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前回の「アルビノとアルバイト」からだいぶ経ってしまいましたが、今回はアルビノと就職活動について書いていこうと思います。
なので、役立つアドバイスなどはほぼできないかと思いますが、私自身の(大昔の)就職活動の記憶をもとに書いている、かなりざっくりした記事だと思って読んでいただければ幸いです。
今回の記事の内容は
就活をしていた当時はあまり深く考えず、興味のあった企業に応募し、エントリーシートを出し、書類選考や学力テストを通ったところの面接を受けるという、ごく当たり前の就職活動をしていました。
……とはいえ、エントリーシートを送った企業の数で見た場合、受けた会社数はクラスメイトと比べたらおそらく桁が1つ違うであろう勢いで少なかったと思います。
大学では英語が専攻だったので、それを使った仕事がしたい!とか、就職を機に一人暮らしをしたい!とか色々と夢見ていたのが、就活失敗の敗因かと(笑)
私の経験上、アルバイトの時には結構見た目について聞かれることがありました。それが原因で採用を断られたこともあります。もちろん、原因はほかにあったけど断る理由として手っ取り早いので使われた可能性もゼロではありませんが……
就活に関して言えば、私の場合、応募した企業のほとんどが海外とも関わるところだったからか、企業の人たちに髪色について聞かれることはあまりありませんでした。
むしろ説明会や面接で一緒になった就活生たちに聞かれることのほうが断然多かったです(笑)
これは両目の視力が0.2ずつの私には逆立ちしても取れないものです。仕事内容などがいくら面白そうでも、応募条件に自動車免許必須と書いてあるところは応募ができませんでした……というよりはしませんでした。
就活の必需品である”熱意”をもってすれば何とかなったのかもしれませんが、免許が無いことを帳消しにできるほどの”光る何か”は私には無いと判断し、逃げました(^_^;)
もちろんそのためには障碍者手帳を取得する必要がありますが、厚生労働省の情報では、障害者雇用率制度というものがあって、
ただ、障碍者枠の倍率が一般より低いのか高いのかは未知数ではあるのですが……
私の場合は障がい認定ラインに引っかからず、障碍者手帳は持っていないので、表面的な話しかできないのですが、「使える手段は使ったほうがいい」し、「受けられるサポートは受けたほうがいい」と私は思います。
私が以前覗いたことがあるサイトには
などがあります。
どのサイトも障害のタイプや支援制度などから仕事を検索できます。
現代は様々な仕事がデジタル化されてきているので、アルビノ…というか弱視の人でもできる仕事の種類が増えてきていると思います。
作業効率はもちろん普通の人と比べたら落ちるかもしれませんが、「目が著しく悪い人はほぼみんな盲学校→将来は針・灸」という時代は、もうとっくに終わったと思います。
私自身、ロシアで日本語教師をしていて、もちろんそれに付随した事務仕事はありますが、それでもメインの仕事は授業なので、助かっています。
なので、音楽の道に進むアルビノの人たちもけっして少なくはないようです。
有名どころだとギタリストのジョニー・ウィンターと、その弟でミュージシャンのエドガー・ウィンターがいます。
そしてレゲエDJのイエローマンもアルビノ。
私はネットで情報を見ただけなのですが、アルビノフェスの時にも歌を披露したアルビノさんたちがいらっしゃったようです。
それに、私が時々動画をチェックしているベラルーシのアルビノユーチューバー、アリーナさんも音楽教師です。
元祖アルビノモデルといえばコニー・チウ。
最近だとロシアだと アナスタシアさん(Kimi-chan)が有名ですね。
私が就活をした10年前と今とでは状況も全然違うでしょうけれど、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
今後ですが、以前ツイッター内で(内輪で)少し盛り上がった「アルビノとメイク」について、そして前々からずっと書きたかった、活躍中のアルビノさんたちについての記事も書きたいと思います。
相変わらずの超不定期更新ですが、お付き合い願います。
大昔の、就活してた頃の写真。 |
はじめに
ご大層なタイトルを掲げてはいますが、結論から言うと私自身は日本での新卒採用の就職に失敗した身です。なので、役立つアドバイスなどはほぼできないかと思いますが、私自身の(大昔の)就職活動の記憶をもとに書いている、かなりざっくりした記事だと思って読んでいただければ幸いです。
今回の記事の内容は
- 私の就活
- アルビノが就活をするうえでネックになりうること
「見た目」「視力」 - 障害者枠について
- 障害者向けの求人サイトの紹介
- アルビノに向いているかもしれない職業
私の就活
私が就職活動をしたのは2006~2007年、いわゆる就職氷河期が終わるか終わらないかぐらいの時期でした。就活をしていた当時はあまり深く考えず、興味のあった企業に応募し、エントリーシートを出し、書類選考や学力テストを通ったところの面接を受けるという、ごく当たり前の就職活動をしていました。
……とはいえ、エントリーシートを送った企業の数で見た場合、受けた会社数はクラスメイトと比べたらおそらく桁が1つ違うであろう勢いで少なかったと思います。
大学では英語が専攻だったので、それを使った仕事がしたい!とか、就職を機に一人暮らしをしたい!とか色々と夢見ていたのが、就活失敗の敗因かと(笑)
アルビノが就活するうえでネックになりうること
私が就活をしたうえでこれはちょっとハンデになったかな、と思ったのは、やはり「見た目」と「視力」です。それぞれについて順番に書いていこうと思います。見た目
