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今日はグルジア(ジョージア)料理に欠かせないソース、トゥケマリのレシピを紹介します。
トゥケマリとは
トゥケマリとは、グルジア(ジョージア)に育つスモモの品種、またはそのスモモを使って作ったソースの呼び名です。
トゥケマリソースは、スモモで作ったピューレにニンニクやハーブ、香辛料を加えて作ったもので、肉料理や魚料理などに添えて出されます。
※伝統的なレシピではトゥケマリ、または Алыча (アルィーチャ)と呼ばれる種類のスモモを使うのですが、うちのダーチャには無いので、今回は代わりにプラム(セイヨウスモモ)を使って作ります。
両者の違いについてですが、色やサイズ、とれる地域などが違います。トゥケマリは中くらいの梅ぐらいのサイズで、色は黄色~赤です。
トゥケマリ |
セイヨウスモモは大きめの梅ぐらいの大きさで楕円形。皮は紫色で、日本ではこれを乾燥させたプルーンがよく知られています。
セイヨウスモモ |
本場の人には違う種類のスモモを使ったソースはトゥケマリじゃない、と言われてしまうかもしれませんが…ロシアでの代用品としてセイヨウスモモはよく使われています。
材料
- セイヨウスモモ(Слива)1㎏
- 水(Вода) 50㎖
- 砂糖(Сахар) 大さじ1
- 塩(Соль) 小さじ1
- にんにく(Чеснок) 3,4片
- コリアンダー(Кориандр) 大さじ1(挽いてあるもの)
- パクチー(Кинза) 一束
- 赤トウガラシ(Перец Чили) 少々(我が家は子供も食べるので入れませんでした)
これはあくまで基本の材料なので、これにさらにディルやバジル、ミント、オレガノなど、皆さんのお好みのハーブやスパイスを入れて、カスタマイズしてください(笑)
作り方
- スモモを洗ってヘタを取る
(虫などが心配な場合は、面倒ですがひとつひとつ切って中を確認する) - 鍋にスモモと水を入れ、中火にかけ、15~20分ほど煮る。焦げ付かないように時々木べらで鍋の底をこするようにかき混ぜる
- スモモを煮ている間にハーブをみじん切りにし、にんにくは皮を剥いてをすりおろす
(ハンドブレンダーがある場合はハーブはざく切り、にんにくはすりおろさなくて OK) - スモモを裏ごしして種を取り除き、出来上がったピューレを鍋にもどす
- ④を弱めの中火にかけ、塩、砂糖、にんにく、ハーブ、スパイスを加える
- ⑤を焦げ付かないように混ぜながら、とろみがつくまで煮詰める。
(ハンドブレンダーがある場合は途中で滑らかになるまで撹拌する)
※ソースが跳ねるのでやけど注意 - 煮沸消毒した瓶に詰めて蓋をし、冷ましたら完成!冷暗所で保存してください。
最後に
できあがったトゥケマリソースの味ですが、梅ジャムせんべい(知っている人、少ないでしょうね…)の梅ジャムをエスニックな味にした感じです。
梅干しのような独特の酸味とほのかな甘み、そして各種ハーブやスパイスの香りがクセになります。
ステーキやシャシリク(串焼き肉)につけて食べたり、鶏肉を漬け込んでから焼いたり、焼いたジャガイモにかけたりと、色々な使い方ができるので、プラムが手に入ったらぜひ作ってみてください^^
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