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国際女性デー :Международный женский день


3月8日は国際女性デーです。
ロシア語では Международный женский день (メジドゥナロードヌィー・ジェンスキー・ジェーニ)、またはこの祝日の日付だけを取って 8 Марта(ヴォセモーエ・マルタ)といいます。

国際女性デーとは?

国際女性デーはもともと1904年3月8日にアメリカ、ニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めてデモを行ったことがもとになっています。主に旧ソ連圏の国で国民の祝日として祝われています。

「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日であった国際女性デーですが、現代のロシアでは少し(だいぶ?)意味合いが違っているようで、女性であれば赤ちゃんからおばあちゃんまでみんな祝ってもらえます。

先日の祖国防衛の日(通称:男性の日)にプレゼントをもらった男性がそのお礼をする日でもあるので、ひな祭りと母の日とホワイトデーが一気に来るような感じです(笑)

国際女性デーに人気のプレゼントは?

最もスタンダードな物は、ずばり花です。

男性たちが家族や恋人、そして普段お世話になっている女性に花を贈るため、花屋さんはどこも大忙し。そして花の値段を普段の2倍、3倍と引き上げてホックホクです(笑)

因みに人気の花はミモザ、バラ、チューリップで、色とりどりの花束を持った男性や、それを受け取って幸せな顔の女性をそこかしこで見かけます。

Photo by Freepik 

因みに花を贈る際に注意しなければならないことが2つあります。

  1. 本数は必ず奇数であること
    偶数は2つに割れる数ですので、偶数本の花は「永遠の別れ」つまりお葬式の時だけに使います。
  2. 赤いカーネーションは避ける
    これはお葬式や墓前に捧げる花としてよく使われるから。ただ、奇数本ならお葬式以外の際でも問題ありません
    事実として、赤いカーネーションは2月23日の祖国防衛の日、そして5月9日の対ナチスドイツ戦勝記念日などのシンボルの花で、軍人さんたちに贈る花として人気があります。そのイメージが定着しているからか、女性に贈る花としてはあまり人気がありません。

そしてたいていの場合、家族や恋人には花だけでなく、ちょっとした(※)プレゼントも用意しなければなりません。

男性の日の定番プレゼントが靴下やシェービングフォームなのに対し、女性の日の定番プレゼントはジュエリー、コスメ、香水などなど…ホワイトデーの”3倍返し”なんて、かわいいもんです(笑)

先日ちょっと化粧品店をのぞいてみたんですが、香水コーナーに彼氏(or ご主人)連れがわらわらと集まっていました。

因みに我が家の場合は
・義父と、義妹の旦那さんから私へのプレゼント
・相方から義母と義妹へのプレゼント
・男性陣から娘へのプレゼント
は、男性陣の精神的疲労を軽減すべく、女性陣(大人)で事前に話し合って、お互いにリクエストしたものを贈りあう形をここ数年はとっています。
今年はネコちゃんのパッケージのハンドクリーム^^

プレゼントのほかには?

さて、この国際女性デー、花を贈っておしまい~ではなく、この日の男性は大忙し。

多くの家庭ではこの日、掃除、洗濯、料理に片付けなど、普段は主に女性がやっている家事仕事が男性に丸投げされます。

我が家の場合は毎年義両親と一緒にお祝いの食事をするのですが、さすがに大勢の分の料理を男性陣のみで作るのは大変(…というか後で私たち女性陣が色々と大変)なので、一緒に作るか、デリバリーを頼むことがほとんどです…(笑)

こうやって見てみると、家事もほぼしなくて済み、プレゼントのために頭を悩ませる必要もないうちの男性陣はラクですね。うちの女性陣は男性に甘いようです…(笑)

ちょっとロシア語

以前の祖国防衛の日同様、最後に国際女性デーのお祝いフレーズを勉強しましょう^^

……、とその前に、女性の日のプレゼントとして人気の花の名前もお勉強。

日本語ロシア語
バラРоза
ローザ
  
ミモザМимоза
ミモーザ
チューリップТюльпан
チュリパーン
ガーベラГербера
ゲルベーラ
スイセンНарцисс
ナルツィース


そして次はお祝いのフレーズ。

まずは短くて簡単なものから。
С Восьмым Марта!
ス・ヴォスィムィーム・マールタ!
(3月8日おめでとう!)
最初に書いたように、国際女性デーは、この日付で表すこともできるので、このような言い方ができます。

そして「国際女性デー」という言葉を使いたい場合はこのフレーズを使います。
С международным женским днём!
ス・メジドゥナロードヌィム・ジェーンスキム・ドゥニョーム!
(国際女性デーおめでとう!)

ところで、日本ではOKの前祝いですが、ロシアではNGです。
ですが、当日会う予定がない人にお祝いの言葉を言いたいということもあるかと思います。
そんな時にはこのフレーズを使います。
С наступающим праздником!
ス・ナストゥパーユシム・プラーズニカム!
(きたる祝日、おめでとう!)

このフレーズは祝日の前祝い全般に使える便利なものですので、この機会にぜひ覚えてください^^

最後に

今日はロシアの春の実質のメインイベント、国際女性デーについて書いてみました。

更新スピードは相変わらず振るいませんが、これからも自分なりのペースでロシアの習慣やロシア語関連のコンテンツを充実させていきたいと思っています。

気長にお付き合いいただければ幸いです^^




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