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【子育て@ロシア】子供用薬箱の中身(幼稚園編)

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幼稚園に行くようになってからちょくちょく病気にかかるようになったほっぺちゃん。周りの人に聞いても幼稚園に行き出すとみんな、一週間幼稚園に通って次の一週間は家で療養生活というパターンの子供が結構多いようです。 ロシアで子育てしている、またはその予定の日本人の方がどのくらいいるかはちょっとわかりませんが、もしかしたら役に立つかもしれないので、 今回は我が家の子供用の薬箱の中身について少し書こうと思います。 ※この記事はあくまで我が家の薬箱の中身を紹介するためのものですので、薬の使用は主治医と相談し、用法・容量を確認の上、自己責任のもと、慎重に行ってください。 まず大事なことは、 子供専用の薬箱を用意することだと思います。 子供が病気の時ってどうしても慌ててしまいがちですよね。間違えて大人用の薬を与えてしまったり、子供用の薬でも用法・容量を間違えては大変です。なので平常心の時に子供用の薬箱を作っておき。さらにはその中に入れる薬のパッケージに用法用量を大きい字でメモしておくと良いでしょう。 さて早速ですが薬箱の中身について書いていきます。  これはあくまで私の考えですが、 医療の専門知識を持たないただの一般人は、自分と子供の風邪やちょっとした擦り傷・切り傷の治療ができれば十分だと思います。 それ以上のことは医者の仕事なので、私たちがどうこうできることではない、と考えているので、我が家の薬箱の中は最低限のものしか入っていません。 体温計(Градусник) 過酸化水素水(Перекись водорода) ヨード液(Йод) 綿棒 (Ватные палочки) 包帯(Бандаж) 絆創膏(Лейкопластырь) 脱脂綿(Гигроскопическая вата) 解熱剤2種(Жаропонижающие препараты) 点鼻薬2種(Капли для носа) 点耳薬(Капли ушные) ビタミン D シロップ(Капли витамина Д) 抗生物質(Антибиотик) 抗アレルギー剤(Противоаллергические препараты) ステロイド系抗炎症クリーム(Гормональный мазь от дерматита) ①~⑦については特に書く必要...

ロシアの幼稚園 その後

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8月から慣らし保育を始め、9月から本格的に幼稚園に通い始めたうちの娘。かれこれもう一か月以上幼稚園に行っていることになります。同じ年頃の子供たちと一緒に遊べるので幼稚園自体はかなり楽しいようです。ですが家にいた頃とは生活リズムや生活環境が変わったため、ちょくちょく病気になります。 慣らし保育スタートから今月中旬までにかれこれ2、3回は病気になったと思います。9月初めに中耳炎になった時は、私も大学の仕事に戻ったばかり、そして大学院の授業が始まったばかりだったので余裕がなく、相方の両親に色々と手伝ってもらいました。 実はつい最近もロタウイルスか何かもらってきたようで、昨日今日は幼稚園を休んでいます。幸い昨日は相方が仕事を休んでくれ、今日は義母が休んでくれているので私の仕事と勉学には支障は出ていません。義母にいたっては、旧システムの年金受給年齢に達していて、年金を貰いつつ仕事をしているからか、もうあまり働きたくないようで 「ほっぺちゃんが病気になったらいつでも言ってね。いつでも病欠とるから♪」 と言ってくれています。彼女が相方を育てていた頃は、遠方に住む両親からのサポートがなく大変な思いをしたからというのもあってか、色々率先して手伝ってくれるので本当に助かります。 まぁマフラーやスヌードで口を覆うと扁桃炎になる、など科学的根拠のない独自の理論を展開してきて面倒くさいと思うこともなくはないのですが、その手の話はだいぶスルーできるようになってきました(笑) それにしても幼稚園に行き始めると本当に頻繁に病気になるんですね。友人知人からあらかじめ聞いてはいたものの、ここまでしょっちゅう病気にはるとは……。 話はそれますが、娘はいま、以前とは別の幼稚園に行っています。慣らし保育で行っていた幼稚園は9月に入ってついに調理室のリフォームが始まりました。やっとリフォーム用の予算が下りたようです。そして9月の10日頃始まった工事は約2カ月続く予定なんだとか。その間もちろん給食は出せないわけですから、この幼稚園に通っている子供達はみんな、一時的に近隣の幼稚園に行っています。 私たちが一時編入することになった幼稚園、家からの距離は最初に行っていた幼稚園と変わらないのですが、こちらの方が建物も新しくて。とても綺麗。私は手続きで一度行っただけなのですが、園によって...

