自己紹介

ロシアの離乳食事情

もうかれこれ3週間ほど経ちますが、ほっぺちゃん6か月になったので離乳食デビューしました。

日本では5ヶ月でスタートするのが一般的みたいだから、6か月からって遅くない?って思われそうですね。ですが、WHO(世界保健機構)のガイドラインでは、アレルギー予防のため、6か月までは母乳またはミルクのみを与えることが推奨されているので、それに従って待ちました。

因みにロシアではベビー用品店に4ヶ月からあげられる(とパッケージに書いてある)ものがたくさん並んでいます。世界的な機関が6か月から始めるように勧めているのに、これはやっぱり消費者の心理を突いたビジネスなんだな~って思います。

4ヶ月からって書いてある商品がお店にあって、周りのだれかから「もうあげたよ~」なんて聞いたら、「同じ月例の○○ちゃんはもう□□を食べてるのに、うちの子かわいそう!はやく色々なもの食べさせてあげたい!」って思っちゃうのが親心ってやつでしょう。

あとはおばあちゃん世代からの”助言”(あえて ” ” を付けておきます)もこのビジネスに一役買っているようです。1世代前は粉ミルクの質が今ほどよくなかったからか、それこそ3ヶ月ごろから果汁や野菜のゆで汁などを与えていたんだとか。なので私も義母から色々”助言”をいただきましたが、現代の医学ではこれこれこうなんです~と説明し納得してもらいました。

日本だったら最初の離乳食といえば10倍粥でしょうか。ロシアでも穀物のお粥(とうもろこし、お米、蕎麦の実など)や野菜ピューレ(人参、カリフラワー、ブロッコリーなど)から始めるのが一般的なようです。


ここで私がヒックりしたのが蕎麦の実!日本ではソバは高アレルゲン食品で2歳以降まであげないのが一般的なんですが、ロシアではなんと、離乳食に蕎麦の実のお粥が勧められます。周りのロシア人に「蕎麦アレルギー」の存在を知っている人は…ズバリいませんでした。

理由として考えられるのは、日本人が先祖代々お米を食べてきたので米アレルギーを起こしにくいのと同じで、ロシア人は代々、蕎麦の実を食べてきたから。あと考えられるのは、日本で「蕎麦」と言ったら胚乳部分を製粉したそば粉で作った麺を指しますが、ロシアで「蕎麦」といったら甘皮も含めたものを指します。前者はアレルギーの原因になるグルテンたっぷり!後者は低グルテンなので、同じ100gの「蕎麦」を食べても後者の方がアレルギーが起こりにくいというもの。

さて、小難しい話はここまで。ほっぺちゃんの記念すべき「最初の1さじ」は、やはり日本人として譲れない「お米」でした^^嫌がったり吐き出したりすることなく食べてくれていて、今では1回に100gほど食べています。お米→トウモロコシ粉→そして今週はソバの実を食べていますが、アレルギーは出ていません^^来週は燕麦(オートミール)デビュー予定。

因みにお粥類はお湯で解くだけの粉末タイプのものが売っているのでとっても楽です~^^しかも種類も豊富!お米のみとか蕎麦の実のみのものから、ミルク入り、雑穀がゆ、かぼちゃ入り、野イチゴとリンゴ入りなどなど…




ほっぺちゃんは今、1種類の穀物のお粥を順番に食べていますが、一通り食べたら次はアレンジされたのもあげてみようと思います。ただ、甘い味に慣れてしまわないようにお砂糖入りのものはできるだけあげないよう原材料の表示を入念にチェックしますけど^^

日本ではお粥は手作りする人が大半だと思いますが、子育てと主婦業の両立って結構大変だと思います。なので、あくまで私の個人的な見解ですけど、大人用に作った料理にちょっと手を加えるでけで食べられるようになるまでは、市販のベビーフードに頼ってもいいと思います。

コメント