ロシアの幼稚園 入園準備編 ⑥ 結局……
前回の 修羅場の予感 からしばらく経ちましたが、ちょこちょこ色々なことがあったので、書こうと思います。 結論から言うと、修繕、今回は保護者達の自腹ですることになり、現在少しずつ作業が進んでいます。 なぜそうなったかというと、完全なる「クロ」案件なので、正攻法で行くとなると新年度(9月1日)から幼稚園に行けなくなる可能性があることと、初年度から先生方のゴキゲンを損ねるのは得策ではないだろうと判断したからのようです。で、今回は私たちの自腹で修繕をして、来年もまたやれと言われたら、その時に考えるんだそうな。 特にグループの部屋の壁は建物の構造上毎年ほぼ必ず天井の角の部分の塗装が(雪解け水で)ダメになります。それ以外の部分はキレイな状態なので、この角だけのために毎年塗り直しをさせられてはたまりません。 まぁ、ロシア人はなんだかんだ言って優しいというか、諦め上手なので来年も、再来年も同じ状態が続きそうです。 そもそも、幼稚園として機能するために設備を整える義務は幼稚園側、そしてリャザン州政府とロシア連邦文部省にあるはず。ですが、結局のところ、私たちは子供たちの面倒を見てもらう側の立場なので、幼稚園の人たちに対して強くは出られない。それを利用して私たちの財布を使ってお金を節約をしているということです。 各種税金払ってるし、付加価値税(日本で言う消費税のようなもの)20%も払ってるのに、そして入園すれば園費も払うって言うのにこれかよー!と、考えれば考えるほど腹が立ちますが、決まったことに対して色々言っても仕方ないので、私は引き続き傍観役です。 そして、自分たちでやると決まってからもまた長かった。 グループチャットはほぼ女性のみで構成されています。我が家の場合は相方がグループに入っていて、色々とやり取りをしているのですが、数日に一度 A「早く〇〇やらないとよねぇ。賛成の人~」 B「賛成~」 C「賛成~」 D「わたしも~」 E「私も~」 F「あたしもぉ~」 ………… というような、話が数日に一度出ては来ます。ですが、誰も具体的に動こうとはしません。このまま夏の監査の時期までうやむやにすればいいのでは?相方と冗談を言っているうちに、とりあえず砂場を何とかしよう、と話がまとまりました。 必要なペンキやその他諸々の買い出しの日程も、話し...