ロシアの伝統的な冬の靴とロシアの靴のサイズ
私が住む町リャザンは、1月の後半あたりに気温が-20℃前後まで下がる期間が1週間ほどあります。 ここ数年はあまり気温が下がらない年が続いていましたが、今年は何年かぶりに冬らしい冬が来たので、何気にうれしい(笑) しかもここ数日はなんと、その寒い週間の第2弾が到来中です。 もちろん寒いには寒いんですが、湿度があまり高くないので、風が弱ければ体感温度はそこまで下がりません。しっかりと防寒すれば怖いものナシ!寒冷地用のダウンコートや帽子、手袋などの小物、ヒートテックなどの下着は勿論のこと、足元が冷えないようにすることも重要です。 というわけで、今日はロシアの伝統的な冬の履物を2つ紹介します^^ フェルトのブーツ Валенки 1つめは Валенки(ヴァーレンキ) という羊毛フェルトでできたブーツです。 画像は Wildberries より ヴァーレンキは、袋状にした羊毛フェルトを水蒸気や熱湯で加工し縮ませて作るブーツで、モンゴルの遊牧民から伝わったと言われています。 きっちきちに縮ませたフェルト製なのであたたかいですが、防水性に欠けるのが玉にキズ。ゴムが発明されて以降は上の写真のようにゴム製のカバーが付いたタイプの物や、ゴム製の靴底がついているタイプの物などが売られるようになりました。中に羊の毛皮や人工毛皮がつけてあるものは更に暖かいです! 本来は白、ベージュ、グレーなどの自然な羊毛の色で無地なんですが、最近は刺繍などをしてある華やかなものも多く出回っています。都市部だとヴァーレンキを履いている大人はそんなにいませんが、子供の冬用ブーツとしては根強い人気があります。 もちろん合皮や撥水加工された布地と人工毛皮でできたブーツのほうが断然人気があるのですが、娘の幼稚園の30人グループに娘を含め数人のヴァーレンキユーザーがいます。そして街を歩いていてもヴァーレンキを履いている子供をちょくちょく見かけます。 毛皮のブーツ Унты 2つめは Унты(ウンティ) という毛皮でできたブーツです。 画像は Wildberries より これはロシアに住む少数民族、エヴェンキ人の冬の履物を現代向け(都市部向け?)にアレンジしたもので、 Унты という呼び名はエヴェンキ語で”履物”や”ブーツ”を意味する言葉、 Унта(ウンタ) から来ています。 ↓↓↓ エヴェンキ人については、...
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