留学生集会

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今週の水曜日、うちの大学で開かれた留学生集会なるものに行ってきました。 リャザン大学の本館、2階のカンファレンスホールで行われたこのイベント、主に寮に住んでいる学生や大学がビザサポートをしている学生向けの話をする場なので、私は行かなくてもいいかな?と思ったのですが、国際交流部の方から、「参加必須」とのお達しがあった上に、このイベントのためにこの日の留学生向けの授業は休講になっていたので、見に行ってきました。 こちら、うちの大学の国際部(日本だと国際交流課っていうのかな?)のトップ。 2019年9月現在リャザン国立大学は、学部、修士課程、準博士課程合わせて30ヶ国から合計約400人の留学生が在籍しています。その内、今年入学した留学生は15ヶ国から計約100人。その中に私も含まれています ^_^ 留学生集会では寮でのマナー、学費の支払期限や留学生向けの医療保険、ビザや滞在登録関連の手続きの話や、他の町へ行く際の申請の方法など、留学生なら必ず知っておかなければならない話が色々されていました。これなら全員強制参加だったのもうなずけます。 あとは留学生一人ひとり、写真も撮りました。産休・育休で4年家にいた私。子供と一緒だと自分の写真を撮る機会って中々無かったので、、この機会に私も撮ってもらいました。参加した留学生ほぼ全員の写真を撮っていたので、今現在データ待ちですが。 とりあえず既に上がっている集合写真をば。後ろの席に座っていたので結果的に前の方に立つことになってしまった……(笑) かれこれ9年も(そのうち4年は家にいたけど)大学に勤めていると新入生気分はあまりありませんが、院のグループメイト以外の留学生と話す機会にもなってよかったです。

リャザンの学生用定期券 УмКА (ウムカ)

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今日は学生用定期券についての話です。 リャザンで使用可能な定期券の話で、モスクワに留学予定の方にとっては全く役に立たない情報になってしまいますが……最近はうちの大学に留学しに来てくれる日本人の学生も増えているので、 書いておこうと思います。 9月から仕事復帰と大学院入学をした私、職場兼通学先である大学に週6で通っています。2019年9月現在、リャザンの交通機関の運賃は、マルシュルートカ、バス、トロリーバスともに一律23ルーブルです。 10年前、私がリャザンに来たばかりの頃はトロリーバスが8ルーブル、バスが9ルーブル、マルシュルートカが10ルーブルでしたので、ものすごいインフレのスピードです。 とまぁその話は置いといて、 毎回財布の中を漁って硬貨を取り出すのがかなり面倒に感じてきました。 しかも自宅がリャザン市内の割と端の方にあるので、大学前まで乗り換えなしで行けるマルシュルートカは1種類しかありません。 大学からバス停ひとつ半ほど離れたところにある他のバス停まで行く交通機関はたくさんあるのですが、日によっては荷物がかなり多くなるため、歩くのが嫌で途中で乗り換えをすることもあります。 そうなると今度は別の問題が発生しますそれはもちろん交通費のことです。行きも帰りも乗り換えして行った場合、1日当たり23ルーブルが4回で92ルーブルになります。さすがに毎日乗り換えで行くことはないと思いますが、もし仮にそれをした場合、週6で大学に行っているので、一週間に約550ルーブルが交通費に消えることになります。1ヶ月に換算すると2000ルーブル超え。薄給な大学教員にとってはちょっと痛い出費になります。 そこで現在大学院生である立場をフル活用して学生用の定期券を申し込むことにしました。 リャザンクレムリンの写真入りです УмкКА (Умная Карта :スマートカードの略)というこの定期券、色々な種類のものがあるのですが、学生用のものは全日制のコースに通っている学生のみが使えるお得な定期券です。 ※学部生または院生として留学している場合は使えますが、夏季コースなど短期で来ている留学生は使うことができません。 夫婦揃って学生の場合や、3人以上子供がいる家庭などには特別価格が設定されていますが、私はそれらに該当していないので、通常の...

