう、前バラ(肩バラ?)肉を使っています。他の部位と比べると比較的安価で、中~弱火で長時間煮ると、ほろほろに柔らかくなるのでお勧めです。

脂っぽさが気になる場合は、ブイヨンを取る前に一度煮こぼすことをお勧めします。

具の野菜については、ふだん目分量で作っているので、あくまで目安です。野菜を鍋に入れた段階では「これ、スープじゃなくて煮物になってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、火が通ればカサが減るのでご安心を!因みに我が家はお玉や木べらが立つぐらいに具だくさんなのが好みです(笑)



最後に

今回は我が家のボルシチの作り方を紹介しました。
これはおそらく最もシンプルなレシピかと思います。

家庭によってはビーツを前茹でせずに入れたり、キャベツも先に炒めたり、豚肉や鶏肉で作ったり、隠し味としてトマトピューレや細かく切ったサーラ(豚の脂身の塩漬け)を入れたりもするようですので、色々なレシピを作って食べ比べてみるのも面白いかもしれません^^


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