自己紹介

相方の会社

突然ですが、私の相方は農業機械の製造会社で働いています。

耕筰機、収穫機、輸送のためのコンテナ(?)など、ロシアのソウルフードであるジャガイモの栽培に関連する様々な機械を作っている会社なんですが、この会社の上層部が中々”面白い”んです。

農業関連の機械を作る会社なので、ジャガイモを育て始める5月から、収穫し、翌年に向けて畑を準備する10月までは割と経済的に潤っています。ところが冬の間は注文やメンテナンス依頼があまり来ませんから、収益も激減します。そして春の訪れと同時にまた注文が入り始め、お金が入ってくる…このようなサイクルを毎年繰り返しています。

こんな時、普通ならどうするでしょうか?
私自身、会社経営に関する知識は全くないので、あくまで「こうするんじゃないかな?」程度の考えですが、
  • 繁忙期に稼いだ分を温存しておく
  • 社員の仕事量を減らし、相対的にお給料も減らす
  • 冬季の収入源になるであろう商品を考案・製造する
辺りが妥当なのではないでしょうか?

ところが相方が働いている会社、なんと毎年リストラしてるんです(爆)
シーズン直前に人を何人か雇って、シーズンが終わるといきなり解雇。もちろん求人案内には短期の仕事であるという説明はありません。文字通りの使い捨て…

相方が働いている設計部門も去年、長年働いていたベテラン設計士をイキナリ解雇。それと同じ日には新入りさんが2人目の子供が生まれて経済的に厳しくなり急きょ転職したので設計部は大パニック。

人事面の問題以外にも、まだまだあります。

販売部の人が自社製品のことを何も知らなくて、製品に南する問い合わせの電話をすべて相方に回してきます。つまり、販売部の人、完全にテレオペしてるだけ。彼の仕事はほぼ相方がやっています。それでもこの販売の人は社長の知り合いだか級友だかなのでクビにはなりません。

そして昨日、この人がまたやらかしてくれました。

専門的な言葉が入るのでわかりやすいものに置き換えて説明すると…

販 「注文入ったから、アイスクリーム3個作って!」
相方「え?アイスクリーム?うちはパン専門の工場ですよね?」
販 「これからはアイスクリームもつくるんだ!倉庫に牛乳とか卵とかあるからできるだろ!」

といった具合です。
この人、思い付きで製造経験のない製品を会社のサイトに載せて、注文も受けちゃったんです。それで、使う素材は同じなんだから作れるだろうって…無理に決まってますよね。
製造に関するノウハウも、製造ラインとか無いのに…
でもなんだかんだで作っちゃうんだろうな、アイスクリーム

ロシアの会社はどこもこうだというわけではありませんが、こういうところもあるんだな~程度に考えていただければ幸いです。

なにはともあれ、また相方の仕事が増えそうです。お給料は増えないのにね。
一時帰国もしたし、またしばらく日本には行かない(もとい行けないw)だろうから、そろそろまじめに転職でも考えてもらおうかな~と思う今日この頃です。


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