大学院の授業スタート

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日本語講師としての授業が始まってから1週間後、先週月曜から私の大学院の授業もスタートしました。 この1週間、ほぼ毎日時間割が変わっていて、講師の仕事同様、こっちでも教務課に振り回されています(笑) 週9コマと、大学時代と比べたら授業数はそう多くはないのですが、いかにせん講師との兼業なので、時間のやりくりが大変です。ましてや、産休、育休、そして娘の幼稚園入園待機期間と、合計4年も自宅警備員をしていた身なので、体力が……娘を寝かしつけながら自分が寝落ちることもしばしば。 そして、約10年ぶりの学生生活を始めて思うことは、「ホント、世の中便利になったなぁ~」の一言に尽きます。 弱視であるため板書やスライドの字が見えないことが結構ある私。あらかじめ先生方の許可をいただき、講義は基本的に全て録音、そして板書やスライドをデジカメで撮影させてもらっています。そしてそれを自宅PCとGoogle Drive の両方に保存しているので、講義を聞きなおしたくなったらいつでもできます。 ちなみに講義中は受講用のノートを作り、それにひたすら殴り書き。それを家に帰ってからまとめる日々。これ、地味に時間がかかるのですが、こればかりは仕方がない。 専攻が「外国語と通訳・翻訳の教授法」なので、先生方からは講義を受けるだけではなく、自分が教える時のために教案的なものを同時進行で作っておけ、と口酸っぱく言われています。 ここで役に立つのがGoogle ドキュメントの音声入力システム。ロシア語のキーボードがまだまだ使いこなせない私は本当に助かる。PCにマイクをつないで話すだけで入力ができるのだもの。時々私の発音が悪いのか誤認識されることもありますが、それでもひたすら手でカチャカチャ打つよりもよっぽど速い!これなら論文も少しはスムーズに進むかもしれない(まだテーマすら決めてないけど) そして、受験勉強にも使っていたのですが、何か文献を読まなければならない時はそれの電子版がある場合はスマホの読み上げソフトを使っています。文字を目で追って読もうとすると、どうしても読むという作業に気が行ってしまって内容が入ってこないので…… こんな感じで、自分が思いつく範囲で色々なサポートを使って勉強している状況です。他の院生と比べたら、ノート2度書きなどのせいで効率は悪いですが、そ...

