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★ロシアの家庭料理★ カバチョークのイクラ Кабачковая икра マヨネーズ入り ver.

かなり久しぶりの更新になりましたが、一家みんな元気にしております。

本業の方は絶賛夏季休暇中なのですが、ロシアの夏は冬支度の集中期間。昨今のアレやソレもあるので、家計と健康を守るべく(?)今日もガス台に向かいます(大袈裟)

さて、今回はロシアの冬支度の定番メニュー、カバチョークのイクラのレシピを書きます。以前にもレシピを書いたのですが、今年はちょっと違うレシピを試してみることにしたので、自分用の備忘録としてブログに書き残すことにしました^^

↓↓↓以前の記事はこちら↓↓↓

★ロシアの家庭料理★ おかず?ソース? カバチョークのイクラ Кабачковая икра



材料

 いつも通り、材料と、ロシア語の単語を一緒に見ていきましょう。

0.5ℓ瓶7本分

  • カバチョーク(кабачок)皮をむいて種とワタを取った状態 4㎏
  • 人参(морковь) 300㎏
  • 玉ねぎ(лук) 500g
  • トマトピューレ(томатная паста) 250g
  • マヨネーズ(майонез) 250g
  • パプリカパウダー(паприка молотая) 小さじ山盛り1
  • 塩(соль) 大さじ1杯半
  • 砂糖(сахар) 大さじ山盛り2
  • 植物油(растительное масло) 50㎖
  • お酢(столовый уксус) 大さじ3

毎回のことながら、こちらで紹介するのはベーシックなものなので、お好みでハーブやスパイスを加えてください。



作り方

  1. カバチョークの皮をむき、種とワタを取って適当な大きさに切る
    (小さめの若いカバチョークを使う場合は皮むき&種取は不要)



  2. 処理済のカバチョーク4kgに、塩を大さじ1杯半かけて、軽く混ぜて10〜15分置き、水気が出たら中火にかける



  3. カバチョークは時々混ぜつつ20分程煮る。
    その間に玉ねぎと人参を準備。


  4. 玉ねぎは適当に薄切りして油で炒め、人参は目の大きいおろし金でおろす



  5. 玉ねぎがしんなりしたら人参を加え、弱めの中火でじっくり炒める


  6. 人参と玉ねぎに火が通ったら、カバチョークのところに入れ、時々かき混ぜつつさらに30分ほど弱火で煮る。


  7. トマトピューレとマヨネーズ、砂糖とパプリカパウダーを加えて混ぜる


  8. いったん火を止め、ブレンダーを使って攪拌する
    (我が家は残り物のトマトソース使ったから種が見えてますが、材料通りならオレンジ色一色のキレイなピューレになります)


  9. 再度火をつけ、木べらなどで混ぜながら弱めの中火で15~20分煮る。
    これが一番の重労働。時間は目安なので、温度計がある場合は最終的に95℃ぐらいになるまで頑張ってください。
    底をこするように混ぜるとはねにくいですが、動きを止めるとすぐはねるのため火傷にはくれごれもご注意ください。

  10. 最後に濃度9%のお酢を入れ2、3分煮たら、煮沸した瓶に入れ、同じく煮沸した蓋をする。

  11. 蓋を下にして置き、タオルなどをかけて冷ます。

  12. 冷めたら出来上がり。
    冷暗所(心配な場合は冷蔵庫)で保存してください。

最後に

カバチョークのイクラはパンに塗って食べるのが一般的なのですが、パスタソース代わりにしたり、牛乳でのばして調味料を足してスープにしたりと色々なアレンジができます。

個人的にはミートボールやハンバーグを煮込むソースに使うのもお勧めです。

ところで、ロシアのお酢について、ひとつ気を付けていただきたいことがあります。

ロシアのレシピサイトを見ると、9% уксус (девятипроцентный уксус:濃度9%のお酢)と言うのがよく出てきます。

日本で売られている一般的なお酢の濃度は約4%だそうなので、ロシアのお酢は倍以上の濃さということになります。

ロシアで広く売られている(そして一番安い)お酢は、この9%のお酢の他にもう一つ、濃度70%の物もあります。


濃度70%のお酢(たいていは小さいガラス瓶)は、ピクルスと作る時にちょこっと入れるなど、基本的には瓶詰を大量生産する時の保存料として使います。

日本のお酢が4%なので、70%のお酢が取り扱い注意の危険な液体であることは容易に想像できるかと思います。

病院沙汰になりますので、絶対にそのまま味見しようとしないでください。

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