これは行きたい業界や応募したい会社の社風にもよるのかもしれませんが、やはり見た目がほかの人とちょっと(~かなり)違うので、いい意味でも悪い意味でも目立ちます。私の経験上、アルバイトの時には結構見た目について聞かれることがありました。それが原因で採用を断られたこともあります。もちろん、原因はほかにあったけど断る理由として手っ取り早いので使われた可能性もゼロではありませんが……
就活に関して言えば、私の場合、応募した企業のほとんどが海外とも関わるところだったからか、企業の人たちに髪色について聞かれることはあまりありませんでした。
むしろ説明会や面接で一緒になった就活生たちに聞かれることのほうが断然多かったです(笑)
視力
眼鏡で矯正ができないアルビノの視力。弱視は多かれ少なかれ、事務仕事のハンデになります。そしてもう一つ視力が原因で就職活動に苦労するかもしれない理由は、自動車免許が(取れ)ないこと。これは両目の視力が0.2ずつの私には逆立ちしても取れないものです。仕事内容などがいくら面白そうでも、応募条件に自動車免許必須と書いてあるところは応募ができませんでした……というよりはしませんでした。
就活の必需品である”熱意”をもってすれば何とかなったのかもしれませんが、免許が無いことを帳消しにできるほどの”光る何か”は私には無いと判断し、逃げました(^_^;)
障がい者枠
ここまでは一般の新卒予定者対象の就活の話でしたが、アルビノで(というよりは主に視力に問題がある方で)どうしても入りたい企業、やりたい仕事がある、という人は、障碍者枠を狙うというのも一つの手段だと思います。もちろんそのためには障碍者手帳を取得する必要がありますが、厚生労働省の情報では、障害者雇用率制度というものがあって、
従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。(障害者雇用促進法43条第1項)という決まりがあります。因みに
民間企業の法定雇用率は2.2%です。従業員を45.5人以上雇用している企業は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。
ソース:厚生労働省のウェブサイトので、働きたい企業がある程度の規模のところである場合、障碍者枠が必ずあるので、そこを狙うものアリだと思います。
ただ、障碍者枠の倍率が一般より低いのか高いのかは未知数ではあるのですが……
私の場合は障がい認定ラインに引っかからず、障碍者手帳は持っていないので、表面的な話しかできないのですが、「使える手段は使ったほうがいい」し、「受けられるサポートは受けたほうがいい」と私は思います。
障害者向けの就職・転職サイト
障害者手帳を持っている場合、一般の求人のほかに、障碍者向けの求人サイトで仕事を探すことができます。私が以前覗いたことがあるサイトには
などがあります。
どのサイトも障害のタイプや支援制度などから仕事を検索できます。
アルビノに向いている(かもしれない)仕事
上に書いた見た目問題と視力の問題を考慮したうえで、一般的な会社などに勤める以外にアルビノに向いている(かもしれない)仕事をアルビノである私が独断と偏見でいくつか書いてみようと思います。アナログよりはデジタル
紙を使う仕事はルーペなどを使ったとしても限界があります。それに比べてコンピュター上で行う作業は文字のサイズをかなり大きいところまで拡大できます。現代は様々な仕事がデジタル化されてきているので、アルビノ…というか弱視の人でもできる仕事の種類が増えてきていると思います。
作業効率はもちろん普通の人と比べたら落ちるかもしれませんが、「目が著しく悪い人はほぼみんな盲学校→将来は針・灸」という時代は、もうとっくに終わったと思います。
カウンセラーなど、人と話す仕事
もちろん本人の性格にもよりますが、ずっとデスクやパソコンの画面に(ほぼ文字通り)貼りついている仕事よりは、人と話す仕事のほうが負担が少ないと思います。私自身、ロシアで日本語教師をしていて、もちろんそれに付随した事務仕事はありますが、それでもメインの仕事は授業なので、助かっています。
音楽関連の仕事
アルビノは視力が弱い場合が多い分、それを補うために”耳がいい”可能性があります。なので、音楽の道に進むアルビノの人たちもけっして少なくはないようです。
有名どころだとギタリストのジョニー・ウィンターと、その弟でミュージシャンのエドガー・ウィンターがいます。
そしてレゲエDJのイエローマンもアルビノ。
私はネットで情報を見ただけなのですが、アルビノフェスの時にも歌を披露したアルビノさんたちがいらっしゃったようです。
それに、私が時々動画をチェックしているベラルーシのアルビノユーチューバー、アリーナさんも音楽教師です。
見た目を活かす
ほかの仕事と比べたら狭き門になってはしまいますが、アルビノ特有の見た目を活かしてモデルになるという道もあります。元祖アルビノモデルといえばコニー・チウ。
最近だとロシアだと アナスタシアさん(Kimi-chan)が有名ですね。
最後に
今日は私の少ない&薄っぺらい経験をもとにアルビノと就活について書いてみました。私が就活をした10年前と今とでは状況も全然違うでしょうけれど、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
今後ですが、以前ツイッター内で(内輪で)少し盛り上がった「アルビノとメイク」について、そして前々からずっと書きたかった、活躍中のアルビノさんたちについての記事も書きたいと思います。
相変わらずの超不定期更新ですが、お付き合い願います。
- リンクを取得
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- 他のアプリ