新年度スタート! 時間割に釘付け。

去る9月2日より、新年度の授業がスタートしました。 うちの大学だけかもしれませんが、各講師が担当する授業が確定するのは8月最後の平日に行われる学科会議。というのも、夏の間に講師が転職しちゃったり、辞める・休暇に入るなどの連絡を8月下旬になってからする講師がほぼ毎年いるから。今年度は2人講師が減り、その代りと言ってはなんですが、私が4年ぶりに復帰しました。 私が4年いなかった間に、今までのこと、少しは改善されてないかなー?と、淡い期待を抱いていたのですが、残念。何も変わっていませんでした(笑) 上記の通り、講師の担当授業が8月末に決まるので、時間割が出るのは9月最初の平日です。幸いこの日は入学式などの催し物があるので授業は無いのですが、それでも…ね。 そして他の学部のことはちょっと把握していないのですが、うちの学部は時間割と教室の割り振りを教務課の人がアナログで(※作業はPC上ですが、専用のソフトなどを使わず)しています。彼女らは教務課職員であると同時に講師としても仕事をしているので、多忙からか時間割にちょいちょい間違いがあります。 教室のダブルブッキングや、1人の講師が同じ時間に2つの授業を割り振られている、など…… 今年度は幸い、私はそのような事態には見舞われていませんが、いつか再び授業のダブルブッキングに見舞われたら、娘のままごとセットのナイフ(本物だと流石にジョークがキツすぎるからね)を持って教務課に行き、それを担当の人に渡して 「私を今すぐ2等分してくれ!5分後に〇〇号室で××の授業、△△号室で□□の授業があるんだ!」 と言ってみたい……。鼻で笑われるのがオチですけど。 話がそれましたが、そのようなミスと、あとは単純に講師たち本人のワガマ……じゃなくて都合により、新年度開始後、最初の2週間ぐらいは授業時間や教室がかなり変動します。そのためこの時期は時間割から目が離せません。時間割が貼りだされている掲示板前は授業開始前に人だかりができます。 でもこの時間割、とにかく字が小さいんです。私の視力だと掲示板のガラスケースに顔が張り付くぐらい近づいて、やっと読めるか読めないかぐらい……。悪あがきはさっさと諦め、同僚の先生に手伝ってもらいました。 私が担当する授業は週に9コマ。 そして大学院も週に9コマ。 合計18コマ……! ...

大学院への道 ⑧ 学費の入金と、職員用学費部分免除の申請

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大学院への道 シリーズ 過去の記事はこちら ① 専攻を決めよう ② 学費についての謎 ③ 申し込みをしよう ④ アポスティーユ ⑤ 健康診断 ⑥ 日本から書類が到着 ⑦ 入学試験 去る9月20日の入学試験に合格し、無事に大学院への入学が決まった私。入学前のラストスパート、最初のセメスターの学費の入金&入学手続きの仕上げと、学費の職員割引の申請です。 まずは合格発表があった後、国際部から連絡が来ました。 「入学手続きのための書類が準備できたから、サインしに来てね」 国際部に行って入学同意書と、契約書にサインをした後は最初のセメスター分の学費の入金をします。 学費の振込方法は2つ。 大学の会計課で書類を作ってもらい、支払窓口で現金で支払う方法 銀行から振り込み、または振替で支払う方法。 2つ目の方法は支払・振込をする人の名前と、入学予定者の名前が一致する必要があります。私は振込用の口座は持っていないので、大学の会計課で支払うことにしました。 支払いが無事に済んだら、控えを国際部に持っていくと入学手続き完了です。国際部の人が必要書類を揃えて、入試課に持って行ってくれます。(私の場合は諸事情により締め切りギリギリだったので、自分で入試課に持っていきましたが…) 入学手続き完了者のリストは、大学のサイトに随時公開されていきます。 ところで、入学試験の結果もそうでしたが、入学手続き完了者もパスワード等が全く必要ないところにPDFでアップされます(うちの大学だけかもしれませんが……) 個人情報管理って何………( ̄▽ ̄;) さて、残るは職員用の学費割引の申請です。これに関しても大学によって差があるかもしれないので、ブログに書いてもあまり意味が無いような気がしますが、念のため。 職員向けの学費の部分免除は「常勤」として長年働いている講師が対象です。全日制なら3割、夜間コースなら5割の免除が受けられます。最初に得た情報ではどのコースでも5割免除という話だったのですが、やはり全日制は学費がかさむ分、免除率が下がるようです。学費は大学の貴重な財源ですから、仕方ないですね。 以前記事を書いた時には出ていなかった情報なのですが、留学生向けの学費もロシア人学生と同じで、私が行く全日コースは年に13万ルーブルのようです...