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【誰得生活情報@ロシア】ピアス事情

今日はロシアのピアス事情について書きます。

ロシア女子はピアス率が高い

日本ではアクセサリーショップや宝飾店に行くと、ピアスとイヤリングが半々ぐらいの割合で売っていると思います。
ですがロシアではピアスの方が圧倒的に多い…というより、ほぼピアスしか売っていません。

宝飾店だけでなく普通のファッション雑貨屋さんにもオシャレでかわいいピアスがたーくさん売っています。

ピアッサーはどこ…?

さて、そんなピアス大国で可愛いピアスを色々見ると、自分も欲しくなってしまうのが乙女心(誰の…)ですが、ピアスをつけるとなればもちろん、ピアスホールを開ける必要があります。

日本だと自分でピアッサーを買って開けるか、病院(皮膚科、耳鼻咽喉科、美容外科)で開けるのが一般的かと思います。

アクセサリーショップにはたいてい、写真のようなピアッサーが売っていて、誰でも気軽にピアスを開けられる環境ですね。(その割にピアス禁止の高校とかが結構あるのが不思議ですが…)
ところで、ロシアではピアスは山ほど売っているのに肝心なピアッサーが見当たりません。

みんな病院行くのかな?ピアス人口多いから病院ボロ儲けだな~!とか思ったら違って、なんと美容院*で開けてもらえるんです。

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美容院はロシア語で(Салон Красоты:サロン・クラサティ)といいますが、日本語でいうところの美容院よりも施術内容が多岐にわたります。

お店の規模によって多少の差はありますが、
髪関連の諸々から、ネイル、マッサージ、脱毛、ピアッシング、店舗によってはタトゥーまで、「美」に関する様々な施術を受けることができます。

費用などは?

耳にピアスホールを開ける場合、費用は地方差があるかもしれませんが、リャザンの場合、私が開けた時は医療用合金製のファーストピアス代込みで350~500ルーブルぐらいでした。
インフレもあるので今はおそらく600~1000ルーブルとかでしょうか。

ちなみに施術は Косметолог(コスメトログ:日本語だとおそらく美容師になってしまいますが、医師/看護師免許を持っていてピアッシングなどの施術もできる)が行います。

最初に在庫のファーストピアスの中から好きなものを選び、その後は穴を開ける位置を相談して決めます。

そしてホールを開ける部分を消毒し、ピアスガンにファーストピアスをセットしてバチンとやるのです。


その後はケアの仕方やセカンドピアスに付け替えられる時期(通常は施術から1か月後)についての説明があって終了。

消毒液なとは何種類か教えてもらえるので、自分で薬局に行って買う必要があります。

8年前に開けてもらった時の写真

ピアスの種類について

最後にロシアで売っているピアスの種類について少し書きます。

ロシア語でピアスは Серьги(セルギ)または口語表現で Серёжки(セリョーシキ)といいますが、形によっていくつかの呼び名があります。

形による分け方はいくつかあるのですが、インターネットショップなどで一般的に見かけるものを今回は紹介します。

一粒ピアス Пусеты

普段使いにちょうどいい一粒ピアスはロシア語では Пусеты(プセーティ)といいます。ジュエリーショップの一粒ピアスはスクリュー(つまりネジ)タイプが圧倒的に多いです。
くるくる回してつけなければいけないので装着するときは大変ですが、うっかり服などに引っ掛けちゃっても取れてしまうことはありません。

付けっぱなしにすることを前提に作られていると言っても過言ではありません(笑)


フープピアス Конго / Серьги-кольцо

輪の形をしているタイプのピアスは太さや輪の直径に関わらずすべて Конго(コンゴ)と呼ばれています。



お店によっては Серьги-кольцо(セルギ・カリツォ:輪ピアス)と表示しているところもあります。


ロングピアス Длинные серьги

一粒ピアスにチェーンがついたものや、開閉式の留め具がついたもの、フックタイプのものなどをひとまとめにしたカテゴリーが Длинные серьги(ドゥリーンヌィエ・セルギ) です。直訳すると「長いピアス」です。


みみたぶをはさむタイプの Зажимы

Зажимы (ザジームィ) はロシア語で「クリップ」の意味で、クリップのように耳たぶをはさむピアスもこの名前で呼ばれていますl。
フックタイプのピアスのようにも使えなくはないし、存在感大です。




チェーンピアス Цепочки

Цепочки (ツェポーチキ)はロシア語で鎖の意味で、その名の通り、細いチェーンタイプのピアスです。
真ん中あたりに耳にかけるための金具があるタイプと、反対側の端まで通し切るタイプのものがあります。




カフスピアス Каффы

耳の軟骨部分を挟むような形のカフスはロシア語では Каффы(カーフィ)と言います。カフスだけならピアスホールが無くても楽しむことができますが、ピアスとセットになっていてチェーンで繋がっているものもあります。

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