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【ロシアの祝日】祖国防衛の日 День защитника Отечества

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本日、2月23日は「祖国防衛の日」というロシアの祝日です。 ロシア語では День защитника Отечества (ジェーニ・ザシートニカ・オチェーチェストヴァ)と言います。 By freepik 祖国防衛の日とは? もともとはソ連時代の赤軍の日で、第一次世界大戦でドイツ軍に対抗するため、ロシアで最初の労働者・農民から構成された赤軍が組織されたことを記念する日でした。 ソ連崩壊後は解釈が変わり、軍関係者か否かに関わらず、男性全体に感謝する日となっています。日本で言うところのバレンタインデーのような感じで祝われています。 祖国防衛の日の過ごし方 今年、2021年は祖国防衛の日が火曜日なので、前の週の土曜日(20日)が労働日になり、その分月曜日(22日)が休みになりました。なので、一般企業に勤めている人は日曜日から火曜日まで3連休になります。 当日には全国でパレードやコンサートが行われたり、戦争に関するテレビ番組、映画などが放映されます。 この日は実際に戦争に行って戦った元軍人のおじいさんたちはもちろんのこと、現役の軍人さんたち、そして軍人ではない男性、将来軍に入る(かもしれない)男の子まで、男性は皆もれなく祝福されます。 我が家の場合は男性の日はちょっとしたプレゼントを渡し、皆でいつもよりちょっと豪華な食事を作って食卓を囲みます。 プレゼントはどんなものを渡す? 祖国防衛の日のプレゼントはシェービングフォームや靴下が定番のようで、2月になると大型スーパーの季節用品コーナーには男性用化粧品や靴下などが大量に並びます。 中にはちょっと笑える商品もあって、例えばこんなもの↓↓↓ これ、実はチョコレートなんです。 パッケージも結構しっかりとパロってあって、なかなか優秀(笑) 少しロシア語の話 ここで少しロシア語のお勉強。 祖国防衛の日のお祝いを解説付きで紹介します。 「祖国防衛の日、おめでとう!」 をロシア語で 「 Поздравл я ю с дн ё м защ и тника От е чества! 」 ( パスドラヴ リャー ユ ・ス・ ド ニョ ム ・ザ シー トニカ・オ チェー チェストヴァ!) または短縮版で 「 С  дн ё м  защ и...

ロシア(主にリャザン)のコロナウイルス関連情報 (超個人的な)まとめ 2021年

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2021年の ロシアのコロナウイルス関連の話をここにソース付きでまとめます。 2020年の分は こちら 出てくる情報を全て載せることはできないので、私個人が「これは!」と思ったもの、もしくは私自身や私の周りの友人・知人に影響が及ぶであろうもののみにとどめます。予めご了承ください。 Image by  Freepik 新しいものが上にくる形で書いていきます。 まず、現在の感染者数の状況は こちら で確認できます。 2021年 2月 8日 高等教育機関、対面式の授業を再開  ソース(ロシア語) 昨年9月に対面のリモートの半々の混合形式で年度初めを迎えたリャザン大学。その後80%リモートに移行し、11月からは65歳以上の教員、妊娠中または14歳未満の子供がいる女性、持病がある人は完全リモート体制になりました。 その状態でかれこれ約4か月やってきたわけですが、ここ最近の”感染確認者”の減少、そして予防接種が本格的に始まったことを受け、2021年2月8日から ”ほぼ” 全面的に対面式授業が再開しました。 とはいえ、 65歳以上の教員の授業 30人以上学生がいる授業 は未だにリモート形式なので、その日の時間割に上記の授業がある場合はほかの授業も自動的に全てリモートですることになっています。 2021年 1月27日 モスクワで飲食店の深夜営業再開  ソース(ロシア語) 感染拡大対策として飲食店やナイトクラブなどの営業が23時から翌日6時まで禁止されていたのですが、モスクワでこの制限が解除されました。 リャザンは引き続き、2月末まで飲食店やナイトクラブの深夜営業の制限が続きます。

ロシアの伝統的な冬の靴とロシアの靴のサイズ

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私が住む町リャザンは、1月の後半あたりに気温が-20℃前後まで下がる期間が1週間ほどあります。 ここ数年はあまり気温が下がらない年が続いていましたが、今年は何年かぶりに冬らしい冬が来たので、何気にうれしい(笑) しかもここ数日はなんと、その寒い週間の第2弾が到来中です。 もちろん寒いには寒いんですが、湿度があまり高くないので、風が弱ければ体感温度はそこまで下がりません。しっかりと防寒すれば怖いものナシ!寒冷地用のダウンコートや帽子、手袋などの小物、ヒートテックなどの下着は勿論のこと、足元が冷えないようにすることも重要です。 というわけで、今日はロシアの伝統的な冬の履物を2つ紹介します^^ フェルトのブーツ Валенки 1つめは Валенки(ヴァーレンキ) という羊毛フェルトでできたブーツです。 画像は Wildberries より ヴァーレンキは、袋状にした羊毛フェルトを水蒸気や熱湯で加工し縮ませて作るブーツで、モンゴルの遊牧民から伝わったと言われています。 きっちきちに縮ませたフェルト製なのであたたかいですが、防水性に欠けるのが玉にキズ。ゴムが発明されて以降は上の写真のようにゴム製のカバーが付いたタイプの物や、ゴム製の靴底がついているタイプの物などが売られるようになりました。中に羊の毛皮や人工毛皮がつけてあるものは更に暖かいです! 本来は白、ベージュ、グレーなどの自然な羊毛の色で無地なんですが、最近は刺繍などをしてある華やかなものも多く出回っています。都市部だとヴァーレンキを履いている大人はそんなにいませんが、子供の冬用ブーツとしては根強い人気があります。 もちろん合皮や撥水加工された布地と人工毛皮でできたブーツのほうが断然人気があるのですが、娘の幼稚園の30人グループに娘を含め数人のヴァーレンキユーザーがいます。そして街を歩いていてもヴァーレンキを履いている子供をちょくちょく見かけます。 毛皮のブーツ Унты 2つめは Унты(ウンティ) という毛皮でできたブーツです。 画像は Wildberries より これはロシアに住む少数民族、エヴェンキ人の冬の履物を現代向け(都市部向け?)にアレンジしたもので、 Унты という呼び名はエヴェンキ語で”履物”や”ブーツ”を意味する言葉、 Унта(ウンタ) から来ています。 ↓↓↓ エヴェンキ人については、...